この遺品整理という仕事を始めて一番感じることは

この世の中の問題を皮膚感で感じる、ということです。

【ゴミ屋敷・孤独死】

    ↑この体験を最初にしたのは2022年の7月の東京での研修でした

まだ若い多分30台~40台の男性の案件でした、アパートで一人暮らしされている方の孤独死であったと記憶しております。

もちろん部屋にご遺体は無いのですが入室と共に驚きの光景、高さ1m程度のゴミの山、ゴミには生ごみ(コンビニ弁当や酒類、スナック類、本雑誌 等)の山、浴室やトイレにもゴミは山積みで排泄物もペットボトルに詰め込んである状態でした

真夏だったので生ごみが腐った臭いに人体から出た体液の臭いが混じって経験したことの無い臭いでありました

また様々な虫が大量発生していました

そこの片付けをしました膨大な量のゴミを撤去していくと床のフローリングに人形の血液の跡が現れました、夏の孤独死は惨いです、私たちの片付けが終わった後は消臭(オゾン)内装の切り取りが特殊清掃業者によっておこなわれました

なんとも言えない気持ちでアパートに帰りました、皮膚に染み付いた臭いを落とそうと風呂で強く皮膚をこすりました、なかなか落ちない臭いにその日は7回風呂に入りました、しかし鼻孔に残った臭いは容易には消えませんでした

もちろんその日は食欲はなくビールを飲みました、疲れていたせいもあり酔いが早く回り、朧気に孤独死された方の事を思いました「可哀そうに・・・真際に何を思っただろう?」その夜は一晩中彼が頭から離れませんでした(部屋の中にある写真で顔が分かるから)朝方に思ったのは『これは本当に価値のある仕事なのでは、世間に迷惑をかけた俺にふさわしい仕事なのでは?』

と思いはじめました

『遺品整理』という仕事は人の最後に寄り添う崇高な仕事だと感じ、3年経過した今もその確信をもっています

良い経験をしたと思いました

 次回ももう少しこのテーマで書かせていただこうと思います