昨日 大町市でひょうが降ったそうです
今日の新聞各紙に、大町市など県内各地で27日昼ごろひょうが降り、農作物に被害が出たという記事が載っていました。県農業政策課のまとめでは、大町市、長野市、千曲市の3市でリンゴやモモ、アンズなど約78ヘクタールの畑で被害があり、被害総額は計1776万円に上るそうです。長野地方気象台によると、この日は上空に寒気が流れ込んだ影響で大気が不安定になり、ひょうや雷が発生しやすい状態であり、ひょうは、雨に交じり大豆ほどの大きさのものが観測されたとの事でした。
毎日.jpでは、被害が出たうち、大町市のリンゴ農家では育てる実を選別する「摘果作業」を終えた農家が約3割あった。選別後のリンゴへのひょう害は影響が大きく、実に傷が付いたほか、葉が破れるなどの被害が報告された。同課では、病気にかかりやすい傷ついた実に殺菌剤を散布するなどの対策を、各農家に指導する方針だと書いてありました。
信濃毎日新聞webでは、大北農協(大町市)によると、大町市大町、平地区では午後2時前から約15分、ひょうが降った。直径は平均15ミリで、中には30ミリほどのものもあり、大町・平りんご生産部会(60人)のリンゴ園計約23ヘクタールのうち、概算で17ヘクタールが被害を受けた。同市によると、農作物の降ひょう被害は2006年6月以来だそうです。同市大原町の宮田明さん(73)のリンゴ園では、葉に穴が開いたり、実に傷が付いたりした。宮田さんは「これから育てる実を選別している途中だった。傷が付いた実は売り物にはならないだろう」と話したとの事でした。
中日新聞webによると、大町市内では27日午後2時ごろから、10数分間にわたって2センチほどのひょうが降った。JA大北によると、同市大原町のリンゴ畑などで実が傷ついたり、葉が落ちたりした。被害額は250万円になる見通し。リンゴ畑は摘果作業の時期で、被害を受けた生産農家の合津一利さん(82)は「傷つくと売り物にならず、大きな打撃」と嘆いた。JA大北では、実を残す方法や病気にならないための消毒の早期実施を指導していくと記載されていました。
私の実家も2006年6月にひょうで大きな被害に遭い、白馬新聞にも掲載されましたが、白馬村より見に見に位置して、暖かい大町市でこのような被害が出たとは驚きでした。白馬村で中国へ中古スキーを贈る取組み
長野県スキー連盟や長野県日中友好協会などでつくる「県日中スキー交流委員会」は今月から中国に中古スキー用具を贈る取り組みを県内各地で実施しているという記事が5月26日の大糸タイムスに掲載されていました。
白馬村では24日、役場スポーツ課とスキークラブが中心となり、スノーハープでスキー用品回収の受け付けを行ったそうです。回収は中国のスキーのレベルアップの協力と、同国のスキー人口の底辺拡大を目的に、二十数年前から行われています。過去の取り組みで累積11万台を超えるスキーが、瀋陽体育学院や河北省に贈呈されたそうです。この日は個人や団体から数多くの中古のスキー板やストック、スキー靴などが寄せられ、中にはほとんど未使用のカービングスキーなどもあり、スタッフは協力者の善意に感謝しながら、積み込み作業に汗を流していた。
このスキー用具を使って、中国の方々にもスキーの楽しさを味わってほしいと思います。
白馬町活性化推進委が木流川六地蔵愛称募集中
白馬村の白馬駅周辺の地区は白馬町と呼ばれています。以前は四ツ谷という名称であり、駅は信濃四ツ谷という名前でしたが、白馬村誕生と同時期に白馬駅、白馬町となりました。
この白馬町住民有志でつくる白馬町活性化推進委員会(新沢惠委員長)がこの地区を流れる木流川
沿いに建立した六地蔵「木流し地蔵尊」の愛称募集が始まったという記事が5月23日の大糸タイムスに掲載されていました。
新沢委員長は「地域のにぎわいなどを願い建立したお地蔵さんに親しみやすい愛称をつけてください」と呼びかけているそうです。応募の締め切りは6月末までで、村外からの応募も可能との事です。是非いい名前を付けて下さいね。
白馬連峰 夏山シーズンの開山式「貞逸祭」
北アルプス白馬連峰の夏山シーズン入りを告げる第43回白馬岳貞逸祭が23日、白馬村の猿倉登山口で開かれたという記事が5月24日の大糸タイムスに掲載されていました。
貞逸祭は明治38年に陸軍参謀本部陸地測量部の岩室を利用し、北アルプスで初の山小屋営業を始めて山岳観光の先駆者となった松沢貞逸の功績をしのび、毎年行われています。ことしも県内外から多数の登山者や村関係者が参加して、神事で今シーズンの安全を祈願し、白馬大雪渓の記念トレッキングを楽しんだそうです。神事では太田紘煕村長が「貞逸翁が心血を注いだ白馬連峰の山々を愛する精神を心に抱きつつ、登山者が安全で快適な登山を楽しめるよう、限りある白馬の美しい自然と共生しながら、とこしえにいつくしんでいきたい。どうぞ見守っていてください」と祭文を読み上げ、山の安全を願ったとの事でした。
昨年は土砂崩れ、今年は山火事と、災害が続きましたが、今年は災害や事故や怪我のないシーズンになってほしいものです。
信濃毎日新聞にも同じ記事が載っていました。北安曇郡白馬村の村観光局などは23日、北アルプス白馬岳(2、932メートル)の開山祭「白馬岳貞逸(ていいつ)祭」を猿倉登山口で開いた。恒例の記念トレッキングには観光客や地元住民らが参加。山頂に向かう途中の白馬大雪渓まで登山を楽しんだ。貞逸祭は43回目。白馬岳に山小屋を開設するなど、村の山岳観光に足跡を残した松沢貞逸(1889-1926年)を顕彰している。式典ではコーラスグループが「雪山讃歌」などを歌って登山シーズンのスタートを祝った。
トレッキングには昨年より100人ほど多い約250人が参加。ブナなどの青葉が茂り始めたふもとから、雪が残る登山道を経て大雪渓の下部の白馬尻(1、560メートル)まで登った。参加者は雪渓を背景に記念撮影したり、散策したり。今年の大雪渓は雪の量が平年よりやや少ないという。大町市から夫婦で訪れた山口明信さん(72)は雪渓を見上げて「さわやかな気分になる」。白馬山案内人組合の降籏義道組合長は「みんなが楽しむためにも、山が荒れず、事故も起きないことを祈っている」と話していた。と書いてありました。
白馬岩岳スキー場でヤギの出産ラッシュ
白馬村の「岩岳スキー場」にあるヤギ牧場「風の谷ファーム白馬」で2009年もヤギの出産ラッシュを迎え、愛らしい子ヤギたちが元気に駆け回っているという記事が、5月24日の大糸タイムスに掲載されていました。
この牧場はヤギチーズの製造と地域活性化を目的に数年前から夏場のスキー場を利用したヤギの飼育を行なっており、4月24日を皮切りに15頭の母ヤギから20頭の子ヤギが生まれたそうです。順調にいけば、さらに2~3頭増える予定だそうです。牧場を管理しているのは、オーストラリア出身のロバート アレキサンダーさん(35)で、日本に憧れ18歳で来日し、ウインタースポーツのカメラマンやラジオのDJとして働くうちに、地球環境に優しい「循環型農業」に関心をもち、白馬に移住してヤギの飼育を覚えたそうです。母親からとった乳でつくったフレッシュチーズが夏場の特産として人気を集めるばかりでなく、生まれたばかりでなく、生まれたばかりの子ヤギは、近隣の小学校への貸し出しも行なっているとのことでした。
白馬の民宿で食と農を学ぶ修学旅行の中学生
5月23日の大糸タイムスに、白馬村で20日から都会の中学生が農家民宿に滞在しながら農作業などを体験する「民泊修学旅行」が行われているという記事が掲載されていました。
今回訪れたのは東京都の杉並区立和田中学校(代田昭久校長)の3年生161人。2泊3日の旅行期間中、JA大北が窓口となって受け入れを行った白馬村村切久保・新田・佐野地区の民宿40軒に4人から5人で分宿し、農作業体験で食と農の大切さを学びながら地域の人との交流を深めているそうです。20日は岩岳地区の田んぼで昔ながらの手植えによる田植えを体験したとの事でした。
最近は、田んぼや畑に入ったことがないどころか、土を見たことがないという子供たちが増えている中で、修学旅行でこのような体験をするというのは、とても良い事だと思います。