トリック (2000年) エピソード1~3 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

いつも、ありがとうございます(^-^)ノ

 

 

 

前回の記事で書き忘れてましたが、私が劇場に観に行きたかったうちの1本は、イーサン・コーエン監督の『ドライブアウェイ・ドールズ』(2024年)でした。

 

ドライブアウェイ・ドールズ

 

結局、諦めましたが汗

またいつか観たいです…汗

 

 

 

今日は6月に観たドラマ『トリック』について書かせてもらいます…キラキラテレビキラキラ

 

 

 

『トリック』は有名なのでご存知だと思いますが…自称天才マジシャン・山田奈緒子と、日本科学技術大学物理学教授・上田次郎の二人が超常現象や奇怪な事件の真相を暴いて解決していくミステリードラマで、例の「お前らのやったことは全部まるっとお見通しだ!!」のヤツです。

 

2000年の7月7日から14年間に渡って長く放送された人気ドラマで、映画も作られてますよね。

ドラマなので映画ブログで取り上げるのはどうかとも思ったんですが『トリック』は映画も作られてるので、それにつながるし、いいですよね音譜と思いました。

 

で、私、放送されていた当時ですが、最初は観れてなかったけど、のちのち何度か観て、おお、これは本当に面白い、絶対に来週の後編も観なければ…と心に決めるのですが案の定、その来週の回を観るのを忘れて「あ~、ほな、もうええわ~ビックリマークDVDでまとめて観るから~ビックリマーク」と後回し気分になったところで月日が経って結局、ほとんど観てないことになってました。

 

映画版は『トリック劇場版 ラストステージ』(2014年)以外の3作を観てると思いますし、特に『トリック劇場版2』(2006年)は非常に気に入った記憶があります。

 

ドラマとしてホント、絶対に私が好きそうなドラマなんですがね~、私のある部分、潔癖症的なこだわりの「観るのならちゃんと観る」という堅苦しいルールのせいで、結局、ほぼ観ないままだったという…いや、ホンマ許されるのなら、1話から順にじゃないと「ちゃんと」じゃないんやな~あせる

 

そういうのって私はホントに多いですよ。

どうでもいいドラマなら適当に観てますけど、ちゃんと観なければならないと思った映画やドラマは観ないままになってますし。

逆に人生損してそうどすなあせる

 

 

 

そういった私なりの前提がまずあるんだけれど ―― 先月、J-ホラーの金字塔『リング』(1998年)とその関連作品である『らせん』(1998年)、『リング2』(1999年)そして『リング0 バースデイ』(2000年)を観終えて気づいたんですが ―― 仲間由紀恵さんと佐伯日菜子さんのお二人が、「貞子を演じた女優」という共通点があり ―― そのお二人が『トリック』のエピソード3「パントマイムで人を殺す女」で共演されていることを発見したんですねひらめき電球

 

その瞬間、これはいい機会だからまずエピソード3「パントマイムで人を殺す女」を観るのを目的に『トリック』を観ようと思いつきました。

 

 

売れない奇術師・山田奈緒子は、ある日、若手物理学者・上田次郎が雑誌に掲載した、霊能力者たちへの挑戦状に出会う。
「私の目の前で、超能力者であると証明できたら賞金を支払います」手品を見せて賞金を…。金欠の奈緒子は、上田の元を訪れた。個性もなければ話術もない、だが才能はある奈緒子の奇術を、上田は本物の超能力者だと確信。上田は賞金を手に、ある超能力者のトリックを暴くことを依頼した…。
この瞬間から、“霊能力”のウラに隠されたトリックを暴く、不思議なコンビが結成された。遠隔透視、読心術、空中浮遊…、本当の超能力者かも? と不安に駆られながらも、2人は真実に向かって走り続ける!

 

記念すべきエピソード1ですが、3話分使って最初から出し惜しみなく全部乗せみたいな始まり方ですよね。

これでよく14年もネタ切れしませんでしたよね(ネタ切れしたのかもしれないけど)。

 

とにかくほぼ悪ふざけに徹してるのに人が意外と死ぬのと、最後にイヤな感じをちょっと入れてるのがホントに素晴らしいです。

 

映画館用の映画だったらこういう作りにはなれないんだろうけど、遅い時間帯のテレビドラマだからいらんことまで入れるゆるさ、悪ノリの楽しさが許されたんでしょうね。

そして事件の結末は悲劇的な場面があるので急に締まる感じで、それがシリーズ通してすごく好きです。

 

エピソード1の敵は菅井きんさん…2018年に亡くなってしまわれましたが、『トリック』で見れて嬉しかったなあ~。

 

💥 私は 貧乳 💥💦

 

それからこれは『トリック』シリーズ全体でしょうけど、助演の方がドカドカ目立ったり、そこもホンマ楽しい。

 

 

 

 

 

 

エピソード2…ネタバレではないと思いますが、敵は篠井英介さん演じる「ミラクル三井」で、篠井英介さんのような方がこういう演技でこういう役柄を演じられますと、もうそれだけでワクワクきてしまいます。

 

誰もいなくなった村のおうちに(勝手に)泊まる山田と上田と矢部警部補の「お泊り会」の雰囲気がまた楽しく、エピソード2がすでに大好きでした。

 

ミラクル三井…なんか『ジョーカー』(2019年)のジョーカーみたいに哀しみがあるんですね…。

彼が主役の映画もできそう…。

結末を見た時の気持ちがホント好きです。

 

 

 

 

 

そしてエピソード3…期待していましたがそれ以上でした。

山田、上田と佐伯日菜子さん演じる黒坂美幸の対決、ホンマ素晴らしかったです。

佐伯日菜子さんのお顔、表情、演技、ホンマに大好きですわ~。

他のご出演作も絶対に観ようと思いました。

 

ただ…ラストですが、あれで良かったのだろうか。

いえ、私も好きなんですが、納得がいかない…ああいう後味の悪さ、バッドエンドっぽさで観た人はどうだったのだろうか。

ほとんどコメディタッチだったのに、よくこんな終わり方にするなあ~。

でも、そこも良かったんです。

 

 

 

 

 

山田奈緒子を演じた仲間由紀恵さんと上田次郎を演じた阿部寛さんに関しては、そんなんもう有名すぎますけど、2000年のお二人を見るのは新鮮でした。

しかしすでに仲間由紀恵さんの演技の引き出しの多さに驚きましたね。

監督さんたちのムチャぶりもあるんでしょうけど、それにしても多彩な演技…。

あと、笑いの感覚…コメディアンにはない笑いですよね…。

どこまで考えて演じてはるのかと思ったんだけど、天性のものがあるのか…凄いなあ、ホンマに笑ろたもの。

 

前述の通り、結末には悲劇的な要素もあるし、エピソード3は特に後味悪いけど、でもなんでしょうね、『トリック』を観ている時のこの幸せ感は。

なんというかお手本にしたいような主人公2人ですわ。

観てて楽しいんです。

一つには山田が貧乏なことかな。

彼女はお母様(野際陽子様)がご実家でご健在ですし、地元には彼女と結婚したい青年医師(遠藤カチヲさん)がいますので…無理して売れないマジシャンを続けなくても、故郷に帰ればもっと楽な人生を送れそうですが…きっとお父様の遺志を継ぐ決意なんでしょうね。

映画やドラマで貧乏な人が元気いいと楽しい。

本当はお金に困ると元気になんてなれないんだけど、せめてドラマや映画の中では貧乏でも明るくて強い人を見ていたい。

山田奈緒子ってかっこいいですよね。

あ、もちろん上田教授も…。

 

あと、なくて七癖って言いますけど、人それぞれ癖やコンプレックスがあり…そこも親しみを覚える。

 

あと、忘れてた、エンディング・テーマのちーちゃん「月光」…歌詞的には関連してないような気もするけど、「月光」を聴く時、『トリック』を思い出すほどのハマり方なので、やっぱりそのマッチ感も魅力なんでしょうね~。

 

それから私が妄想した韓国版『トリック』のキャストも考えてたんですが…山田はキム・テリで上田はドンちゃんとか、いかがですか。

それだと『1987』になってしまうかあせる

 

 

 

 

そういった感じで私が20年以上に渡って観たいと思ってた『トリック』のエピソード1から3までを観ました。

 

またブログでこうして書くかはわかりませんが、少しずつ『トリック』を観ていきます。

そして最後は観ていない『トリック劇場版 ラストステージ』を〆に観る予定です。

当時放送された『TRICK 新作スペシャル3』(2014年)はたしか観て…DVDに焼いた記憶がありますが…それも忘れてますなあ、10年前ですのでね~。

 

いかがでしたでしょうか。

『トリック』に昔、熱中されていた方々に喜んでいただけて、まだ観られてない方々に観てみたいと思っていただけたら何よりです。

 

今日もおおきに、ありがとうさんでした…☆⌒(*^-゜)v

 

 

 

 

 

 

 

 

6月に観た映画・ドラマ

 

1日 レッド・アイ 幽霊列車 (2005年)

3日 トリック「エピソード1 母之泉」(2000年) ラストシーン(2002年)

5日 HELL(2011年) トリック「エピソード2 まるごと消えた村」(2000年)

10日 トリック「エピソード3 パントマイムで人を殺す女」(2000年) ひかり探して(2020年)

12日 時をかける少女(1983年) ケーブルガイ(1996年)

17日 ライド・オン(2023年)

22日 悪魔を見た (2010年) 新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年)

25日 罪深き少年たち(2023年)

26日 私のチンピラな彼氏(2010年) レッド・ファミリー(2013年)

29日 殺人の追憶(2003年) 血も涙もなく(2002年)