さぁ〜て!
だんだんと毎日毎日暑くなってまいりましてありがたい事にエアコン修理のご依頼が本当に増えております。
正直、エアコン修理は奥が深くて故障原因を見つけるまでが意外にたいへんでして暑い時期になるとやりたくない仕事ナンバーワンでございます。
しかしながらそうも言っておられず仕事のご依頼をいただけるだけで感謝感激でございます。
今回修理させていただくお車はZ33フェアレディZロードスターのエアコン修理でございます。
お金があったら隣に綺麗なお姉ちゃんを乗っけて颯爽とポロシャツの襟を立ててレイバンのサングラスを🕶かけてドライブしてみたいです!はい。。笑
まずはエアコンシステムのどこが故障してエアコンが作動しないか調べていきます
エンジンをかけてエアコンスイッチをONします
するとエアコンのコンプレッサーのマグネットクラッチが作動していません。
では、なぜマグネットクラッチが作動しないのかを今度は探さないといけません。
単にエアコンガスが抜けてコンプレッサーが作動しないのか?
それともコンプレッサーのリレーがダメでコンプレッサーが作動しないのか?
それともコンプレッサーのマグネットクラッチがダメでコンプレッサーが作動しないのか?
はたまたコンプレッサー自体が焼き付いて作動しないのか?
いろんな可能性があって、ただ単にエアコンガスが抜けていた場合、どこから漏れているのか?って言うのを探さないといけないわけです。。
もうそらたくさんのいろんなパターンがあるわけでひとつひとつしらみつぶしに探っていかないといけないのがエアコン修理なんです。
そこらへんは整備士の皆さんは長年の経験や勘で修理をするわけですが結構間違った修理をしているのもまた事実です。
最近ではディーラーさんもエアコン修理が難しすぎて専門の電装屋さんに修理をお願いしたりします。
さて!ほなトラブルシューティングをしていきまひょ!!
するとガスは規定量より若干少ないですがじゅうぶん充填されていました。
つづいてコンプレッサーのマグネットクラッチが作動するかを点検するためにマグネットクラッチに直接電気をおくります
上からは作業がしにくいので下からアンダーカバーを外してコンプレッサーに直接アクセスします。

そしてコンプレッサーのマグネットクラッチに直接電気を流すとマグネットクラッチは作動せず。
意外にも今回は簡単に故障原因が判明。。
エアコンが効かない原因はマグネットクラッチの不良による故障である事がわかりました。
さっそくマグネットクラッチだけを注文しようかと思いましたが距離が12万キロオーバーという事もあり、マグネットクラッチの部品代や交換工賃を考えるとコンプレッサーごと交換した方がいいかも?と思い今回はリビルトコンプレッサーと言って中古のオーバーホール品を使って交換する事にしました。
まずはベルトをはずします
僕は覚えるのがめんどくさいのでメモに汚い絵を描いておきます
ほんでもってこのコンプレッサーを外すのにこのスタビライザーが邪魔なのでこいつを外します
見事にコンプレッサー脱
こちらが取り外したコンプレッサーです。
左が今回交換するリビルトコンプレッサー
右が先ほどまで付いていた古いコンプレッサー
ちなみに新品のコンプレッサーは11万円でリビルト品はその半額くらいで買えます。
しかもしっかりと保証がついてます!
コンプレッサーの交換の際にはこのようにコンプレッサーと配管の繋ぎ目もしっかりとパッキンのOリングも交換します
Oリングを交換しました。
そしてリビルトのコンプレッサー装着!!
あとは再びベルトを付けてエアコンガスを充填していきます
そしてそこから新しいコンプレッサーオイルとエアコンガスを充填していきます。
その後、ガス漏れなど無いかを点検してエンジン始動。
コンプレッサースイッチをOnするとしっかりコンプレッサーのマグネットクラッチも作動し繋がってくれました
最初はこんな感じで全く冷たい風はでませんでした
しかし修理後は見ての通り!!
こんな感じで作業は完了でございます。
今回は故障原因が比較的簡単に診断できました。
これからはもっともっと暑くなる時期です。
今はエアコンをメンテナンスしてあげる時代です。
エアコンが壊れる前に!エアコン故障の抑制に!
いやホンマに!!
実はこれ導入してからお客様のいろんな車にこれやってきて逆にエアコンが壊れなくなってもうてエアコン修理の依頼が減ってきました!笑
笑われへんすわ!!死活問題です!!笑
夏になったらエアコン修理が当店の1番の儲け頭やのに!!笑
嬉しいような悲しいようなで複雑ではありますがおすすめです!
I様!!この度は当店にエアコン修理のご依頼まことにありがとうございます😊