河内長野・富田林・大阪狭山 車の車検・修理・カスタム Auto car lounge A.R.I -20ページ目

河内長野・富田林・大阪狭山 車の車検・修理・カスタム Auto car lounge A.R.I

大阪の河内長野で小さな車屋を営んでおります。
毎日の出来事を綴っていきたいと思いますので
みなさんどうぞ覗いてってください。お願いします。

今回も当店のブログをご拝見いただきこちらのイストの修理のご依頼をいただきました。

何でも、こちらのイストはつい2週間前にあるガソリンスタンドで車検を受けたそうですが車検入庫の際に指摘した所がまったく整備されていなくて車検だけは通った状態でお車を返却されたと言う事です
こちらのイストは当店にお客様が乗ってこられた時点で異音を発しながらご入庫いただきました

今回、修理入庫を希望された原因がこれなんだとわかるレベルの異音。。なぜその車検を実施したガソリンスタンドのお店はこれがおかしいと思わないのか謎で僕にはちょっと理解できませんね。。笑

早速、お車を預かりエンジンルームをのぞいてみます
エンジンルームがとても綺麗です。今回のそのガソリンスタンドではオイルやオイルエレメント、エアエレメント、ブレーキオイル、バッテリーを交換されたそうで肝心のお客様が指摘をした異音の部分に関してはこれはこんなもんですと言われたそうな。。

まずはエンジンをかけてみます。

この動画では少しわかりにくいかもしれませんがエンジンの始動後ゴロゴロゴロゴロとすごい音がしています。

この音を聞いて「この車はこんなもんです!!」て。。。逆にその言い訳は無理があるでしょ?笑


どこの自動車屋さんもそうですがみなさん色々な考え方があったりでうちはあんまりよそのお店の批判はしないですが車検で消耗品などを交換しているのに肝心の部分を直さないてこれはアカンと思います。。

何の為の車検なんでしょ???理解に苦しむっすね。



さて!それでは故障診断に入っていきたいと思います

まずはエンジンカバーを外して整備しやすくします

異音の原因はおそらくエンジンまわりの回転部分から出ていると考えられます

回転部分とはこのエンジンの外にある補機ベルトの部分です。

まずはベルトを緩めていきます

こちらのイストは一本ベルトになっていて比較的簡単にベルト交換ができます

こちら下から見たベルトの部分です

こちらのベルトを外してまずは、この回転部分のプーリーが付いている部品などをひとつひとつ点検していきます

そして異音の原因はこれかな?とまずは疑う部分を点検

こちらのウォーターポンプと言う部品のプーリーを横方向に手で動かすと微妙なガタがある事がわかります。

今回このウォーターポンプの中にあるベアリングのガタが原因で異音が発生している事がわかりました。


こちらがウォーターポンプのプーリー
このウォーターポンプがベルトによって回転し、エンジンを冷やす為の冷却水をエンジン内に循環させる役目を担っています。

さっそくウォーターポンプのプーリーを外します
プーリーは3本のボルトでついてます。

こちらが今回異音の原因になっているウォーターポンプ本体です

よく見るとウォーターポンプのハウジングからラジエーター液が漏れてきている事がわかります。

こちらが外したウォーターポンプです
ウォーターポンプは国内有名ベアリングメーカーのGMB社の刻印が入っています

ウォーターポンプを外したあとはパッキンの役目をしているガスケットを外し接着面の清掃の為にオイルストーンで表面を磨いていきます

こんな小さな細かい作業をする事によって後々ラジエーター液の小さな漏れを抑制することができます。
これほんまに重要!!


そしてこちら新旧のウォーターポンプ比較

新品のウォーターポンプもGMB社製

この際、ベルトも交換します
ベルトを点検するとベルトに亀裂が少しあったのでちょうど交換時期でした。
車検を実施したガソリンスタンドの方にここは点検したの?って普通に問いたいです!笑


当店では補機ベルトに関しては4万キロごとに交換を推奨しています。

こちらのベルトメーカーさんは35000キロで交換の推奨をされているようですね。
こちらを装着し、ラジエーター液を入れてエア抜き作業を入念に行ってから作業を完了。

エンジン始動後、異音も消えて快適になりました。


最近、当店ではこのようにセカンドオピニオン的な仕事のご依頼も非常に多いです。
よそのお店の批判はしませんし、そのお店そのお店の考え方はいろいろとあると思いますがお客様から預かったお車の仕事はしっかりと診断して直してあげてほしいですね。

今回このような形ではありますが当店を選んでお仕事のご依頼をいただけた事を嬉しく思います。

また困った事がありましたらお声がけください。
ありがとうございます



最近のこのジメジメが気持ち悪いっすね。

作業しててホンマに嫌になります


さて!今回は富田林の法人様からお車のパワーウインドウの修理とETCの取り付けのご依頼をいただきました。


そして作業を終えて納車に行こうと走り出したところ

リアのあたりから少しだけ異音を感じました。


大きめの音ならわかりますがわずかな異音でしたので

素人の方はおそらくタイヤのノイズ?くらいの音だとしか思わないかもしれません。


早速リフトで車を上げて点検していきましょう

リフトで車を上げ左リアのホイールを左右に振って点検するとこのようにガタガタとタイヤが触れてしまいます。


これは明らかに異常があるサインでリアハブベアリングにガタがある事がわかります。


走行中、もっと大きめの音が鳴っていればすぐにわかったのですが音が小さいので走ってもわかりにくかったようです。


さっそくお客様に了解を得て部品を注文して交換していきたいと思います部品は日本のKOYO製です。


まず工具を使って固定しているCリングを外します

いつも思うんですがこのCリング考えた人すごいと思います


ほんで今度はプレス機を使ってダメになっているベアリングを抜きます

地味にこれ抜くの好きです!笑


新品の部品を箱から取り出すとこのように左側の新品部品は対策品なのでしょうか?

水が侵入しにくいようしっかりとベアリング部にゴムシールが圧入されてます最初からこのようにつくっとけばいいのに!

水が侵入したらそら錆びるでしょ?笑


んでもってまた同じ手順でプレス機を使って新しいベアリングを圧入します



そしてこれがダメになったハブベアリング

指で動かすとガタガタしますね

これがタイヤを振った際のガタの原因です


そして反対の右後輪ですが点検の結果異音もガタもありませんでした。

しかしながらこの際、故障の抑制のため右側も何らかの対策が必要だと判断し今回修理した反対の右後ろ側のハブベアリングはグリスアップをして対策をさせていただきました





このように当店では修理で預かったお車をただ作業して返却するだけではなく他にも異常がないか簡易的な点検を行い、気がついた事があれば出来るだけお客様にお知らせしてお客様の了解を得ることができれば迅速に修理をしてお客様に気持ちよくお車に乗っていただく為の努力をしていきたいと考えております。


この度はS様まことにありがとうございました😊





今回は当店でいつもお車のメンテナンスの面倒を見させていただいてる吉本芸人のへびいちご高橋兄さんからのご紹介でE52エルグランドに乗られているN様のCVTフルードの交換のご依頼をいただきました
今回はオプション作業でCVTのオイルパンをめくってストレーナーやオイルパンなども清掃してからトルコン太郎を使ってCVTオイルの圧送交換を行なっていきたいと思います

まずはドレンからCVTオイルを抜いていきます。
そしてある程度CVTオイルが抜けてきたらオイルパンを外していきます
こちらのエルグランドは現在6万キロ走行しており少し前に中古車で購入したそうでCVTオイルの交換履歴はわからないそうです。

元々は日産純正のCVTオイルNS-3が使用されている車両で緑色のCVTフルード(CVTオイル)が充填されていましたが抜けたフルードは汚れて元色が赤なのか緑なのかわからない状態でした

こちらが外したストレーナーです
こちらは結構スラッジが付着していますね
ストレーナーに付着したスラッジを手で触るとこんな感じ。。触った部分だけ元のアルミ部分が顔を出します。。結構汚れてますね

そしてこちらがオイルパンについている磁石です。
磁石にもビッシリとスラッジや鉄粉が付着してます。
オプションのオイルパン脱着と洗浄作業を選択していただいてて良かったです

こちらはCVTオイルクーラーです。
実はこのオイルクーラーの奥にもフィルターが隠れています

中をよく見るとカートリッジ式のフィルターが入っています。こちらも交換していきます。

その後、オイルパン内部をパーツクリーナーで洗浄して綺麗にしました

最初オイルパンをめくった時と比べると断然綺麗になってます。

続いてストレーナーを清掃。

本来は交換しますが今回はお客様の要望で交換はせずパーツクリーナーとエアーを使って念入りに清掃を行い再利用します


オイルパンも綺麗に洗浄。磁石にも付着したスラッジもしっかりと洗浄してから取り付け。
ガスケットはさすがに新品に交換します

組みつけが終わったら抜いたCVTオイル➕1LだけCVTオイルを入れていきます。

今回は日産純正のNS-3と言うCVTオイルを使ってトルコン太郎を接続し、まずはCVT内を洗浄していきます。

こちらが日産純正のCVTオイルNS-3

オイルパンから抜けた分の4L➕1Lを入れてからCVT内の洗いを行う為に30分の暖機運転を行います

すると洗いによってCVT内に残っていた古い汚れやスラッジが剥がれてきます。
こちらはCVTオイルを入れてからエンジンonした直後の写真です。

その後、今度はこのエルグランドのCVTオイルの全容量分7.3リットルの圧送交換を行っていきます

十分暖機運転が終わって油温が高くなってから交換します



そして7.3Lを圧送交換後がこちらです。

真ん中のモニター部のフィルターも見えるようになってきました。


そしてその後、クリーニングモードに突入。。
その間に本命のCVTオイルにチェンジします本命のCVTオイルはワコーズCVTFプレミアム

こちらを最後の仕上げに全容量7.3L交換します

ワコーズCVTFプレミアムはアメ色をしています。
スキャンツールを使ってデータを見ながら交換します

最終的にお客様の予算の都合上これ以上は交換できないのでここらで終了します。
新油のワコーズCVTFプレミアムに比べるとやや薄いグリーンの色合いですが性能的には問題ないでしょう。

最後はしっかりとスキャンツールを使って劣化データーをリセット


数字だけ見ると一度交換履歴あるのかな?
走るとに徐々に学習していって乗りやすくなるのではないでしょうか。

そして最後にエアコンリフレッシュのご依頼もいただきましたこれもう暑くなってきて1番仕事してくれてるわぁ〜
今はエアコンもメンテナンスをする時代です
故障の抑制、それとエアコンの効きが明らかにちがいます!!
エアコンリフレッシュおすすめですよ!!


この度はN様。そして今回ご紹介くださった吉本のたまにおもろい漫才師へびいちご高橋兄さんありがとうございました。
いつも兄さんありがとうございます



さぁ〜て!

だんだんと毎日毎日暑くなってまいりましてありがたい事にエアコン修理のご依頼が本当に増えております。


正直、エアコン修理は奥が深くて故障原因を見つけるまでが意外にたいへんでして暑い時期になるとやりたくない仕事ナンバーワンでございます。


しかしながらそうも言っておられず仕事のご依頼をいただけるだけで感謝感激でございます。


今回修理させていただくお車はZ33フェアレディZロードスターのエアコン修理でございます。

この時期、オープンカーはカッコいい!!
お金があったら隣に綺麗なお姉ちゃんを乗っけて颯爽とポロシャツの襟を立ててレイバンのサングラスを🕶かけてドライブしてみたいです!はい。。笑

まずはエアコンシステムのどこが故障してエアコンが作動しないか調べていきます
エンジンをかけてエアコンスイッチをONします

するとエアコンのコンプレッサーのマグネットクラッチが作動していません。
では、なぜマグネットクラッチが作動しないのかを今度は探さないといけません。

単にエアコンガスが抜けてコンプレッサーが作動しないのか?
それともコンプレッサーのリレーがダメでコンプレッサーが作動しないのか?
それともコンプレッサーのマグネットクラッチがダメでコンプレッサーが作動しないのか?
はたまたコンプレッサー自体が焼き付いて作動しないのか?
いろんな可能性があって、ただ単にエアコンガスが抜けていた場合、どこから漏れているのか?って言うのを探さないといけないわけです。。

もうそらたくさんのいろんなパターンがあるわけでひとつひとつしらみつぶしに探っていかないといけないのがエアコン修理なんです。

そこらへんは整備士の皆さんは長年の経験や勘で修理をするわけですが結構間違った修理をしているのもまた事実です。
最近ではディーラーさんもエアコン修理が難しすぎて専門の電装屋さんに修理をお願いしたりします。

さて!ほなトラブルシューティングをしていきまひょ!!
とりあえずコンプレッサーが作動していないのでまずは1番簡単なガスがしっかり充填されているか点検します。
するとガスは規定量より若干少ないですがじゅうぶん充填されていました。

つづいてコンプレッサーのマグネットクラッチが作動するかを点検するためにマグネットクラッチに直接電気をおくります上からは作業がしにくいので下からアンダーカバーを外してコンプレッサーに直接アクセスします。
そしてコンプレッサーのマグネットクラッチに直接電気を流すとマグネットクラッチは作動せず。
意外にも今回は簡単に故障原因が判明。。
エアコンが効かない原因はマグネットクラッチの不良による故障である事がわかりました。
さっそくマグネットクラッチだけを注文しようかと思いましたが距離が12万キロオーバーという事もあり、マグネットクラッチの部品代や交換工賃を考えるとコンプレッサーごと交換した方がいいかも?と思い今回はリビルトコンプレッサーと言って中古のオーバーホール品を使って交換する事にしました。

まずはベルトをはずします

ベルトが一本ベルトで長い!!

僕は覚えるのがめんどくさいのでメモに汚い絵を描いておきます
単純な作業ですがベルトの掛け方をまちがうと結構パニックに!笑

ほんでもってこのコンプレッサーを外すのにこのスタビライザーが邪魔なのでこいつを外します

作業効率を考えると外せる物は外して作業
これがベルトとスタビを外した図!!

見事にコンプレッサー脱
マグネットクラッチのカスも結構付着してますね
こちらが取り外したコンプレッサーです。

左が今回交換するリビルトコンプレッサー

右が先ほどまで付いていた古いコンプレッサー

オーバーホール品と言ってもこちらは中古品なんですが見た目は新品そのもの!!
ちなみに新品のコンプレッサーは11万円でリビルト品はその半額くらいで買えます。
しかもしっかりと保証がついてます!

コンプレッサーの交換の際にはこのようにコンプレッサーと配管の繋ぎ目もしっかりとパッキンのOリングも交換します
これを交換しないと後からガス漏れを起こす可能性もあります。

Oリングを交換しました。
Oリングパッキンを交換後、配管接続時にOリングが外れたり捻れたりしないようにグリスをOリングに塗っておきます

そしてリビルトのコンプレッサー装着!!
配管の接続も完璧です。

あとは再びベルトを付けてエアコンガスを充填していきます

その際に必ず真空引きを行い配管内の水分や古いコンプレッサーオイルも吸い出します。
そしてそこから新しいコンプレッサーオイルとエアコンガスを充填していきます。

その後、ガス漏れなど無いかを点検してエンジン始動。
コンプレッサースイッチをOnするとしっかりコンプレッサーのマグネットクラッチも作動し繋がってくれました

最初はこんな感じで全く冷たい風はでませんでした
そら運転中は暑くて不愉快極まりない!!笑

しかし修理後は見ての通り!!
もうさぶい!!冷えすぎやんか!!笑

こんな感じで作業は完了でございます。
今回は故障原因が比較的簡単に診断できました。

これからはもっともっと暑くなる時期です。
今はエアコンをメンテナンスしてあげる時代です。
エアコンが壊れる前に!エアコン故障の抑制に!
エアコンリフレッシュどうですか??最近、毎日このマシン稼働してるなぁ〜
いやホンマに!!

実はこれ導入してからお客様のいろんな車にこれやってきて逆にエアコンが壊れなくなってもうてエアコン修理の依頼が減ってきました!笑
笑われへんすわ!!死活問題です!!笑
夏になったらエアコン修理が当店の1番の儲け頭やのに!!笑

嬉しいような悲しいようなで複雑ではありますがおすすめです!

I様!!この度は当店にエアコン修理のご依頼まことにありがとうございます😊

最近ほんまに暑いっすね

毎年毎年暑かったり寒かったりホンマ嫌になりますな

死ぬまでに何回暑いって言うたり寒いって言うたりするんすかね?笑


さて、本日は車検でお預かりしたEKワゴンのタイロッドエンドダストブーツの交換をします。車検整備の為、しっかりとタイヤを外して点検します



タイロッドエンドを見るとこのように黒いブーツが付いています。

この部分にはボールジョイントと言ってベアリングが入っていますよく見るとブーツがひび割れを起こしていて今すぐ破れてしまうと言う事はありませんが時期に破れて中のグリスが飛び出す可能性があります。


人間言う手首のような感じのところでグリスが飛び出す事によって中のベアリングがグリス切れを起こし最悪の場合焼き付いたり、摩耗してベアリングが外れてしまい大きな事故を起こす可能性があります



さっそく分解をしてブーツ交換をしていきますこのようにタイロッドエンドをナックルから外しブーツを外します。


そして古いグリスを拭き取ってから新しいグリスを充填していきます



左右とも交換完了しました。

交換後にサイドスリップテスターを使ってしっかりと
サイドスリップの点検と調整をします。



サイドスリップテストを点検して基準値に満たない場合は工具を使って調整し、再点検を行います。
基準値を満たしていれば大丈夫ですが基準値に満たない場合は再度調整していきます。

しっかりと調整もできたので作業完了!!
これでしばらくは大丈夫でしょう!!