カナダBC州 ウッディーライフビレッジログハウス造り4日目
今日からログワークが始まります。朝は5時半起床、7時の朝食までの間に残った皮むきをやることになりました。
我々が2日間皮むきやチェーンソーの練習をしていた間、インストラクターの方々は仮基礎の設置作業をしていました。私はD班に決まり、インストラクターは、富良野塾の森田さんになりました。メンバーは信州大学2年生で原村から来た湯本君、白樺湖プロスキースクールスキー教師の上原さん、関根さんのところでアルバイトをしている広島出身の大谷さん、福岡でシービューランチを経営している長尾さんの5人です。下の写真は、長尾さんが撮ってくれた作業終了後の写真です。右から2番目はラックルジューンリゾートのオーナーであり、このイベントの最大の理解者であるデリック・マクドナルドさんです。
カナダBC州 ウッディーライフビレッジログハウス造り2日目
2日目はラックルジューンリゾートのスキー場のロッジの集合して自己紹介をしました。メインインストラクターのマイルスポーターさん。引率はウッディーライフ誌の編集社でFG武蔵の峯さん。スタッフのリーダーは㈲ログホームプランニング社長の関根さん、通訳は関根さんの奥さんの千代子さん。日本側のログビルダーは4名で、ログホームプランニングの丸山さんと田上さん、倉本聡さんの富良野塾から鬼塚さんと森田さんです。関根さんと丸山さんはCLBに勤めていましたが、二人で独立してログホームプランニングをつくったそうです。丸山さんは農大の先輩でした。参加者は学生が私含めて5名、その他には金物やさん、うどん屋さん、ペンションオーナー、スキーインストラクター、中村屋の「じゃがまるくん」の開発者など多種多様な方々でした。参加者の中には、このために会社を辞めて参加したという方が2人もいてびっくりしました。私と同じ白馬村でペンション「はじめの一歩」を営む近田信敬さんもいました。マイルスさんは、疲れた我々を笑顔で迎えてくれ、期待と不安が交錯した顔つきのメンバーにジョークを飛ばし、少しでもなごませようと気を遣ってくれました。
自己紹介後は、みんなでこれからログハウスを建てるヤードに集まって安全祈願祭をやりました。
ヤードにはたくさんの丸太とクレーンが準備してありました。これから4班に分かれてログビルダー マイルス・ポーターさんの指導のもと4棟のログハウスを造り上げる予定です。
最初の作業は丸太の皮むきです。平均13mのスプルース材を250本、1本1本手で剥いていきます。スプルースは米トウヒといわれ、CLBが使っているダグラスファー(米松)と比較すると軟らかく、節は多かったですが皮剥きは楽でした。
午後からはチェーンソーの練習です。使用したチェーンソーは、新ダイワ#500(排気量50cc)。CLBで使っていたハスクバーナに比べると少し重かったですが、バーが細く小回りが利く感じでした。
カナダBC州 ウッディーライフビレッジログハウス造り初日
8月27日~9月17日まで、カナダBC州のラック・ル・ジューン・リゾートで山と渓谷社が企画したログハウスの理想郷「ウッディーライフ・ヴィレッジ」づくりに参加してきました。企画は㈱FG武蔵内のウッディーライフ編集部とラックルジューンリゾート、旅行の主催は日通航空、賛同はカナダ大使館、後援はチェーンソーメーカーの新ダイワ工業、ゴールドウィン、サントリー、カナダ太平洋航空、カナダ大使館商務部、カナダBC州林産業審議会、ログハウス造りの技術指導は㈲ログホームプランニングと富良野塾です。
雑誌「ウッディーライフ」の№21に参加者募集の広告があり、「これは申し込むしかない!」と思い、資料請求をしてレポートを記載して申し込みました。参加費は食費他すべて含めて25万円。貯金では足りなかったので、毎日、新宿の京王プラザで時給の高いエキストラウェイターのアルバイトをして必死で貯めました。空港でウッディーライフの編集者であるFG武蔵の峯さんに聞くと、500名近い応募者から書類審査により20名が選ばれたとの事でした。初めての海外旅行で色々な心配はありましたが、旅行代理店に勤務している姉に色々聞きながら、パスポートや国際免許証などを用意してこの日のために準備してきました。
成田空港には大学の友人が大勢見送りに来てくれ、なんと餞別までもらってしまいました。友達というのは本当にありがたいものです。空港では農大の先輩で4年生の竹田さんと、同郷長野で信州大学2年生の湯本君と早速打ち解けて、ログハウスの話で盛り上がりました。
ラックルジューンへはバンクーバーからバスで4時間余り。日本から15時間という長旅でした。
途中、ハンバーガー屋さんでランチを食べましたが、マクドナルドハンバーガーの2倍くらいあり、ナイフとフォークが出てきてびっくりしましたが、とても美味しかったです。
ラックルジューンは針葉樹の森に囲まれた美しいふたつの湖を擁するリゾート地で、まだ8月だというのに肌寒く、日本の秋本番といった気候でした。
ここではテント生活になります。当初はロッジの宿泊も考えたそうですが、EXPOカナダやチェルノブイリ原発事故の影響で宿泊先の確保が出来なかったそうです。テント割りは、信州大学の湯本君と福岡で牧場のレストランをやっている長尾さんと3人に決まりました。到着後すぐにテントを張って、初めて使う寝袋でぐっすり寝ました。
カナディアンログビルディングスクール4日目
朝からシルログ(土台になる丸太)作製のための半割りの実習をしました。チェーンソー1本で半割りからブラッシング仕上げまで全部やってしまったのでびっくりしました。バーを寝かせてのブラッシング作業には、こんな使い方も出来るんだと感動しました。
続いてリカーブカットの実習です。ワイデストポイントにかかるようにマーキングしてから切って行きます。チェーンソーで気を切るには今まではいかにまっすぐ切るかという事を考えていましたが、リカーブカットではいかにきれいに湾曲して切るかという事になります。ブラッシング後はアックス(斧)で修正と仕上げをしました。
CLB技術部長の次山(じやま)さんのデモです。次山さんは三浦さんとともにアランマッキースクールで学び、今は半分は日本、半分はカナダでの生活をしていて、ダンさんの元でログハウス建築を手がけているそうです。








































