ロジックの河村です。
今日はiPhone14の発売日ですね。
僕は買いませんが、世間では結構話題になっています。
同時に今日はアップルウォッチ8及びultraの発売日でもあります。
個人的にはこっちの方が楽しみで、実はもう8は予約しています。
予約しているのに発売日当日に受け取れませんでした。
店頭では販売しているのにどういうことなのか?
発売日当日に買いに行った方が早く商品を受け取れるような状態です。
予約とは・・・?
僕はiPhone12を使用しています。
この12という数字は好きな数字です。
相対質量の基準の数字だからです。
ちなみに他に好きな数字は3,6,9です。
3は松中の背番号。
6は炭素の原子番号。
9は小久保の背番号。
見事にホークスと化学由来の好きな数字が交互に表れます。
これは偶然なのでしょうか?
ちなみに全て3の倍数です。
なぜか3の倍数です。
偶然でしょうか?
今日は「環境」についてお話しします。
「環境」と聞いて何を連想しますか?
地球環境?子育て環境?地域環境?様々だと思います。
僕が話そうと思っているのは、受験の環境についてです。
地球環境や子育て環境についてもお話したいのですが、また別の機会にします。
受験の環境って何?みたいに思っている方も多いかと思います。
話すと言っておいてあれなんですが、まず僕は受験環境なんて、受験の成否には本来影響しないと考えています。
ただ、語弊がある表現なので後々色々詳細を話します。
まず受験環境というのは、受験生が生活している状況や所属しているコミュニティの事です。
例えば、通っている学校や塾、付き合いのある友達の事だと思ってください。
ざっくり言えば生活環境の一部の集合だと思っていただけたらと思います。
あと、はっきりさせておきたいのは、学習環境と受験環境は違います。
具体的な話をすると、普段のテスト対策指導が得意な学習塾が受験にも精通しているとは限りません。
中学3年生になってからロジックに通い始める生徒も何人かいますが、その中には、受験勉強を今まで通っている塾では出来ないと判断したから転塾したという生徒もいます。
僕の経験の話をすると、中受の際に僕の友人の多くは公文から中受専門塾(ほぼ英進館)へ転塾しました。
僕も英進館に通いました。
※ ちなみに、手前味噌ですが、我々は学習指導・受験指導どちらも得意と自負しています。
受験環境と学習環境、非常に似通った部分もあるのは事実ですが、今回は前者にフォーカスします。
では、その受験環境をテーマに何を話すのかというと、
「成績が上がらないのを環境のせいにする」生徒の存在です。
塾においてよくあるのが、単元指導の中身の比較です。
「○○塾ではここの単元で△△の方法を使っていた。」
「□□塾では裏技を教えてくれる。」
みたいなものです。
成績が上がらない生徒はそれを現在通っている塾のせいにして、「成績向上の方法を教えてくれていないからだ」と考える事も少なくありません。
まあ、そう考えること自体は悪いことではありません。
厳密に言うと、「成績向上の方法を考えようとしている」という一点で。
ただ、この結論は完全に間違っています。
成績が上がらない子はほとんどの場合、勉強に否定的な考えを持っています。
勉強はしたくないのです。
なので、勉強をせずに済む「いいわけ」や「行動」を考えてしまいます。
よくあるのが、家で勉強しようとすると部屋を片付けてしまうケースです。
僕もやったことがあります。
僕の友人には受験期間にボランティア活動をしたいと言い出した子もいました。
結局、学校の先生に諭されて目の前の勉強に身を入れることとなったのですが・・・。
とにかく、他の事が気になってしまうのです。
この友人は後に医学部医学科に進学する友人で勤勉で努力家ですので、決して怠惰な性格ではありません。
そんな友人でも陥る現象ですのでどんな人でもあり得ることなのです。
ある意味通過儀礼ですね。
自分の学習量を増やしたくない生徒が考え着くのが、受験環境が原因で成績が上がらないというものです。
ロジックにそんな生徒がいる場合は、僕は転塾を勧めます。
その生徒を指導したくないという訳ではなく、その方が生徒の納得感を得られると考えているからです。
そのままにしておいても、成績は上がらないでしょう。場合によっては下がります。上がることはほとんどありません。
何故なら、肝心の「自分」は一切変わっていないからです。
成績が向上しない理由第一位は「学習方法が間違っている」ためです。
学習方法というのは、予習復習のようなマクロなことではなく、インプットの方法やアウトプットの方法の事です。もっと細かな「勉強の仕方」です。
例えば、
今までは先生の話を聞き流すだけだったけど、これからはきちんとメモを取って、家で重要な部分をまとめよう!
とか
例題の学習の際に解法に沿った解き方を改めて実戦してみよう。
式変形には理由があるはずだからその理由を考えるようにしよう。
とか。
受験環境のせいにする生徒の多くはこういった『当たり前』が出来ていないことが非常に多いです。
まずは、こういった『当たり前』をもう一度考え直して、今の受験環境で出来ることを十分に行えているかを自身に問いかけてみてください。
今の受験環境について考え直したら、その環境で出来ること、出来ないことが明確になると思います。
そして、出来ないことが自分にとって本当に必要なことかを考えてください。
例えば、個別指導塾での受験勉強と集団塾での受験指導では出来ること・出来ないことがかなり変わります。
一例を挙げると、集団塾では個別と違い一度に多くの生徒を指導しますので、膨大なデータが集まります。難関私立校(灘高校等)にどうしても入学したいという偏差値中盤(60前後)の子はしがみつく想いでその学校に特化した指導を受けた方がよいです。
しかし、このような指導が阿倍野高校や住吉高校志望の生徒には必要でしょうか?
いいえ、必要ありません。
少なくとも公立高校の場合、ほとんどの受験塾にはそれなりのデータがあります。
難関私立高校でもない限り、そのデータで優劣がつくことはありません。
どのように勉強すればいいのか分からない生徒には、多すぎるデータはむしろ悪影響が出ることも考えられます。
逆に偏差値80くらいの生徒が自分に合った学習プランを立ててくれる個別塾が必要でしょうか?
いらないです。
80くらいの偏差値が取れる生徒は勉強の事がよく分かっていますので、そもそも塾はいらないかもしれません。
勝手に勉強してた方がマシです。
こういった考えの元、自分の求める環境を選択してください。
(※今回挙げたのは一例に過ぎません。全ての塾に当てはまるようなことではありませんので、ご了承下さい。)
冒頭に申し上げた「受験環境なんて影響しない」というのは、たいていの場合、それまでの過程で既に、「自分のためにならない環境」が淘汰されているためです。
環境のせいで成績が向上しない訳ではなく、細部にわたって『当たり前』を徹底できていないからです。
もちろん、例外もあります。
自分にとって必要なことがその環境ではできない場合は、環境を躊躇なく変えてください。
それぞれのお子様にとって、適切な環境が必ずあるはずです。