=第192回= 人そっくりな人ではないものが登場する名作映画集 | 3110 - 映画研究会

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会長の3110です。

では今回から毎月第一日曜日に更新していきたいと思います。

とにかくネタがないので、何か記事にしてほしいネタがあればコメントの方にお願いします。

基本的には今回のように『○○な名作映画集』になると思います。

 

今回紹介するのは、人そっくりだけど人ではない何かが登場する作品です。

人ではないけど元は人間だった」というのは今回は除外しています。

 

     -=Ξ(∩´∀`)∩

 

 

  素晴らしき哉、人生!

  

1946年 132分 監督:フランク・キャプラ

 

私が最も好きなクリスマス映画のひとつです。

この映画には冴えないおじさん風の天使が登場します。安易に美女とかにしないあたりが実にいい塩梅だなと。

内容だけ見ると非常にファンタジックな作品なのですが、純粋にヒューマンドラマとしての完成度がとても高いです。

素晴らしき哉、人生!』の感想は第33回をどうぞ。

 

 

 

  エイリアン

  

  1979年 117分 リドリー・スコット

 

エイリアン』シリーズでは、すべての作品でアンドロイドが登場し、ストーリーにおいて重要なポジションを担っています。

そんなアンドロイドたちの中でも、一番印象に残るのは1作目の彼でしょう。

ホラー色の強い1作目ですが、アンドロイドの存在によってサスペンスっぽい風味も纏っており、リドリー・スコット監督のダークな演出に非常にマッチしております。

エイリアン』シリーズの紹介は第8回をどうぞ。

 

 

 

  ブレードランナー

  

  1982年 117分 監督:リドリー・スコット

 

アンドロイド関係の話では高確率で登場する作品。私の大学の授業でも題材にされていました。

紹介する度に言っていますが、本作は映画として観るとあまり好きではないんですけれども、映像論文として観ると非常に興味深い作品だと思います。

意思を持ったアンドロイドは人との間に違いがあるのか? とか。

バージョン違いが多く存在する映画として有名ですが、私はファイナルカット版が好きです。

 

 

 

  ターミネーター

  

1984年 108分 監督:ジェームズ・キャメロン

 

ターミネーター』といえば2作目という方が多いですが、私は1作目が一番好きです。

2作目以降では、人間そっくりの殺戮マシーンの存在が半ば当たり前のものとしてストーリーが展開されていますが、1作目はそうではありません。1作目で描かれるターミネーターの得体の知れなさが最高なんですよ。

純粋な性能では2作目に登場するT-1000の方がずっと上なんですが、クライマックスの絶望感は本作のT-800の方が個人的に上だと思います。

ターミネーター』の紹介は第155回をどうぞ。

 

 

 

  シザーハンズ

  

  1990年 105分 監督:ティム・バートン

 

ハサミの両手を持った人造人間のお話。

絵本のようにファンタジックな舞台や雰囲気とは裏腹に、ストーリーは非常にダークでビター。人間の心理に潜む恐ろしさや醜さをこれでもかと描いております。

作品は好きだけど、登場人物はどうも好きになれません。

現代のSNS問題も、本作で描かれる住人たちと同じだと思います。

シザーハンズ』の感想は第59回をどうぞ。

 

 

 

  ナイトミュージアム

  

  2006年 108分 監督:ショーン・レヴィ

 

夜になると展示品が勝手に動き出す博物館の話。

はじめは展示物に振り回されてばかりだった主人公のラリーですが、やがて友情が芽生え、共に困難に立ち向かっていきます。

シリーズ全部観ると、ラリーが人間との付き合い少なすぎて心配になってきます。

正直に言って2作目と3作目はストーリーがいまいちなんですが、本作を観れば登場人物が好きになれるはずなので、馴染み深いキャラが登場するだけで楽しめると思います。

ナイトミュージアム』の紹介は第58回をどうぞ。

 

 

   -=Ξ( / ・ω・)/

 

ちょっと少なめですが、今回はここまで。

次回の更新は11/1を予定しております。

 

3110-映画研究会では、みなさんから記事のネタを募集しております。

こういう研究をしてほしい!」,「こういう名作を紹介してほしい!」というリクエストがあれば、コメントへどうぞ。

 

それでは、次回もよろしくお願いします。(^ ^)/~