お車は平成11年式でしてもう発売されてから22年の歳月が過ぎておる車両です。
純正部品の供給も無くなってきて部品の入手もたいへんです。
こちらの車両の整備履歴は所々でディーラーさんなどでメンテナンスを行っていたそうで数年前にATF交換歴もあると言う事です。
しかし先日またATF交換をディーラーさんでお願いすると過走行車と言う事でATF交換は断られたそうです。
エンジンルームを開けるとDIYでヘッドカバーを綺麗にペイントされていたりエンジンルームもここまで綺麗にされていてとても大事に乗られています。
まずはアンダーカバーを外しATオイルパン内のATFを抜きます。
ATF交換歴があるようでしたが結構よごれておりました
次にオイルパンを外します。
パーツクリーナーを使ってこのように清掃していきます
こんな地味な作業ですが結構重要です。
次に外したオイルパンを清掃します。
オイルパンにはこのように磁石がついていてスラッジがこの磁石に付着してATの他の部分に付着しないよう故障の予防をしています。
なんとかオイルパンと磁石の清掃完了です。
こいつがストレーナーです。こちらは当然交換します
こちらが清掃後のAT内部
ここに新しいストレーナーを付けてから
オイルパンを付けていきます。
綺麗になると気持ちいいっすね!!
オイルパンを付けたら今度は抜けた分のATF➕αの量の新油のATFを充填します。
早速、エンジンOn。
清掃して新しいATFを入れてからATFを循環させてもまだこの状態です。
しかし諦めません。ある程度ATの暖気もできてATFが柔らかくなってきたのでさらにATFを7Lほど圧送交換をしました。
作業完了後に試乗に行きましたがまず加速やエンジンの振動、静寂性が格段によくなりました。
距離は14万キロですがスゴく調子が良くなりました。
今回使用したATFはアイシンのAFWです。
低粘度対応でしかもリーズナブルで当店では人気のATFです。
こちらのATFでもしっかりと違いがわかると思います。
ぜひ試してください。
次にお客様の要望でWAKOSのRECSを施工
すごいホコリの量ですね!そら綺麗な空気も吸えへんねんからエアコンも効かへんよね。。
ついでにブロアモーターも綺麗に清掃します
続いてリアのブレーキドラムを外したついでにドラムの清掃とブレーキシューの面取りとグリスアップを行いました
ブレーキシューの面取りやグリスアップ、シューの隙間調整をする事によりブレーキ制動時の異音を抑制できたりブレーキの効きがアップしたりします。
そして次はメインのCVTオイルの交換を行います。
今回はオイルパンを外しストレーナー交換と洗浄を行いました。
抜いたCVTオイルは見た目は綺麗に感じました。
ある程度CVTオイルが抜けたら次にオイルパンを外します。
そしてストレーナーも外してその後パーツクリーナーで見える所だけですが洗浄を行いました。
オイルパンには磁石が2つ付いており結構な量のスラッジや鉄粉が付着しておりました。
外したストレーナーにもスラッジが付着し色が黒くなっておりました。
これら全てを洗浄していきました。
次にストレーナー交換を!!
新しいストレーナーと古いストレーナーを見比べるとストレーナーの形や穴の位置が変わっておりました。
なんか意味はあるのかな??
CVT内の洗浄後は新しいストレーナーとオイルパンガスケットを付けてCVTオイルを充填します
とりあえず抜けたCVTオイル+αで約5.5リッターのCVTオイルを充填しました。
さらに念押しで交換していきます。
こちらがローターを研磨して綺麗にした写真です。
見た目がすごくいい感じです。
指をさしているのがエアコンリレーです。
一応、点検しましたがリレーも問題無し。
カプラーを外してテスターを当てます
するとテスターの針は動くのでコンプレッサー本体の手前まではしっかりと電気の通電がある事がわかりました。
エアコン作動時、ラジエーターファンはコンデンサーを冷やす為に常に作動しています。