ポール・ナッシーが3役を演じるゾンビホラーをAmazonプライムビデオで観ました。初見。
監督はレオン・クリモフスキー。予告編はコチラ。
ロンドンで墓場泥棒夫婦が出現。女性の死体から指輪を奪おうとすると、ゾンビとして生き返った女性に殺されます。ゾンビとなった女性はグロリア。同じ頃、いとこの彼女を亡くしたばかりのエルヴァイラ(ロミー)は恋人の精神科医ローレンスに連れられて、最近話題になっているヒンズー教のインド人導師クリシュナ(ポール・ナッシー)の道場を訪問。やがて、別のゾンビがエルヴァイラの家族を惨殺。立て続けの不幸でますます傷ついたエルヴァイラは、地方都市に引っ越したクリシュナの自宅を訪問。電車で最寄り駅に到着すると、駅長からクリシュナの引っ越した家が"悪魔の家"と昔から忌み嫌われている場所だという情報を聞きます。クリシュナに快く迎え入れられて、しばらく滞在することになったエルヴァイラ。クリシュナの助手をしている女性は、導師と親しげな彼女に敵意むきだし。その夜、エルヴァイラは悪魔の手下に拉致されて悪魔(ポール・ナッシー)に襲われる悪夢を見ます。
少しずつ仲間を増やして殺人を繰り返していくゾンビたち。彼女たちを操っているのはちょっとひょうきんな覆面をしている謎の男で、殺された女性はもれなく覆面男の下僕として、ゾンビ軍団のメンバーに正式加入するシステムのようです。やがて、連続殺人事件の異常性に気づいた警察がさまざまなオカルトに精通しているローレンスに相談すると、現場の状況証拠からブードゥー教の呪いで復活したゾンビの仕業であると判明。さらに、これまでの被害者はかつてインドに住んでいた名家の女性ばかりで、次はエルヴァイラの身が危ないと判断。そのエルヴァイラはクリシュナから真相を聞き出します。ゾンビを操る覆面男は自分の兄カンタカ(ポール・ナッシー)で、インド在住時に自分を殺そうとした英国人たちへの復讐を実行している最中で、クリシュナ自身も兄に無理やり協力させられているとのこと。彼女は急いで逃げようとするも、すでにゾンビ美女軍団に囲まれていて・・・というのが大まかなあらすじ。
原題は「La rebelión de las muertas」。"死んだ女性たちの反逆"という意味。ゾンビと縁が深いブードゥー教だけでなく、ヒンズー教も絡めた珍しい設定。インド時代に交際していた英国人の恋人を殺したことで被害者の家族や関係者に家ごと燃やされる報復を受けて、生き残った犯人が英国に帰った関係者の娘を皆殺しにしようとしたというんですから、完全に逆恨みです。殺した女性をゾンビにする必要性は特にない気もします。美女ゾンビの襲撃シーンがスローモーションで、少しだけペキンパー風味あり。缶詰をグイグイ押し付けて首を掻き切る殺戮行為はなかなか斬新でした。他に、金粉女、シースルーゾンビ、ヘンな覆面女も出てくるし、エロとバイオレンスのサービス精神も及第点。エルヴァイラが兄弟に殺されそうになったところで、手下の女性が裏切ってカンタカを刺殺。その女を遅れて到着した刑事が銃殺して一件落着。1人3役を演じるポール・ナッシーが脚本も手がけていて、麻薬の影響でこんなストーリーになったと告白しているとのことです。







