将来が不安で今を楽しめないというのは、漠然としたものであっても多くの人が感じていることなのではないでしょうか。
「派遣の仕事を続けるか迷っている。
もし他にいい仕事があるなら今の派遣先をやめたいけど、次が決まらないままやめるのは将来が不安で怖いし、
次にいい仕事が決まるとも限らないから、とりあえず我慢して継続している」
「わかるー。まあ仕方ないよね」
このような会話をよく耳にします。
派遣に限らず、どんな仕事、会社でもよくある話です。
将来が不安だからとりあえず我慢する、というのも選択肢の一つではあります。
この選択をする人がしていることはこういうことです。
本当の気持ちを抑えて、したくないことをする
本当の気持ちを尊重せず、なかったことにする
本当の気持ちに沿った選択をしない
不安を出発点として思考、選択をする
我慢、妥協する
つまり、そももそもどんな風に働きたいか、どんな仕事がしたいのかの前提がない、あるいは諦めているのです。
これは明確な「他人軸」です。
無意識に「自分のやりたいことをする」「自分の仕事や人生は自分が決める」のではなく、会社側が決め、自分は従う側という前提になっているのです。
そうなると、仕事内容、待遇、通勤環境、人間関係などあらゆるものが、我慢、妥協の連続になってしまうでしょう。
仕事には自己価値がはっきりと反映されてしまうのです。
現実には、スキルが高くないなどの理由から仕事を選り好みできない、とにかく家計を支えなければならない、子供の学費を賄わなければならないなど、様々な事情があります。
そういう方こそ、自分に合った働き方とはどんなものなのかをよく知ることが大事です。
そう言われてもおそらく、自分に合った働き方がよくわからなかったり、常識に縛られて自分に合った働き方なんてできるわけがないと諦めたり絶望したりしてしまう方が多いと思います。
では、なぜそうなってしまうのか。
それは「不安」から物事を見ているからなのです。
不安を出発点にしているから。
将来が不安だから、収入や仕事がなくなることが不安だから◯◯する(例:不満のある今のままを選ぶ。合わないけど無理をして働く)
「そういう不安なんて誰にでもあるでしょ」と言われそうですが、あなたの周りにはあなたに似た人たちが多くいるだけです。
あなたと同じエネルギーの人をお互いに呼び合っているのですから。(だからコンフォートゾーンとなっていてなかなか抜け出す決心ができないのです)
※コンフォートゾーンとは、ストレスや恐れ、不安を感じることがなく安心して過ごせる環境のこと
この不安の根源が潜在意識に存在しています。
不安の根源を解消すれば、勤務条件や待遇、仕事とプライベートの両立など、自分に合った働き方がどんなものかをはっきりさせることができるようになります。
望むことを明確にすることで、それを手に入れることができるようになるのです。
「不安」からではなく
「こうなりたいという希望、喜び」から物事を見るようになるからです。
だから、今のまま我慢してがんばるっていうのは方向性が間違っているのです…。
自分に合った働き方=自分に合った生き方。
そうなると人生の満足度が大きく上がります。
自分軸になれば、仕事だけではなく、人間関係も、経済状況も、生き方そもものが変わります。すべてはつながっているのです。
仕事を辞めるかどうか、転職するかどうか悩む前に自分軸になることに着手しなければ、今のままの我慢と妥協を繰り返すことになります。
自分軸を手に入れることで、転職の悩みというピンチをチャンスに変えられるのです。
「そういう発想、したことなかったです…。」とよく言われます。
そうなのよ。本当に大切なことは誰も教えてくれないのよ。
自分軸になって、仕事も収入もプライベートも、自然に無理なく好転していった方はたくさんいらっしゃいます。
どうしたら自分軸になれるのか。