つながり 2011年富士登山 ~どんな時も仲間と一緒!?~
新7合目を出発しようとする我々を見送ってくれるかのように二匹の犬が小屋から顔を出していた。
犬好きの私はたまらなくかわいいその姿をパチリと1枚させてもらった。
ギラギラの日差しの中登山はグングン進んでいた。7人となったパーティーは各々のペースで一歩一歩確実に霊峰富士を踏みしめていた。
時折手のひらを広げると富士山からパワーをもらえるような冷たい空気を感じていた。無理をせずゆったりと登ると40分程で本7合目、標高3200mに到着した。
しばらく休憩し、登山を再開すると眼下には富士登山ならではの景色が。。
雲が自分よりも下の位置にある。私はこの景観がものすごく好きで夢にも出てくるくらいなのである。何が良いかって、雲の上というのは小学生当時は天国があると思っていたところであり、そのくらい当時から神秘的に感じていた場所であこがれの光景なのである。
なんとなく元気をもらい、さらにガシガシ登山を進める。
本8合目はあっけなくやってきた。正にやってきたという表現がぴったりではないかというくらい余裕があったのだ。
楽だったな~と会話をし、荷物を降ろしベンチに座って疲れを癒していると・・・・・・・・・
気付くと私を含む7人全員が爆酔していたのである!!!
確かに全員徹夜で登ってきたのだがこんなことは始めてであった。1人、また1人と目が覚めるとそれぞれがすっきりした顔で「寝ちゃったよ~」という感じであった。私に至ってはわずかな頭痛と手のしびれが完全に消えてなくなってしまったのである。
同じ場所で同じ時間睡眠をとり、ますます7人の結束力は高まって頂上に向け、再スタートを切ることにした。
つながり 2011年富士登山 ~新七合目で新バカ殿誕生~
新6合目に到着しここまでは全員そろってから行こうという話になった。最後のK氏が到着するまですでに20分
待つ状況である。
「みんなが待っててくれるとは思わなかったよ~」とK氏。
待ってて良かった。それはK氏の姿を登山で見たのはこの時が最後であったからなのだ。。。
後から聞いたのだがK氏率いる3人がこの後パーティーとなり山頂を目指したのだが本7合目までに5時間かかり、頂上までは何時間かかるのかと絶望し下山したそうである。。。
再び登山がはじまった。
夜が明けてきて気付いたのだが本日の富士山は晴天なりであった。晴天といえば響きは良いが、容赦なく太陽の光が照りつけるギラギラジリジリヒリヒリ陽気なのである。
あついあついと思いながら新7合目に到着。5合目~6合目に比べれば随分短い行程である。
新7合目でベンチに座り日焼け止めを塗ることにした。私は普段この手のものは一切使わないがあまりの日差しの強さにやけどを恐れ使うことにした。
ふと目の前を見ると仲間の1人ブーシーが顔に日焼け止めを塗りたくっていた。尋常な量ではないくらい。。。
ブーシーも普段はこの手のものは使わないようなのだがそれにしても。。。。わかるだろ。。。。
あっという間にバカ殿一丁上がり。
ひと笑したところで次を目指し腰を上げるのであった。
つながり 2011年富士登山 ~暗闇登山~
「1人たりないぞ~」
ようやく全員が一人足りない事に気付いた。
ふと周りを見渡すと10人しか姿が見えなかった。どうやら1人がトイレに行っている間に出発してしまったらしい。
ようはそのくらい周りが真っ暗で見えていなかったのである。
11人のパーティーでライトが1つとはいかにも心細い限りであった。しかも須走の5合目~6合目の序盤は森の中を進む極めて見通しの悪いコースであった。更には段差の多いこと多いこと多いこと。。。。。
何度も何度も躓きながら30分ほどでスパ~ンと視界が開け、山中湖らしきものと雲の合間から燃える炎のようなまぶしいオレンジ色の光がズンと飛び込んできた。太陽である。
「ふあ~すげ~」という気の抜けてしまった感じでしばし見とれてしまうのである。
雲の合間から御来光を拝見し、有難い気分にどっぷりとつかってしまっていた。いっそこれを見たから下山しちゃってもいいやとも考えてしまった。いやはややっぱり登りきる自信がないんだよな~という感じである。
しばらく森を出たり入ったり6合目を目指して歩いて行くとあたりはだいぶ白けてきたのであった。
。。。。。。。う~んなんか頭が痛いな~
なんとなく不安な気持ちになりながらようやく新6合目に到着したのであった。

















