ー第8回ー 『エイリアン』シリーズ (紹介) | 3110 - 映画研究会

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   今回は、最新作『エイリアン   コヴェナント』の公開を記念し、過去に製作された『エイリアン』シリーズ四作&『プロメテウス』を、感想を交えて紹介したいと思います。

 

   ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ

 

 第1作 『エイリアン』 1979年 監督:リドリー・スコット

  

 怖い。そして面白い。

 いや~、40年近く前に作られた映画だなんて信じられませんよ。

 カメラワークが上手い。いい感じにエイリアンをチラ見せ。いつどこから出てくるのか分からないスリルがたまりませんなぁ。

 『エイリアン』シリーズは四作とも監督が異なり、全然違った作風が楽しめます。故に、どの作品が好きか意見が大きく分かれるのですが、私はこの第1作が一番好きです。

 エイリアンと戦う映画ももちろん面白いけど、やっぱりSFホラーであるからには、アクションより恐怖を楽しみたいです。(ちなみに会長はSFホラーは大好きだが、ホラーは大の苦手)。

 エイリアンが一匹しか登場しないのも私好み。一匹の方がエイリアンの強さとか怖さとか諸々が際立つからね。

 アッシュの妙な言動など、伏線も豊富で脚本の出来も非常に素晴らしいです。

 まさにSFホラーの原点にして頂点。ちなみに今作は劇場公開版とディレクターズカット版の二種類が存在します。結構相違点が多く、どちらも面白いので、両方観ることをお勧めします。

 

 

 第2作 『エイリアン2』 1986年 監督:ジェームズ・キャメロン

  

 激しい! そして面白い。

 まだあまり有名ではなかったジェームズ・キャメロンが手掛けた、『エイリアン』の続編です。前作とは打って変わってアクションがメインに。

 『ALIENS』という原題の通り、今作ではエイリアンがいっぱい出てきます。ヲワタ。ヽ(´∀`。)ノ

しかし、今回はただ襲われるのを待つのではなく、エイリアン達に果敢に立ち向かう人間達が描かれています。「今度は戦争だ!」ヾ(。`Д´。)ノ

 劇中ではエイリアンがわんさか出てきますが、実際に撮影で使われたのは五体くらいだったんだとか。流石キャメロン。限られた環境を非常に上手く利用している。『ターミネーター』の経験が生きてるね。

 今回のリプリーは、前作のトラウマを克服すべく、エイリアンの集団と戦います。シリーズが進むにつれ、どんどん常人から離れていく彼女ですが、今作の彼女が一番その、なんというか、ええ感じですね。(殴)。うん……説明できないんだよ。

 完全版は155分とかなり長めですが、面白さもスリルもボリュームたっぷりなので、問題ないでしょう。

 

 

 第3作 『エイリアン3』 1992年 監督:デヴィッド・フィンチャー

  

 暗い。そして暗い。

 オープニングからやってくれたなって感じです。『2』からの流れでこんな展開を予想できた人は果たしているんだろうか……。

 おそらくシリーズで最も評価の低い作品です。私は嫌いじゃないですが。

 特筆すべき点は、何と言ってもそのダークな作風。他の『エイリアン』シリーズも明るい作風ではないんですけども、これは段違いに暗いです。

 前作はいっぱいエイリアンが出てきましたが、今回は一体のみ。全体的に1作目に近いテイストです。

 1作目と違うのは、エイリアンの形態。犬(完全版では牛)から生まれた個体なのですが、その影響からか、四足歩行です。見た目の不気味さに拍車がかかりました。展開, カメラワークはこのエイリアンの特性を活かせていたので、その点は良かったと思います。

 ただ、シリーズの他の作品に比べると、印象は薄くなりがちです。

 

 

 第4作 『エイリアン4』 1997年 監督:ジャン=ピエール・ジュネ

  

 グロい。しかし美しい。

 『3』があんな感じで終わったため、続編は必然的に無理矢理感漂ってしまうんですよね。これは致し方ない。

 この作品も評判がいい方ではありませんが普通に面白いと思います。

 今作の特徴としては、シリーズの他の作品に比べてグロシーンが多いことでしょうか。私はグロいのはあまり好きではないのですが、不思議とこの作品の映像からは美しさを感じてしまいます。

 そして遂にリプリーが人間やめる……。これを観てから1作目に戻ると、「……ん?(゜д゜;)」となります。間違いなく。そして何周もしちゃうんですよね。いやぁ、エイリアンは奥が深い。

 癖の強さはシリーズ随一。前作もなかなかだったけどこれはもっと凄い。故に、好き嫌いが分かれる作品です。観賞する際は注意しましょう。また、グロいのが苦手な人は気をつけて。

 

 

 前日譚 第1章 『プロメテウス』 2012年 監督:リドリー・スコット

  

 グロすぎて無理。

 第1作『エイリアン』の監督自ら手掛ける、『エイリアン』の前日譚……のはずだった。

 一応そのはずだったんですが、それについてはいつの間にかうやむやにされました。『エイリアン』との矛盾点もかなり多く、明らかに前日譚として成り立っていません。『コヴェナント』でしっかり回収してくれるだろうか……。

 更にこの映画、CGをふんだんに使ったグロシーンのオンパレード。私ああいうぬるぬるしたのは本当に苦手です。何度も画面から目を逸らしました。

 脚本もマジで意味分かりません。( ゚Д゚)ハァ?ってシーンがいくつもあったのですが、それについてもなんの説明もなく、( ゚Д゚)ハァ?のまま映画が終わりました。

 私はそれなりの量のDVDをコレクションしてきましたが間違いなくこの作品を買ったことを一番後悔しています。

 最新作にももちろん興味がありますが、これのせいでいまいち不安が拭えません。

 

   ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ

 

 という訳で、シリーズを私基準でランキングしてみた。

 

 1位 『エイリアン』

 2位 『エイリアン2』

 3位 『エイリアン4』

 4位 『エイリアン3』

 5位 『プロメテウス』

 

 『AVP』は、『プレデター』シリーズと一緒に紹介します。

 

 

続く……アクセス数2ってマジか