レスミルズ好きの皆様こんばんは。
梅雨シーズン真っ只中いかがお過ごしでしょうか?
いわしでございます。
さて一年でもっともハードな季節がやってきましたね。
そう我がホームではスタミナを激減させる超絶ヤバめの湿気と暑さのダプルバンチのシーズンでございます。
なにもしなくても湿気でミストサウナの如く汗が吹き出し、そしてトレーニングしようものならたまるほどの滝汗が…常に脱水との戦いでもありますね。
そんなハードな季節に解禁となりましたレスミルズ新曲シーズン。そろそろ一巡したくらいでしょうか。
今回も四半期に一度の新曲感想&解説をしていきたいと思います。
あくまでも個人的な視点と感想なので、プロの皆様温かい目でみてくださいね(^^;
BP125-1
ウォーミングアップ。
近年のおおよそウォーミングアップとは思えない詰め込み式は今回も健在。
プレートを使ってのオーバーヘッドバックステップランジもきちんとありますよ(^^;
そして今回は二回もプッシュアップパートが。
これまでは動きの基本を確かめる要素が高かったものの、最初からなかなかに心拍数をあげていくようなメニューで、これだけでも軽く汗かけますよ(笑)
BP125-2
スクワット。
とんでもない数のレップ数があるわけではないものの、気がつくとガッツリと太ももとかがダメージきていることに気づかされる今回のスクワット。
その主な要因となっているのは主軸のコンビネーションである
『2シングル、1&3』のコンボ。
シングルあとにくる1&3は3カウントでゆっくりと立ち上がるのでじわじわとボディブローのように腿や尻に乳酸がたまってきます。
そして後半の追い込みではこのコンビネーションに続いての4ボトムハーフパルスが太ももに止めをさしてきます。
スタンス的にはワイドスタンス、そしてワイダースタンスとあり、曲自体の緩急が激しいおかげかリズム取りが難しい傾向にあります。
速さにつられてしまうとスクワットも浅くなってしまいがちなので、しっかりとメリハリつけてやっていきましょう。
BP125-3
チェスト。
曲自体は有名でこれまでもパンプやコンバットで擦り倒したブラックアイドピースの有名なナンバー。
原曲はなかなかにテンポ速いですが、チェストバージョンではまさかのBPM落としてのミックスバージョンです。
種目としてはバーとステップ台使ってのプッシュアップのみ。
全体的にゆっくりめの展開でありながら、3パルスが入ったりしているためか、そんなに派手にやった感じでもないのにダメージはしっかりと残っている印象です。
ベンチプレスからのプッシュアップまでの移行時間が結構短いのでベンチプッシュアップの頭から揃えていくのはなかなかに至難の技。
まぁ休憩らしい休憩もないので、しんどいときは意図的でも一呼吸置いてやるのも手ですね。
BP125-4
バック。多分今までのパンプ史上珍しい『一度も肩から上に上げないバック』トラック(笑)
種目としてはバーとプレートを使った内容ですが、結構バックの種目で『クリン&プレス』が苦手だという人多いですよね。
安心してください上げませんよ(笑)
しかし、今回その上げないことが後悔するくらいなかなかにきつめなコリオ内容です。
まずはオーソドックスにスーパースローや2&2のデッドリフト、そしてデッドロー。ここで徐々に背中の筋肉を温めていきます。よきところでほぐれてきた具合のところでやってくるのが今回の目玉となる
『2ハイプル、1ハングクリン』
のコンビネーション。
ハイプルは久しぶりに登場しますがクリン&プレスの第一段階、バーを持ち上げながら爪先を上げる動作のコリオ。力が最初にかかるので背中に来るんですねぇ。
そしてハングクリンはハイプルからの第二段階で上げたバーをクルっと返すと共に下に潜り込むようにしてプレス前の動作へ持っていくコリオ。返すと同時に下に潜り込んで支えるという一連の動きがピックアップしてみるとまぁハードなんです。
このコンビネーションは都合3セット登場しますが、2セット目以降はさらに鬼の追い込みが入ってきます。それがコンビネーションあとにくる連続4ハングクリン。ここでかなり心拍数が爆上がりすることでしょう。
コンビネーション合間に出てくるプレート種目は大きいプレートを使って腕を上に引き上げる『プレートローイング』。感覚的には片手のデッドローなんですが、より細かい背中へのアプローチが必要なので注意です
BP125-5
トライセップス。
二の腕の種目ですが、今回はかなりの詰め込み具合となっています。
最初はバーを使ってのプレス、エクステンション、そしてプルオーバーのフルコンボ。2種目目はベンチを使ってのディップス。三種目目はプレートを使ってのキックバック、そして最終種目がプレートを使ってのオーバーヘッドエクステンション。
プッシュアップ以外は全部詰め込んだまさに『トライセップスの幕の内弁当』
といったところでしょうか。
これだけやればまあハードなのは分かりますが特に個人的には全体重が乗っかってくるディップスが凶悪。
ウェイトのあるものにとってはこれはほんの数回でもかなりダメージですが、追い込みの3パルスがキツいキツい。
そのダメージを引きずったままのキックバックはなかなか腕も上がりませんね。
ちなみにキックバックのパルスは肘は90°そのままで上半分だけでパルスです。肘動かすと効果は半減しますのでご注意を。
最後のオーバーヘッドエクステンションはトドメとばかりの16パルス。もはや痛めつける一歩手前まで追いこむ感じですね今回は(^^;
BP125-6
バイセップス。
スタンダード化したお馴染みのプリーチャーカールは今回もたっぷりありますよ(笑)
このプリーチャーカールを主軸にバーとプレートを使った種目が登場しますが、前半はバーを使ってのプリーチャーカールで、シングルのあとにトリプル仕様のコンビネーション。
そして後半は新ムーブとなるプレートを使ったプリーチャーカールその名も
『オルタネイト・シングルアーム・プレートプリーチャーカール』
……長い!
まぁ要するにプレートを持って片方ずつプリーチャーカールをやるってこと(^^;
バーでのそれよりもシングルアームなのでよりピンポイントな攻めになるのが特徴です。
バイセップスローとは似て非なるものなので注意を。前屈みで腕を真下に伸ばし、そこから肘を支点としてカールするのをプレートでも意識すれば効き目もバッチリでしょう。
重さによっては物足りないという方にはオプションとしてこのプレートパートもバーで行うというハードめなものもありますよ。
まぁバーの方が重くなりますからより効き方もちがってくることでしょうな。
なおプレートパートではプリーチャーカールのあとにシングルカールからのミッドレンジパルス✕8があるので、これをバーに変えると相当強度も変わってくるんじゃないでしょうか。
BP125-7
ランジ。
プレートを使っての自重トレーニングが主体ですが、今回はステップ台を使っての段差のランジとなるため、いつもよりも安定性に難がでてきます。
オープニングはステップ台に上がってのスクワットから。ここで足への負荷をかけてきてからのランジへ。
まずは前足をステップランジにのせてランジパルス。ここで十二分に足を攻めてから一旦直立。そこから動かない足を支点にしてバックステップランジ、一端戻してステップ台に足をのせてランジという『ウォーキングランジ』。
本来なら支持する足を起点にバックステップからそのまま足を前に大きく踏み込んでステップランジを踏んでランジ、また大きく踏み込んでバックステップランジとなるのですが、ステップ台が滑ることと、動き的に足元が見えないことから慣れるまでは一回ごとに足を戻してからそれぞれの動きで。ランジ自体もですが、体幹バランスの要素も強いので疲労で足を滑らせて転倒することのないように、パンプで疲れての転倒は立ち直れないですからねなかなか(^-^)
BP125-8
ショルダー。
前半プレート、後半バーという構成です。
プレートでは久しぶりとなる『コブラ』が登場。このコブラですが、胸を張って両手を真横より少し後ろに伸ばしたままおじきするように前屈みに。すると先程の伸ばしたままの両手が自然と後ろに引き延ばされます。
このコブラは見た目派手ではないものの、結構疲労がたまってきて、後半しんどくなってきます
また、後半はゆっくりめのショルダープレスからスタート。シングルプレスから追い込みでスクワットプレスか出てくるので、、いかにこれを仕上げてくるかがみそです。そしてコブラの効果が毒のように染み込んできまして疲れてきますので分かりやすく上がりにくくなってきます。
プレートでは第3セットめは出てきました『Tレイズ』からのトリプルパルス。ここで肩はまちがいなくバッキバキに。
BP125-9
コンディショニング。
種目としては三種でそこまで多くはないけれど、きちんとコアの鍛えられるメニューです。
まずは『ヒップブリッジ』からスタート。
途中お尻を上げたまま足をエアウォーキングさせるなど、なかなかトリッキー。
体幹に自信がないという方は、ヒップブリッジをそのまま続行してクリア。
第2種めはホバー。16カウントほどホールドしたあとにローリングホバーが登場。今回は肘を曲げるバージョンのローリングホバー。ここで腹斜筋がガッツリと鍛えられます、
三種めはクロスクロウル。最初は肘と膝をくっつけるようにですが、最終は爪先と指で交互にくっつけて行うハードバージョンにまで発展ありますよ。
BP125-10
クールダウン。
今回起用された楽曲はマライアキャリーの有名曲『ファンタジー』。みんなが知ってる曲でのストレッチてなかなかないですよね
特別特殊な動きやコリオは見当たらないものの、酷使した下半身中心のストレッチなのでダメージを残さないためにもしっかりと伸ばしておきましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回もなかなかな内容ですね。
トータルしての60分マスタークラスの強度自体は体感的には前回よりも少し落ち着いたかんじではありますが、所々に突出してキツい所もあります。
注目はバックでしょうか。
プレスのないバックというのは過去のデータからみても珍しいのは間違いないです。
そしてこれが強度的にも結構ハードなんですね。上げないのに(^^;
最後の最後まで上げることがないので、なんか最後くらいガンと上げて終わった達成感出したい衝動にかられてしまいます(^^;
そして外せないのはトライセップスですねぇ。
内容も盛り沢山なんですが、個々の種目の強度、そしてそれぞれが経過したあとにくる累積ダメージは相当なもんです。
体重が重い私としては特にディップスの競技は体重がもろに両方の二の腕にかかるので終わったあと言うことを聴かなくなるんですね。
その流れで始まるバイセップスはプリーチャーカールも慣れてきたものでそこまでキツくもないかと思いきや、新ムーブ登場とまだまだ進化は止まりませんね。
ランジは今回はステップ台を使っての各種ランジがなかなかトリッキーです。
ただ滑りそうで怖いというか、慣れるまでは時間はかかりそうですし、インストラクターも一旦足を揃えてからを推奨してますからね。
曲自体はチェストの曲はもうレスミルズ好きなら有名な曲ですね。
パンプではシリーズ57のバイセップスで原曲の速さでしたけど、今回はリアレンジで新鮮というか。トライセップスもクラブでは大ヒットしているナンバーでダンス好きならおっと思う内容でしょう。
そしてクールダウンのマライアキャリー。ここ最近40代くらいがグッとくるアーティストの選曲がチラホラありますが、モチベーション向上のためにもありがたいですね。
そんな感じですが、ボディパンプ新曲125今回もなかなか楽しめる内容だと思いますよ
残りシーズンこれを暇潰しにみてもらい、楽しみのカテとしてみてくださいませ
それではまた次回まで