ライド・オン (2023年) 公開中 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

 

 

【追記です】

 

「ライド・オン」ナビゲート上映会開催、ジャッキー・チェン来日舞台挨拶時の映像も

 

「ライド・オン」ナビゲート上映会

2024年7月21日(日)11:20~

東京都 TOHOシネマズ 錦糸町

ゲスト:山田くん

※「ライド・オン」は字幕版での上映

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国映画ですが

6月7日から公開が始まってます…NEW

 

映画『罪深き少年たち』公式サイト

 

私が観に行けるかどうか不確定ですが…観に行きたいですビックリマーク

 

 

 

明日6月21日から公開…NEW

 

韓国映画「ターゲットー出品者は殺人鬼ー」公式サイト

 

ネットの中古品売買取引のやりとりをきっかけに、主人公が思いがけないトラブルに巻き起こまれるさまを描いた韓国製サスペンススリラー。

 

 

 

6月28日から公開…NEW

 

スリープ - 株式会社クロックワークス

 

睡眠時間に得体の知れない恐怖に脅かされる夫婦を描いた韓国製スリラー。

チョン・ユミちゃんと、亡くなったイ・ソンギュンさんの主演作です。

劇場情報はこちらから ⇒ 劇場情報

 

 

 

同じく6月28日から公開…NEW

 

『WALK UP』オフィシャルサイト

 

韓国の名匠ホン・サンスが、都会の4階建てアパートを舞台に芸術家たちが織りなす人間模様をモノクロームの映像でつづった人間ドラマ。

 

 

 

7月5日から公開…NEW

 

映画『THE MOON』オフィシャルサイト

 

「神と共に」シリーズのキム・ヨンファ監督が、たった1人で月面探査ミッションに挑む新人宇宙飛行士の奮闘を描いたSFアドベンチャー。

 

 

 

7月12日から公開…NEW

 

『密輸 1970』公式サイト

 

海を舞台に巨額の金塊を巡って繰り広げられる騙し合いの行方を実話に着想を得て描き、2023年・第44回青龍映画賞で最優秀作品賞など4冠に輝いたクライムアクション。

 

 

 

『THE MOON』と『密輸 1970』は私、何をおいても観に行きますよ~ビックリマーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライド・オン


 

你们早!(^-^)ノ

いつも谢谢您です…キスマーク

 

月曜日、17日に『ライド・オン』を観に行ってきました…カチンコ

 

劇場さんで観たかった韓国映画を何作も観逃して…そうなると余計に映画館で映画を観る気持ちが下がっていたんですが、気分を変えるためにも何かいい映画を観たかったですね。

 

幾つか候補はありましたが…『関心領域 The Zone of Interest』(2023年)も「映画館の音響で観た方がいい作品」ということで考えてたんですが、内容的に今の私にはきついだろうと思ったのでやめました。

 

それ以外に、一番惹かれたのが『ライド・オン』でした。

どうしようかけっこう迷ってたんですが、そしたら偶然、テレビでジャッキーがデーブにインタビューされてたり、他の番組でも来日したジャッキーが映ってるのを目にしまして、よし、観ましょうと決心した。

 

私もここ数年、香港~中国映画を観てはブログで書かせてもらってますが、そんな私がだいたいもうジャッキーの映画を劇場で観てないのもパッとしない話ですよねあせる

やっぱりここは、観に行っとけってっ感じでした。

 

 

『ライド・オン』公式サイト

 

ジャッキー・チェン 50周年記念アクション超大作 & 70歳、映画人生の集大成!
本作で初のスタントマン役 × 「プロジェクトA」「ポリスストーリー/香港国際警察」ほか過去作品の名場面メドレーで彩られた“究極のエンタメ作品誕生”


「燃えよドラゴン」、そして初主演作「タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道 序章」から50年、“世界のアクションレジェンド”としてエンタテインメント界を牽引してきたジャッキー・チェン。「ドランクモンキー 酔拳」日本初上陸から45周年、そして70歳を迎える節目の年。そんなメモリ アルイヤーに彼の人生の集大成といえる大作が日本公開となる。
それがジャッキー・チェン50周年記念アクション超大作「ライド・オン」だ。

 

―― 公式サイトさんによるとそういう映画なんですわ。

 

観終えた感想としては「究極のエンタメ作品」というよりも、もっとエモーショナルなドラマ作品だと思ったけど、そうは言ってもコミカルもあり、アクションもあるので、いい感じにエンタメ感のある作品でした。

 

まず ―― 撮影期間は2021年9月14日~11月10日だったそうなので、当時ジャッキーは67歳だった思うんですが ―― すんませんあせる

ジャッキーがおじいさんになってる!!あせると私はかなり狼狽えてしまいましたあせる

 

私が最後に劇場で観たジャッキーの「出演作」は『カンフー・パンダ2』(2011年)だったりするんですが、それはアニメ映画なので置いといて。

 

ここ数年、私が観たジャッキーの新しめの映画って『ライジング・ドラゴン』(2012年)、『ドラゴン・ブレイド』(2015年)なんだけど、それでも10年くらい前の映画。

それ以外に70~90年代の主演作を観てきてるので若いイメージしかない(≧∇≦)

そりゃそっからジャッキーも老けますわね~あせる

 

あと、役柄上、ホントにおじいさんの役だし…。

演技的にもそれなりの年齢で演じてはるんだけど、それでもまたアクションはアクションでやりはるし、ドタ~ッとか馬から落ちたりしてるので、ジャッキーと同世代の人だったらやっぱり大怪我をしてはると思うんだ。

ジャッキー、腕とか太いし。

 

ジャッキーはそりゃ危険なアクション撮影を自分でやって名を挙げた人ですが、同時にジャッキーならではのコミカルなアクションをデザインしてそれを実現させてきたことで人気を博したのも大きいんですよね。

ですので『ライド・オン』は実質、アクション映画ではないけど、やっぱりジャッキー映画のアクションの楽しさもしっかりあったわけです。

だから老けた老けた言うたらアカンのですね、ホンマ。

 

インタビューでもクリント・イーストウッドがお手本みたいに語っておられましたが、確かにそれがあったかなと思う。

クリントも70~80年代に車にしがみついたりしてアクション映画をやってはったけど、自分の監督作はアクション映画ではなかったりして、優れた作品を生み出してるわけですね。

 

ジャッキーも年齢的にもう若い頃みたいにアクションはできないんだけど、味わいのあるドラマ作品を生み出すことはできるんですよね。

『ライド・オン』はクリントの映画でよく描かれる「父と娘の確執・疎遠」が題材でしたし。

 

『ライド・オン』は初老になったベテランのスタントマンが娘との関係を修復していく話、そして苦楽を共にする愛馬との余生についての作品です。

ジャッキー自身、年齢を意識してこの物語を選んだんでしょう。

 

 

いわゆる品定め的な批評で、私はこの作品は評価するのは難しいかな、と思いました。

 

ジャッキーのこれまでの出演作が主人公ルオ・ジーロンがやってきたスタントの場面として扱われている設定ですが…でもジャッキーの主演作の場面では、その他大勢のスタントマンにはちょっと見えないんですけどあせる

 

ともかく、ファンの懐かしさを刺激する作りなんですが、私はまだまだそこまでジャッキーの過去作に反応できず…未熟です汗

が、それでもウルウルきましたけど。

 

映画の「泣き」についてはかなり前半からありましたよね。

私は実は前半の方が泣けたんですよ。

「俺と一緒に来るなら立て」とか、「我が家の家訓では…」とかね~。

だから後半、ちょっともの足りなく感じてしまった。

 

娘との和解も意外と早い感じで…もっとあれこれと長引くかと思ったんですが、娘シャオバオ=小宝(リウ・ハオツン=刘浩存)が父が自分を愛していたこと、そしてそれでも離れてしまったことを理解していくんですね。

それで映画が終わりかと思ってしまいそうになったんだけど、そこからさらに愛馬の赤兎(チートゥ)との物語になりますね。

もともとチートゥの所有権の問題で、娘シャオバオと再会する流れなんですけど。

 

126分の作品ですが、私にはどこか冗長に感じられてしまった。

もう少し短くしたら、きっと傑作なのに…という印象が残りました。

 

幾つかの場面については他の映画で観たような感触も残り…ちょっと困りました。

新鮮さには欠けるかなと思います。

 

と、不満も少なくなかったのですが、しかし観終えた時の満足感は凄くあったし、悪く言う気にはなれない。

とにかくいろいろ、あれやこれやあって、退屈するなんてことはなかったし、感動的な物語には素直に感動しました。

だからホンマ、そう書きたいですよね。


あ~、でも、感想ってことで、いろいろいらんこと書いてるなあ~、私もあせる

 

 

中国映画の撮影現場 ―― ホントにそこまでリアルなのかはわからないけど、観どころでした、

セットで崖とか作ってるけど、そのシーンの撮影も良かったなあ。

 

娘との物語もウルウルでしたが、高齢になった主人公の物語には考えさせられました。

彼が大事にしてきた「スタントの精神」について考えを改める場面は、この映画の核心かなと思います。

 

映画としては枯れ感、侘びさび感は感じなかったけど、老いと向き合う映画ではあったんですね。

だからこの映画はある程度の大人の人向きの映画じゃないかなあ。

もちろん「元気なじいさん」の側面もあるんですが。

「もう若くはないんだ」、だから「変わる時なんだ」という言葉が浮かびました。

ちょっとそれも寂しいけどね。

 

ただお馬さんのチートゥはけっこう若々しく、ルオ・ジーロンの息子か孫のように見えるので、一人と一頭のその後にはさらに物語を感じましたね。

 

う~ん…もしもダーレン・アロノフスキーの『レスラー』(2008年)のような映画だったら…はてなマークあせる

『レスラー』は私がホントに感銘を受けた傑作ですが…やっぱり暗くなっちゃってジャッキーの主演作には合いませんよね~。

でも、『レスラー』のような『ライド・オン』も観てみたかったなあ…。

「これが最後だ、行くぜ、チートゥ、死ぬときゃ一緒だ」みたいな…想像しただけで泣けますわ~(>_<)

でも合わないですよね、ジャッキーとは。

 

 

キャストについては私は知らない方ばかりで…でも娘シャオバオ、彼女の先輩で婚約者のルー・ナイホァ(グオ・チーリン)が好きでしたね。

 

あの~、ルオ・ジーロンの住まいにいる弟子のような男女(夫婦!?)の人たちがまたようわからんあせる

 

アンディ・オンさんはすぐに気づきましたよ。

観る前からあの役で出てはるって知ってたし。

 

それにしてもウー・ジンさんも私がこの映画を観ようと思った理由なんですが、見事にアクションとかはないなああせる

ルオ・ジーロンを恩人として立てて彼に舞台を用意するためだけの役で…。

でも、ウー・ジンさんが「今はCGで何でもできますから…」みたいに言うのも面白いですよね。

彼は彼で生身のアクションを大切にする人だから…。

 

実際、そこで宮殿からルオ・ジーロンがチートゥと走り出していくカットは、なんかCGぽくって不自然に思えましたが、確かにCGを使わない画と使う画では何かが違うんですよね…。

だからCGじゃなく実際にやるのって、まだまだそれ自体に代わりがないんだと思うけど…。

 

でも馬などが怪我するのなら、それはやめてCGを使いまくってほしいですね。

 

私自身は映画のCGが大好きですが、しかし生身のカンフーはやっぱり何ものにも代え難い凄さがありますわね。

 

 

この映画のパンフレットは800円(税込)ですが、私は買いませんでした…すんません汗


それと、引退されていたレジェンド・石丸博也さんが限定復活された日本語吹き替え版も観たいなあ。

 

そんなわけでジャッキーの映画をスクリーンで観ましたけど、良かったです。

ジャッキーの今後の主演作なら私は若手たちと作る、ジャッキーが70年代に作ったようなカンフー映画の傑作が観たいけど、『ライド・オン』のようなドラマを重視した作品がジャッキーのやりたいことならそれもとてもいいと思います。

 

子どもさんが観るのならジャッキーの昔のアクション映画の方が楽しめると思うけど、劇場ではやっぱり大人のファンの方が多かったですよね。

皆さん、昔からジャッキーの映画を観てこられたんでしょう…と思ってました。

ジャッキーも半世紀を映画に費やした歴史がありますものね。

 

ジャッキーという俳優についてはいろいろ知って、暴れた実績にズッコケたり、また逆に誤解を受けている面を気の毒にも思ったりしてますが、またそれはジャッキーの映画を観た時に書くかも。

 

『ライド・オン』を観て、またジャッキーの昔の映画を観たくなりました。

皆様も是非。

 

今日も読んでくださり謝謝~音譜でしたキスマーク

再见~(^.^/)))




STORY あらすじ


香港映画界伝説のスタントマンと言われたルオ・ジーロン(ジャッキー・チェン)はケガをきっかけに第一線を退き、現在は借金取りに追われながら中国の撮影所に住み込み、愛馬・赤兎(「チートゥ」)とエキストラなどの地味な仕事をこなす日々を送っていた。

ある日、チートゥの元持ち主であった友人ワン(レイ・ロイ)の債務トラブルが原因で、チートゥが借金の肩の一部として連れ去られる危機に。困ったルオは疎遠になっていた一人娘のシャオバオ(リウ・ハオツン)を頼る事にする。法学部の学生であるシャオバオは、恋人の新米弁護士ナイホァ(グオ・チーリン)を紹介。だがシャオバオは、スタントに入れ込むあまり母と離婚した父を受け入れられずにいた。

チートゥに惚れ込んだ大企業の総裁で馬好きのホー(ユー・ロングァン)が、チートゥを買い取りたいと申し出るがルオは請け合わない。昔ながらの体を張った危険なスタントに固執する父の姿に反発したシャオバオとも溝ができてしまう。結局は裁判で負け、チートゥをホーに譲る事になったルオ。シャオバオルオ。シャオバオは、仕事に命がけで挑むことで家族に愛を伝えようとする不器用な父の為に愛馬を返して欲しいとホーに懇願するが…




ライド・オン


原題:龙马精神 龍馬精神
英語題:Ride On
韓国語題:라이드 온


2023年製作/126分/G/中国
上映日期    
2023年4月7日(中國大陸、印尼)
2023年4月13日(马来西亚)
2023年5月12日(台灣)
日本公開:2024年5月31日
配給:ツイン

監督・脚本:ラリー・ヤン
撮影:スン・ミン
美術:スン・リー
音楽:ラオ・ツァイ

テーマ曲:Sincere Hero (真心英雄)  Jackie Chan & Guo Qilin

ルオ・ジーロン - ジャッキー・チェン
シャオバオ - リウ・ハオツン
ルー・ナイホァ - グオ・チーリン
ホー総裁 - ユー・ロングァン
ダミー - アンディ・オン
インズ - ジョイ・ヨン
シアマオ - ユー・アイレイ
デビッド - シー・シンユー
ワン社長 - レイ・ロイ
ユェン・ウェイ - ウー・ジン

Cast
Jackie Chan as Lao Luo, an old-school stunt performer who has a stunt horse named Red Hare (赤兔)
Liu Haocun as Xiao Bao, the daughter of Lao Luo
Guo Qilin as Naihua, the boyfriend of Xiao Bao
Wu Jing as Yuanjie, the apprentice of Lao Luo
Joey Yung as Yingzi, a female stunt performer and the apprentice of Lao Luo
Yu Ailei as Xiamao, the husband of Yingzi
Yu Rongguang as He Xin, a company CEO who covets Lao Luo's horse
Andy On as Dami Ge, a thug working for debt collectors
Xiaoshenyang as Li Yan, a lawyer working for He Xin
Shi Yanneng as Dawei, a stunt performer and a friend of Lao Luo