アンニョン(^-^)ノ
いつも、ありがとうさんです…
まだ先の話ですが9月4日にこんな映画のDVDが出ると知りまして…『恋の完全征服』です(≧∇≦)
なんか適当そうなタイトルですが、原題も「연애 완전 정복」…「恋愛完全征服」で韓国では「青少年観覧不可映画」だった2020年公開の映画…主演はオ・ヒジュン、カン・イェビン、シン・セロム。
経験ないんですけど~!
成功率100%の恋愛サポート・サイトで出会ったフラれ男と秘密を抱えた女のラブ・コメディ!!
って話ですが、いや、このチャラチャラしたジャケットに私の期待も高まるんですけど~!
こんな映画きっとアカンやろ~と思って観た韓国映画が良かったりするのが私の至福の時ですし
この映画、韓国では「一般版」に対して削除シーンを追加して30分くらい増やした「無削除版」もあるらしい…
日本版DVDは「一般版」のようですが…。
ホント、観たいんですよ
ひかり探して
Introduction
第57回百想芸術大賞<映画部門 最優秀脚本賞>
第42回青龍映画賞<新人監督賞>
新鋭パク・チワン監督、鮮烈な長編デビュー作
遺書を残して絶壁から消えた少女、人生の淵に立ちながら事件を追跡する女刑事、そして少女に関わる声なき目撃者。映画『ひかり探して』は、逆境や絶望の淵に立つ彼女たちが選んだ選択について描いた物語であり、厳しい現実に立ち向かう<わたしたち>に勇気と希望の光を指し示してくれる温かなヒューマンドラマである。 『パラサイト 半地下の家族』の米アカデミー賞受賞以来、世界的に関心が集まる韓国映画界において、特に映画ファンの注目を集めるのは、女性監督や女性映画人たちの台頭に違いない。原作小説と共に日本でも圧倒的な支持を得た『82年生まれ、キム・ジヨン』や数々の映画祭で絶賛された『はちどり』、そしてネットフリックスで依然高い人気を博している「愛の不時着」や「椿の花咲く頃」など、女性が中心の物語と女性同士の特別な連帯を描いた作品が好評を博している。そこにまた一本の映画『ひかり探して』が加わることになった。
台風が吹き荒れるある日の夜、遺書を残し離島の絶壁から身を投げた少女。休職を経て復帰した刑事ヒョンスは、少女の失踪を自殺として事務処理するため島に向かう。少女の保護を担当した元刑事、連絡が途絶えた少女の家族、少女を最後に目撃した聾唖の女、彼らを通じて少女がとある犯罪事件の重要参考人だった事実を知ったヒョンスは、たった一人孤独で苦悩していた少女の在りし日に胸を痛める。捜査を進めていくにつれ、自身の境遇と似ている少女の人生に感情移入するようになり、上司の制止を振り切って、彼女は次第に捜査に深入りして行く…。
一昨昨日の12日、『ひかり探して』を観ました…
原題は『私が死んだ日』…韓国では2020年に公開された作品ですが、日本での後悔は2022年の1月。
同い年のヘス姐とイ・ジョンウンさんの共演が話題となった作品ですが、イ・ジョンウンさんが出ている場面はそこまで多くなかったです。
あくまでも主演はヘス姐ですね。
それと、日本版のポスターではなぜか消えてますけど、ノ・ジョンウィ。
彼女も含めて3人の女性の映画ではないでしょうか。
まず、女性映画 ―― もう少し言えばフェミニズム映画なんじゃないかと私は思いましたが、「フェミニズム」という言葉には ―― 「ポリティカル・コレクトネス」という言葉同様 ―― 嫌悪感や敵意を隠さない人たちも多いので、ブログで肯定的に使うことに戸惑いや不安を覚えてしまう。
私はフェミニズムについてきちんと学んだわけではないので、確かに多くを的確に語ることはできないんだけど、多分、私の考え方にフェミニズム的なところもあるかもしれないし、映画はこれまでの理念やならわしを覆す強いエネルギーがある文化だと思う。
私も世の中が変わっていくことに賛成ばかりではないんですが、でも自分が良ければそれが正しいとも思ってません。
どなたかの新しい視点に気づいて納得すれば、それが新しく正しい未来なんだと考えます。
『ひかり探して』については、主人公が女性ですが、でも男性であっても彼女の心情に自分を重ねることができる映画だと思います。
要するに映画に共感できるかどうかは人それぞれですが、孤独感を感じる人たちにはより共感できる映画なのではないかなあ。
と、感想を書く上ではそういうような前提もあるんですが、映画はまずもっとあやふやに、先入観なく観ました。
台風が来た最中に、ある孤島で一人の少女が絶壁から海へ身を投げた。
「何か」があって休職していた刑事キム・ヒョンスは復職のため、島へ向かい、少女の「自殺」について調査することになる。
ヒョンスは少女について調べていくことで、彼女の内面を知ることになる ―― という物語です。
この作品はいつかきちんと観るために内容をできるだけ知らずに観たんですが、私が予想していた映画とはまた違いました。
私はもっと…何というか、あやふやだけど、「静かなドラマ」なんじゃないかと予想してたんですね。
でも主人公の女性の職業が刑事なので、もっとミステリー、サスペンスの要素もあるんですよ。
本来的な意味での「サスペンス」ではないんだけど ―― 「少女の自殺」についても、「主人公の過去などの背景」についても、映画が進むにつれて徐々に判明してくるので、私にはとてもミステリーな映画に思えた。
だから、そこが楽しめるかどうかがあると思いますね。
説明が親切なわかりやすい映画ではないかもしれないので、わかりにくいと思った人には合わない映画かもしれない。
でも私は非常に合ったんですね。
あれ
思っていたよりもずっと面白い…と感じましたね。
「自殺した少女」について刑事が調べていく流れの中、「少女」についても「刑事」についても様々なことが判明していく、そこの面白さが非常にありました。
と、ここまで書いてひとまずもう、私はストーリーは語らないことにします。
書きたいことはさしあたって書けましたので。
それで、「シネマ・ウォッチャーいとっぺ」さんと、「マズル刑事」さん(の、たまさん)が先に観られてレビューを書かれてますので、そちらをご紹介させていただきます。
シネマ・ウォッチャーいとっぺさんの記事
マズル刑事さんの記事
たまさんのおすすめ韓国映画!「ひかり探して」は、厄介ごとから解放されて本当の笑顔を探すまでの物語
映画について詳しく知りたい方は是非、こちらを読んでいただきたいです。
私も観たあとでちゃんと読ませてもらって映画がより深く理解できました…ありがとうございます☆⌒(*^-゜)v
マズル刑事さんの方では松本清張様がらみでうちの名前もだしてもらい…いつも感謝です
キャストについて書かせていただくとキム・ヘス姐さん、韓国映画・ドラマを観ていくと必ず好きになる女優さんですね、ええ。
私もです。
役柄としてはいわゆる「鉄火肌」系の荒い人、またはワガママでヒステリックな人もお手のもの、ですが、静かで思慮深い人物を演じさせても第一級、私も大好きな『コインロッカーの女』(2015年)なんかでは怖いゴッドマザーだったりして、演じられない役はないでしょう。
刑事役は何といってもドラマ『シグナル』(2016年)もあります。
『国家が破産する日』(2018年)も正義感の強い、洞察力のある人物でした。
『ひかり探して』では、年齢的には大人も大人ですが、それでも人生を苦しく感じている刑事さんの役で、仕事はできたのに、いろいろと女として人生タフな局面です。
人間的な弱さも見せる刑事キム・ヒョンスですが刑事でない人にも共感できるキャラクター。
ヘス姐、さすがの演技です。
ヘス姐の最新作ですが
日本では7月12日から公開です✨
平凡な海女さんが大勝負に挑んでしまうという…監督はリュ・スンワン
この映画だけは絶対に観に行かなくっちゃ
自殺した少女チョン・セジンを演じたノ・ジョンウィ…『探偵ホン・ギルドン 消えた村』(2016年)のあの姉妹のお姉ちゃんでしたか
成長してます。
2015年の『リバイバル 妻は二度殺される』ではソン・ヒョンジュさんの娘役でした…。
過去パートになるチョン・セジンの出演場面は多く、魅力的でした。
ノ・ジョンウィはマ・ドンソクさんの『バッドランド・ハンターズ』(2024年)でも主演ですが、2019年にも『ヒッチハイク』という作品にも主演してるようです。
調べてみましたが日本未公開で…詳しいことはわかりません。
kazumiのミーハーワールド!さんが記事を翻訳してくれてます。
低予算映画のようですが、私、観たいです。
刑事キム・ヒョンスが島で少女チョン・セジンについて調べる中で出会うことになる女性を演じるのがイ・ジョンウンさん。
イ・ジョンウンさんの出演時間は決して長くありません。
この女性は ―― 先日、記事に書かせてもらった『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)のヒロインであるイライザ・エスポジート(サリー・ホーキンスさん)と似たところがあるキャラクターで、話せません。
話せないと知った時、「あ…イ・ジョンウンさんが演じてるのに」と思いましたが、そこは優れた表現者、イ・ジョンウンさんです。
また話せるかどうかでキャラクターも決めつけられません。
話せないことで多くを語る場合もある。
だからイ・ジョンウンさんが出てくるたび、興奮しましたよ。
最初、彼女がどういった人なのか、何を知っているのかと思いましたし、特に後半…強い感動があります。
どっちがどっちと言いませんがイ・ジョンウンさん(1970年1月23日生まれ)、ヘス姐(1970年9月5日生まれ)で同い年なのが不思議感…。
しかしお二人とも大女優なのが共通点なのだ。
助演のキャストでは刑事キム・ヒョンスのただ一人のマブダチ役がキム・ソニョンさん、チョン・セジンの継母役がムン・ジョンヒさん。
同じ署にいた元刑事役はイ・サンヨプさん。
キム・ヒョンスの上司がキム・ジョンヨンさんでした。
キム・ヒョンスの離婚調停中の元夫がチラッと出てきますがキム・テフンさんですね。
チョ・ハンチョルさんはヒョンスの弁護士役です。
韓国の俳優さんは総じて役ごとにガラッと違ったりしますが、それを見るのも韓国映画を観る楽しみの一つです。
パク・ジワン監督はこの作品が初の長編監督作で、第42回青龍映画賞で新人監督賞を受賞されました。
興行的には韓国では思わしくなかったようですが、こんな映画を撮られるのだから優れた映画監督なのは間違いありません。
次作に超・期待します。
「刑事が死んだ少女について調べる」という物語から私はチョン・ジュリ監督の『あしたの少女』(2022年)も脳裏に浮かびましたが…2つの作品はどう違うのか…もあります。
ネタバレですが ―― 『ひかり探して』の後半、感動しました。
前半はしんどかったんですが…後半、パーッときました。
ああ、こういう映画だったのですね、と。
そこが『あしたの少女』と違い、優しい面でしたね。
映画については、先に紹介させていただいたいとっぺさん、マズル刑事さんのレビューにお任せしたい気分です。
マズル刑事のたまさんが感動的なお話をされてます。
『ひかり探して』…私にとっても素晴らしい映画でした。
今、私は日本の映画を観たい気持ちで、また日本の映画の感想が続くと思いますが、私の専門分野でライフワークは韓国映画。
もちろん韓国映画も観ていくのです。
今日もありがとうさんでした、アンニョン~(^.^/)))
原題:내가 죽던 날 私が死んだ日
原題:The Day I Died: Unclosed Case
2020年/韓国映画/116分/カラー/5.1ch/DCP
韓国封切:2020年11月12日
日本公開:2022年1月15日
配給:スモモ、マンシーズエンターテインメント
字幕翻訳:根本理恵
宣伝美術:李潤希
製作:ワーナーブラザーズピクチャーズ
制作プロダクション:オスカー10スタジオ、ストーリー・ポン
PD:ソン・ヨンウン
監督・脚本:パク・チワン [第1作]
助監督:オム・セヒョン
撮影:チョ・ヨンギュ
照明:パク・サンウク
編集:キム・サンボム、チョン・ゲヒョン
音楽:キム・ホンジプ、イ・ジニ
美術:アン・ジヘ
武術:ユン・ギヒョン、キム・チョルジュン (9 Stunt House)
出演
キム・ヘス → キム・ヒョンス 刑事 警衛(警部補)
イ・ジョンウン → スンチョン(順天)宅(テク)
ノ・ジョンウィ → チョン・セジン 少女
キム・ソニョン → ミンジョン 元刑事
イ・サンヨプ → パク・ヒョンジュン 元刑事 ソナム警察署
ムン・ジョンヒ → キム・ジョンミ チョン・セジンの継母
キム・ジョンヨン → キム・ヒョンスの上司 ムン・ヨンジュ ソナム警察署
イム・ソンジェ → キム巡査 支署
カン・ボミン → トヨン 後輩刑事
カン・シンチョル → キム・ヨンギ 後輩刑事
パク・チフン → チョン・ヨンジン チョン・セジンの兄
チョン・ヨンギ → チェ弁護士 チョン・ヨンジンの弁護士
キム・ジョンミン → キム・ジヨン 刑事 育児休職中 ソナム警察署
パク・ミヒョン → 家事手伝い チョン・セジンの家
チョン・ジウ → イ・スンジョン スンチョン(順天)宅(テク)の姪(弟の娘)
キム・ジョンホ → 里長(係長) 島の住民
ユン・ガヒョン → ヨンジネ 島の住民
シム・ソヨン → チョリネ 島の住民
イ・ヨンイ → ファン氏 おばあさん 島の住民
チョン・ヒョンスク → ファン氏家 島の住民
チャン・ムンギュ → チョリネ おじさん 島の住民
ユン・ヒョンギル → キム・ヒョンスの担当医
チョン・ウンギョン → クリーニング屋 主人
特別出演
チョ・ハンチョル → オ弁護士
キム・テフン → キム・ヒョンスの夫
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。
6月に観た映画
1日 レッド・アイ 幽霊列車 (2005年)
3日 トリック「エピソード1 母之泉」(2000年) ラストシーン(2002年)
5日 HELL(2011年) トリック「エピソード2 まるごと消えた村」(2000年)
10日 トリック「エピソード3 パントマイムで人を殺す女」(2000年) ひかり探して
12日 時をかける少女(1983年) ケーブルガイ(1996年)
17日 ライド・オン(2023年)
22日 悪魔を見た (2010年) 新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年)