ふんわりシフォン -35ページ目

舟をこいで

遠く遠く

岸を離れて

言葉の海に揺られている

向かう先には

言葉が揺れている



ひとつ掬い取り

眺めて考えて閉まう

ひとつ掬い取り

思いあぐねる



使いやすい物ばかりでなく

どう使ったらいいのか

わからないのに

わたしは掬った言葉を眺める




どんな言葉であれ

わたしが手をいれて

差し出すものは

わたしの意思が宿る

わたしの言葉になる



歌いながら

舟をこいでゆく

言葉を紡ぎながら

スピカ 6

高木くんと宮地さんの取り調べが再開され、わたしと里沙ちゃんは取り残される。



「あっきれた…!いこう亜依ちゃん」



きびすを返した里沙ちゃんから促され、わたしもその場を後にする。



「悩んでるなら協力してもいいけど、根本的に問題ありよ。あいつは自分が怨まれたりする可能性すら否定するんだから」

「わかってないのか、信じたくないのか困ったものね」



カツカツとヒールを響かせて、里沙ちゃんと自分の売場まで戻る。

当たり所のない怒りがワゴンにぶつかり音をたてる。握り拳で当たっても、里沙ちゃんの力ではバンと小気味よい音がするだけだ。



「…宮地さんも動いてる。内々に済ませられなくなるかもしれないわね」

「責任問題になりそう、ってこと?」

ガバッと顔を上げた里沙ちゃんは、眉を寄せて困ったように口を開く。


「ここはお店だから、宮地さんも簡単に引き下がれないようよ。」

「人を疑わないといけないって言うのも辛いよね…お店はチームだから、それぞれが自分の持ち場で頑張ってはじめて機能するんだから」



二人で頭を付き合わせていたら、惣菜の本田さんがやってきた。惣菜の持ち場はこちら側じゃない。わざわざ来たということらしい。軽く手をあげて、私達に加わった。



「大変だよね、高木のお弁当。気になったから覗きに来たんだけど、あいつ宮地さんに絞られてて話しかけられないよ~」


丸っこい手をこすりながらそう言った。

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甘やかされて伸び放題の苺、畳一畳ほどになりました。なんだか…囲い込まれた植物が枯れています。ミニバラとソテツらしき樹木でさえ元気がありません。苺は見かけによらず、貪欲な植物です。



雨が降ると、苺を採らないので雨あがりは苺が鈴なりです。毎日、ボウル一杯の苺が採れます。



そのまま食べたり、ヨーグルトに混ぜたり、ジャムを作ったり。とはいえ毎日ジャムを作るわけにはいきません…。おすそ分けするにも、見栄えがいまいちなうえ、甘~い苺ではないのでためらいがち。



苺だってせっせと花を咲かせ、実を付け、赤くなるまで頑張ったので、捨てるにも忍びないのです。自然が与えてくれたものを欲張って、使いこなせないなんて。



しばらく苺のことばかり考えていたら、いいことを思いつきました♪

食べられないなら、冷凍しちゃえばいいんだ~♪



冷凍コーナーの一角にはブルーベリーとイチゴのパックがあります。あれです。

早速、苺を丹念に洗って、包丁でヘタを落とし、ペーパータオルで水分を拭いて冷蔵しました。ジップロックを買い求めて、潰してペースト状にしたものなら、かさ張らず重ねておけていいですよね。そうしたら、チョコレートみたいに、割り箸で割れ目をつけておこうと思います。使う時は、ひとかけらづつ使えます。ミキサーにアイスやヨーグルトと入れたらお手軽にフローズンヨーグルトが出来ますね。



写真なのですが、程よく苺が凍ったので、アイスにトッピングしてみました。チョコレートソースの甘味で苺の甘味が負けてしまうのですが、可愛いからいいか。