ブルグミュラー【25の練習曲】第4番「子供の集会」
引用元:YouTube『ひらめきピアノ』
子供の集会と聞くとなんだか賑やかで楽しそうな光景が浮かびますね。
そんなこの曲の特徴は、なんといっても和音でのメロディ進行です❣️
特定の和音の言い表し方には色々ありますが
今回のこの曲でおさえておきたいのが度数での表し方📐
和音は、○度の和音というように音の幅を度数で表すことができます。
例えば「子供の集会」の2小節目の右手和音“レとファ“は
“レ・ミ・ファ“と数えて3度の和音。
5小節目の3拍目右手の和音“ミとド“は
“ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド“と数えて6度の和音という具合です。
和音の下の音から上の音を数えるだけ!
簡単でしょ?
この和音の度数を意識することをくせづけておくと
パッと見ただけで何度の和音かわかるようになり譜読みがぐんと楽になるのでおすすめです⭐️
さあ、この「子供の集会」の楽譜を見てみましょう!
たくさん和音が出てきていますが、パッとみて何度の和音が多いかわかりますか?
………💡
正解!3度の和音です!
お気づきの方も多いかと思いますが、
3度の和音は隙間なくお団子のように綺麗に重なっているのが特徴でわかりやすいですよね💡
まるで子供たちに呼びかけるように左手のメロディーから始まり
それを聞きつけた子供たちが駆け寄ってくるように右手3度の和音を弾きましょう。
スタッカートを生かしてタッタッタッタッタと軽快に駆け寄ってきます🏃
そんな前奏6小節を経て、音楽が前へと進みだします。
ここからAーBーAという構成になっていることも押さえておきましょう☝️
7〜14小節目までのAは、右手が“♩♫“のリズムに合わせて3度の和音で進行していきます。
前奏とは違いここではスラーがついていますね。
3度の和音がばらつかないように気をつけて弾きましょう。
また10小節目に出てくるスタッカートでの和音は
2と4の指のみを使って駆け上がっていきます!
これ、面白いんですよね🎶
弾く時には、手首や肘の力を抜いて指先だけ固くするようなイメージで弾きます。
その感覚を掴めるまでゆっくりと練習しながら
鍵盤の幅と指の使い方をマスターしてみてくださいね。
動きのある右手に対して左はゆったりと流れます。
右メロディーには子供らしいワクワクした躍動感のようなものを感じますが
同時に左メロディーでは、大人なしで子供たちだけで出かけるのがなんだか誇らしげ!
そんな感じがしませんか?
ついつい右手ばかりに気を取られてしまいがちですが
左手の動きもよく聞きながら弾きましょう!
15〜22小節目までのBは、左手と右手の掛け合いが始まります。
小さなスラーがたくさんついていますが、
スラー終わりの和音がスタッカートになりすぎるととても目立ってしまい
まるでしゃっくりしているかのように聞こえてしまいます😅
自分の弾く音をよく聞きながらしゃっくりしていないか耳をすましてみてくださいね☝️
さあ!3度の和音をマスターしたら子供たちが集まってきましたよ👧🏼🧒🏻
元気にしゅっぱーつ✊🏻