河内長野・富田林・大阪狭山 車の車検・修理・カスタム Auto car lounge A.R.I -16ページ目

河内長野・富田林・大阪狭山 車の車検・修理・カスタム Auto car lounge A.R.I

大阪の河内長野で小さな車屋を営んでおります。
毎日の出来事を綴っていきたいと思いますので
みなさんどうぞ覗いてってください。お願いします。

さぁ〜!毎日、よくここまでたくさん雨が降りますねぇ
雨ばっかりでジメジメして嫌になります。。
さっさと涼しくなってくれないかしら??

さて、今回もまた当店のブログを拝見したとトルコン太郎でのATF圧送交換のご依頼をいただきました。

こちらは懐かしいセリカというお車で、オーナーさんが小さい時からあこがれていた車両だそうで就職されてからお金を貯めて中古車で購入されたお車だそうです。

お車は平成11年式でしてもう発売されてから22年の歳月が過ぎておる車両です。

純正部品の供給も無くなってきて部品の入手もたいへんです。


こちらの車両の整備履歴は所々でディーラーさんなどでメンテナンスを行っていたそうで数年前にATF交換歴もあると言う事です。


しかし先日またATF交換をディーラーさんでお願いすると過走行車と言う事でATF交換は断られたそうです。


エンジンルームを開けるとDIYでヘッドカバーを綺麗にペイントされていたりエンジンルームもここまで綺麗にされていてとても大事に乗られています。

この年式でこのエンジンルームの綺麗さは素晴らしい。

今回はオプション作業でATオイルパンを開けて清掃し、ストレーナー交換もさらにしていきます。

まずは下回りを点検し、余計なホコリなどをエアで飛ばします
下回りも大変綺麗な車両ですね。

まずはアンダーカバーを外しATオイルパン内のATFを抜きます。

ATF交換歴があるようでしたが結構よごれておりました



次にオイルパンを外します。

AT内は結構なスラッジが付着しておりました。


こちらはAT内に付いているストレーナー
こちらにもスラッジが付着して黒くなっています。

これはストレーナーの裏側です。
よく見るとストレーナーのフィルター内には鉄粉が付着しています。
これが詰まったりするとATに不具合を起こします。

ストレーナーを外した写真
ここから少し見える所だけにはなってしまいますがパーツクリーナーを使って清掃していきます



パーツクリーナーを使ってこのように清掃していきます

こんな地味な作業ですが結構重要です。

次に外したオイルパンを清掃します。

オイルパンにはこのように磁石がついていてスラッジがこの磁石に付着してATの他の部分に付着しないよう故障の予防をしています。



なんとかオイルパンと磁石の清掃完了です。

添加剤が入っていたのかはわかりませんがなかなかしつこい汚れが付いて清掃が大変でした。



こいつがストレーナーです。こちらは当然交換します

左が新品で右が先ほどまでこの車に付いていたストレーナーです。色を見れば一目瞭然。だいぶ汚れてました。



こちらが清掃後のAT内部

綺麗になりました。


ここに新しいストレーナーを付けてから

オイルパンを付けていきます。

綺麗になると気持ちいいっすね!!


オイルパンを付けたら今度は抜けた分のATF➕αの量の新油のATFを充填します。

今回は6Lほどを充填してからトルコン太郎に接続!!


早速、エンジンOn。

清掃して新しいATFを入れてからATFを循環させてもまだこの状態です。

結構綺麗にしたけどまだこれだけ汚れてたら少し凹むなぁ〜


しかし諦めません。ある程度ATの暖気もできてATFが柔らかくなってきたのでさらにATFを7Lほど圧送交換をしました。


するとここまで綺麗になってきました。。

そこからはお客様の予算もあるので細かく圧送交換していきました。。

左が新油、真ん中が1番最初の交換前のATF、右が現在のAT内のATFの状態です。

最後はここまで綺麗になりました。。

作業完了後に試乗に行きましたがまず加速やエンジンの振動、静寂性が格段によくなりました。

距離は14万キロですがスゴく調子が良くなりました。


今回使用したATFはアイシンのAFWです。

低粘度対応でしかもリーズナブルで当店では人気のATFです。

こちらのATFでもしっかりと違いがわかると思います。

ぜひ試してください。



次にお客様の要望でWAKOSのRECSを施工

またまた調子が良くなっていくはず!!

最後は当店1番の人気メンテナンスでありますエアコンガスリフレッシュを施工
もう22年も頑張ってくれているのでここはエアコンのコンプレッサーにも元気を与えてあげましょう。。

エアコンは今やメンテナンスをしてあげる時代です。
壊れて高額なお金をかけて修理するくらいなら日頃からメンテナンスをして故障の抑制をしてあげましょう。

この度は誠にありがとうございました





今回はアトレーワゴンのエアコン修理のご依頼を当店の近所の魚屋さんからいただきました。

症状を聞くと一応、冷たい風は出るのですが車内全体がなかなか冷えないといった症状のようで早速診断をしていきたいと思います。

お客様が言うようにエアコンスイッチを入れるととりあえず冷たい風は出ますが風量を最大にしても思ったような風が出てきません。
とりあえずグローブボックスを外してフィルターの清掃を行います。
アトレーはグローブボックスを外してもすぐにはフィルターは出てきません。手前にECU的な物が出て来てこいつを外さないとダメなんです。
とりあえずECUを外します

すると今度はエアコンの風を起こすブロアモーターが出てきました
次にこいつを外してやります

そしてこいつが登場でございます。
よくある家庭用のエアコン洗浄剤でございます。
この洗浄剤が僕の中では優れものでして。。
このアトレーは特殊でフィルターが簡易的なフィルターが付いていてこいつを掃除してエアコンを使用します。

そしてこの洗浄剤を吹き付けてからエアーで飛ばしてやります

すごいホコリの量ですね!そら綺麗な空気も吸えへんねんからエアコンも効かへんよね。。


ついでにブロアモーターも綺麗に清掃します

ある程度は掃除してホコリをとばします

こんだけホコリが分厚かったらそらねぇ〜
これぜーんぶ取ったしエアコン効くでぇ〜

最後に当店自慢のエアコンガスリフレッシュをします
エアコンのメンテナンスをしてこれ快適な夏を過ごせるのではないでしょうか?

このたびはありがとうございました
最近、当店では大変アメブロからの問い合わせが多く
今回もまたアメブロを通じての作業のご依頼でありますなぜか同じ車種のお車が続きます!笑
今回もスペーシアの作業のご依頼です。

今回は当店のブログを見ていただきトルコン太郎によるCVTオイルの交換の問い合わせがメインだったのですがお客様といろいろとお話をさせていただくうちに当店の整備に対するこだわりや熱意が伝わりその他のメンテナンスも同時にさせていただく事になりました。

こちらの車両は走行距離が20万kmオーバーの車両で
10万kmぐらいの時に一度CVTオイルの交換履歴があるそうですが今回20万kmを越える走行距離になり他店でCVTオイル交換のご依頼したそうなんでですがもうここまで走ったらそのまんまで乗ってください。交換は無理ですとCVTオイル交換の依頼を断られたそうです。

しかしながらCVTの調子が気になるらしくまだこの車両を乗り続けたいということもあり、その話を他店で相談をすると添加剤の投入をすすめられ、仕方なく先日CVTに添加剤を投入したそうです。しかし一向にしっくりこなかったようです

そこでネット検索をすると当店をアメブロで見つけCVTオイルの交換をご依頼いただきました。

まずお客様と一緒に試乗に出かけました。
正直なところ、CVTの不調は感じませんでした。
しかしそれよりもまず走行時のハブベアリングの音の方が気になり過ぎて、CVTの事なんか頭に入ってきませんでした。笑
まずはリアハブベアリングの交換を当店では真っ先におすすめしました。

お客様にご承諾いただきリアのハブベアリング交換からスタートします。
まずはリアのタイヤを外しドラムブレーキを分解します。
ドラムを外したらまずはそのドラムに圧入されているハブベアリングを外す作業に入ります。
外から見て目視点検しただけですぐにベアリングのグリス切れを起こしているのがわかります。
ドラムから古い傷んだベアリングをプレスで抜いて、そのまま逆の手順で新しいベアリングをドラムに圧入していきます。念のため左右とも交換し、これで走行中の異音が解消されます。

続いてリアのブレーキドラムを外したついでにドラムの清掃とブレーキシューの面取りとグリスアップを行いました

ブレーキシューの面取りやグリスアップ、シューの隙間調整をする事によりブレーキ制動時の異音を抑制できたりブレーキの効きがアップしたりします。


そして次はメインのCVTオイルの交換を行います。

今回はオイルパンを外しストレーナー交換と洗浄を行いました。

抜いたCVTオイルは見た目は綺麗に感じました。

ある程度CVTオイルが抜けたら次にオイルパンを外します。

そしてストレーナーも外してその後パーツクリーナーで見える所だけですが洗浄を行いました。


オイルパンには磁石が2つ付いており結構な量のスラッジや鉄粉が付着しておりました。

外したストレーナーにもスラッジが付着し色が黒くなっておりました。

これら全てを洗浄していきました。



次にストレーナー交換を!!

新しいストレーナーと古いストレーナーを見比べるとストレーナーの形や穴の位置が変わっておりました。

なんか意味はあるのかな??

CVT内の洗浄後は新しいストレーナーとオイルパンガスケットを付けてCVTオイルを充填します


とりあえず抜けたCVTオイル+αで約5.5リッターのCVTオイルを充填しました。

5.5L充填してエンジン始動。。新油は緑色のアイシンのCVTオイルを入れましたがこの色です。
結構な汚れかたをしてますね。

アップで見るとギリフィルターが見える程度。。
まだだいぶ汚れております。先が思いやられるなぁ〜笑
そっからしばらく洗浄していきます。

30分ほど洗浄モードで洗ってあとは3L交換します。
すると少し緑色になってきました。

そっからもっぱつ新油に交換していきます。
するとだいぶ綺麗になってきました。。

うん!綺麗な緑色になってきました
さらに念押しで交換していきます。

とりあえずお客様と相談して予算の都合もあったのでこれくらいでCVTオイルの交換は完了

最後はCVTポンプのエア抜きを行います
スキャンツールを使ってエア抜き!!
その後、油量調整をしてCVTオイル交換完了


次はブレーキのメンテナンスを行いました
まずはキャリパーを外してからブレーキローターを外します

そして外したブレーキローターを研磨します
当店はブレーキローター研磨機を完備してます
なかなかこのマシンを持ってる車屋さんは少ないみたい

こちらがローターを研磨して綺麗にした写真です。
ローターの傷や歪みを抜いてやる事で異音も抑制ができますし、ブレーキ制動時のハンドルの振れも抑制できます

研磨後な耐熱スプレーを塗ってお化粧してやります
見た目がとても変わりますね。新品みたい。。

次にブレーキパッドを交換します
見ての通りブレーキパッドにも傷がありますし減りもすごいので新品のブレーキパッドに交換します

こちらがローター、ブレーキパッド、ブレーキキャリパーを取り付けた写真
見た目がすごくいい感じです。

最後の最後にエアコンガスリフレッシュ
これをする事によってエアコンのトラブルを抑制できますし、エアコンの効きもアップしました。

余談ではありますが整備中にこちらのタイロッドエンドやフロントロアアームのブーツのヒビ割れや破れを発見しました。



これらは後日、交換すると言う事でご予約をいただきました。

このように当店ではご依頼いただいた箇所の整備をするだけでなく、点検を同時に行いお客様にそれを申告させていただいております。

その中でお客様と相談をして追加で作業を行うか、後日またお預かりして作業を行うかお客様の意見を尊重しながら作業するようにしております。
こちらは後日作業させていただく事になりました。

このように当店ではよくトルコン太郎でのオートマやCVTオイル交換のご依頼をいただきます。

それにこの時期はエアコンガスリフレッシュのお問い合わせも多いですね。。

たいへんありがたいです。
お車の事で困った事があればぜひお問い合わせください。




毎日暑い日が続いておりますね。
暑くなっても全く痩せる気配がないARIのアリちゃんでございます!!笑

今回は当店のブログを見られてご来店いただいたお客様からスズキスペーシアのエアコン修理のご依頼をいただきましたこちらのお客様はある中古車店で1年前にこちらのお車を購入されたそうです。

梅雨のある日エアコンを使っていると突然エアコンが効かなくなったそうで行きつけのガソリンスタンドにSOSを求めたそうでとりあえずという事でエアコンガスを入れてもらったそうです。

今の車は極端にエアコンガスが抜ける事は少ないんです。
こちらの車両は年式もまだ新しいですし、距離もまだ5万キロ。。

しかしながらエアコンガスを入れてもいっこうにエアコンが効かないのでこれまた自宅近くのモータースに車を持って行ったそうですがまたガスを入れるという作業が行われたそうな。。

結局、両方のお店でお金を払ってエアコンガスを入れていただいたようなのですが結果的にエアコンがまったく直らなかったそうです。

直ってないのにお金取るんかぁ〜い!!と突っ込みたくなる事案ですね!笑

さっそくではありますがお車をお預かりしてエアコンの調子を見ていきたいと思います。

まずこのお車に乗り込みエアコンスイッチを入れてみます。
すると全くもって生暖かい風が出てくるだけでした。

この時、エアコンスイッチを押してもカチッと言うエアコンコンプレッサーのマグネットクラッチが作動する音が聞こえませんでした。

次にエアコンガスを抜いて量を計測しましたが少し減ってはおりますがエアコンがまったく効かないというガス量の状態ではありません。
数値的にはガスは減ってますが当店に来られる前に行ったガソリンスタンドやモータース屋さんがガスを入れる作業をした際に少しばかり抜けてしまったのではないでしょうか??

その後、スズキ車でよくあるエバポレータからのガス漏れを点検。。
室内には一切、エアコンガスのニオイは無かったのでエバポレータからのガス漏れはおそらく無さそうです。

次にこちらの車両にスキャンツールを繋いでエアコンの
コンプレッサーに通電があるか見てみます。
エアコンパネルのエアコンスイッチをONすると
しっかりとエアコンコンプレッサーは通電されていますとサインは出ておりました。

その後、スズキ車のよくあるエアコンリレーの故障診断をおこないました

指をさしているのがエアコンリレーです。

一応、点検しましたがリレーも問題無し。


念のためアナログではありますが本当にコンプレッサーの手前まで電気が来ているのかテスターを使って点検します。

まずはバンパーなどを外していきます。
バンパーを外すとエアコンコンプレッサーがむき出しになります。

こちらがむき出しになったコンプレッサーです。
このコンプレッサーの配線カプラーにしっかりと電気の信号が来ているのか実際にテスターを使って点検します。
黒い配線のカプラーを外して点検します。

カプラーを外してテスターを当てます

するとテスターの針は動くのでコンプレッサー本体の手前まではしっかりと電気の通電がある事がわかりました。

通電があるにも関わらずエアコンのコンプレッサーのマグネットクラッチが反応しないと言う事はこの車両のエアコンの故障原因はエアコンコンプレッサーのマグネットクラッチ不良によるエアコンの故障という事が証明されました。
この指を指している所がエアコンコンプレッサーのマグネットクラッチ部分です。
本来はマグネットクラッチだけを交換すればいいのですがマグネットクラッチの部品代と交換工賃を考えたりコンプレッサーの消耗具合を考えるとコンプレッサーごと交換した方が以後エアコントラブルの心配は少ないのではないかと判断し、今回はリビルトコンプレッサーによるコンプレッサーの本体ごと交換を選択しました。

こちら左側が先ほどまで付いていたコンプレッサー
右側が新たに交換するリビルトコンプレッサーです

こんな感じでコンプレッサーを外していきます
コンプレッサー交換の際は配管のOリングガスケットももちろん交換します

コンプレッサー交換後にこのコンプレッサーを駆動しているベルトを点検するとヒビ割れをおこしていましたので交換しました
ベルトは一本ベルトでとても長いです

ベルト交換をし、ベルトの張りも完璧!!笑
当店は40000キロ毎のファンベルト交換を推奨しています

そしてバンパーをつけて真空引きを行いエアコンガスを入れて完了!!
と思いきや、今度はラジエーターなどを冷やすラジエーターファンが作動していない事がわかりました。


早速テスターで通電があるかを点検します

エアコン作動時、ラジエーターファンはコンデンサーを冷やす為に常に作動しています。
テスターで計測するとラジエーターファンへの通電信号はありましたがファンは作動していませんでした。
よってラジエーターファンの不良も判明しました。

いろいろ調べてみるとスズキの一部の車両のラジエーターファンは通常3年保証から7年保証に延長されている事がわかりました。

ラジエーターファンがダメだと言う事はエンジンを冷却させる為のラジエーターを冷やす機能も働かないので下手をすればオーバーヒートを起こす可能性まであったと言う事ですね。

ちゃんと気づいてよかった!!

最終的に僕なりの分析ではこのエアコンの故障原因はラジエーターファンの故障によりエアコンの配管内部のガス圧があがり過ぎてそれによりエアコンコンプレッサーが故障してエアコンが効かなくなったという見解を持っています。

通常ならエアコンコンプレッサーの交換もメーカー(ディーラー)さんがやらないといけない案件ですが完璧な因果関係が証明できないので今回はコンプレッサー交換はお客様負担、ラジエーターファンはメーカー(ディーラー)さん負担となりました。

このようにエアコン修理は大変、奥が深く面倒な仕事ではございます。

しかしながら誠意をもって良心的なお仕事を当店では心がけていきたいと思っております。

お車の事で困った事がありましたらぜひお声がけください。
この度は誠にありがとうございました😊