ついに「3年たちました」も8まできてしまいました、そろそろ終わりにしようと思います。
さて前回の続きで特殊清掃のケースについて書きたいと思います
岐阜に帰ってきてから1年経過した2023年の夏に依頼がきました、老夫婦の旦那様からの依頼でした、現場に迎いお話を聞くことになりましたが、どうも憔悴しきった様子でした、概ね次のような話です
①ある日妻が突然いなくなった
②妻は認知症である
③失踪してから一週間後に近所の方の倉庫で見つかった
④発見されたときは既に死亡しており死後一定時間が経過していた
前回と同じく真夏の孤独死は厳しいです・・・・このケースも腐敗が随分と進行していたようで、私たちが現地を見たときにも
『ああ・・・東京と一緒の人間の臭いだ・・・」と思いました・・・表現できない臭いです血液と流れ出た体液と腐敗した臭いです
『どんな思いだったか?彷徨い歩いて苦しんだ末に他人の倉庫で亡くなる』 みんな悲しいです、ご主人も、倉庫の持ち主も
彼らの家族も、私たちも・・・・悲しみに満ちた現場で特殊清掃をさせていただきました。
虫が湧いていたので消毒し、血液や体液が付着した物品を分別し、外部に出し、再び消毒と消臭をした上で内部を高圧洗浄し、再度消臭しました、処分品は養生の上に外に置き、その他の物品は倉庫に戻しました、最後に消臭、消毒です、しかしその臭いはなかなか簡単には取れません、あとは扉を開放し時間の経過に期待するわけです。
仕事が終わりました、不思議にみんなの表情が少しやわらいだ気がしました・・・・気のせいでしょうか?
それぞれの心に悲しい出来事は多分ずっと残るのでしょうが、私たちの特殊清掃という仕事によって現地でおきた悲しい出来事は終わりました、限定的ではありますが安堵していただくことが出来たのでしょう
私たちにも辛く悲しい仕事ですが、上手くいえませんが『良い仕事をした!』と感じました
この国の高齢化という問題が生んだ悲しい現実がここにあります、高齢化社会、老々介護・・こういう問題を解決する事は出来ませんが、このようなケースの処理については貢献することができます、まだまだ増加するであろうこのケースに心をもって向き合っていきたいと思っています。
次回も書きたいと思います。