韓国映画 ディーバ 殺意の水底(みなそこ) 2020年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

 

 

アンニョン(^-^)ノ

いつも読んでくださり、ありがとうございますキスマーク

 

 

 

明後日、7月7日は七夕ですが、七夕に観るオススメの映画は佐々部清監督の『チルソクの夏』(2003年)です…キラキラ

 

 

ホントに素敵な映画ですので是非キラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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昨日は『ただ悪より救いたまえ』(2020年)を観てたんですがやっぱり映画は何度も観た方がいいな~と思いました。

観れば観るほど感動できますね…キラキラ

 

 

 

 

 

それで日付け的には一昨日、7月3日の夜ですが、久しぶりに怖い映画を観てみました…カチンコあせる

 

 

 

 

 

ディーバ 殺意の水底 みなそこ

 

 

私はもともとホラー映画が大好きですが、年齢を重ねるごとに慣れて怖くなくなるかと思いきや、逆に怖さが増すばかりで近年はホラーが観れなくなってます。

 

しかし、夏はやっぱりホラーと思い、まず第一弾として、非常に観たかったこの『ディーバ』を観ましたよ~。

 

結論ですが、観て非常に良かったのです(≧∇≦)

 

 

韓国では2020年の9月23日に公開された作品ですが、日本では劇場未公開なのかな。

 

マクザムさんのサイトにある物語を転載させていただきますね。

 

物語
チェ・イヨンとパク・スジン。高飛び込みの選手である2人は、幼い頃から親友として、ライバルとしてアスリート人生を送ってきた。しかし、次第に実力の差が開き始め、世界ランキング1位に君臨するイヨンに対し、スジンは引退の瀬戸際に立たされていたのだった。やがて、スジンに関する不可解な噂が流れる。「スジンはチュ・ヘリョンに会った」――ドーピングが発覚し、自殺をしてこの世を去ったヘリョンに、スジンが“会った”というのだ。時を同じくして、みるみる調子を取り戻していくスジン。そんななか、スジンとイヨンの乗った車が海中へと転落する事故が。イヨンは九死に一生を得るが、スジンは行方不明となってしまう。その日から、イヨンの周辺ではおかしな出来事が起こり始め…。

 

若干、編集が特殊といいますか、「時間が飛ぶ」ような感覚があって最初は戸惑ったんですが、それもすぐに慣れましたし、結果としてその編集も効いてるんじゃないですか。

 

小学生くらいから親友だったけど、高飛び込みの選手としては差が出てきて、モヤモヤがあるイヨンとスジンでしたが、ある夜、スジンが運転する車が崖から転落し、イヨンはなんとか回復したけど、スジンは転落した海で行方不明に…。

その後、イヨンを怪奇現象が襲う…って感じです

 

怖さ度はそんなに高くないと思います。

私も何度かはドキン爆弾と来ましたけど、身がすくむほどの恐怖ではなかったですよ。

よほどホラーが怖い人でなければ大丈夫。

逆にホラー慣れしてるツワモノにはもの足りないでしょう。

 

真相については前半から伏線があったんでしょうけど、私はぜんぜん予想できず…結末はかなり衝撃でした。

 

 

それで、これ系の(何となく埋もれてしまいそうな)怖い映画といえば、怒りくまさんですが、きっちりレビューしてくれてはりますひらめき電球

 

「ディーバ:殺意の水底」。。。

 

詳しく書いてくれてはるので、もっと知りたい方は怒りくまさんのレビューを是非、読んでくださいビックリマーク

 

それから、299分署マズル刑事さんの方でも、たまさんたちがレビューしてくれてますよ~ひらめき電球

 

たまさんのおすすめ韓国映画!「ディーバ」は、サスペンスホラー?虚像が多くてお話から落ちこぼれた。


でも、たまさん、この映画はちょっとダメだったみたい(^_^;)

と言いつつ主演のシン・ミナを(キム・ウビンくんがらみで)褒めてくれてますビックリマーク

 

いつも楽しい韓国映画のお話音譜

マズル刑事さんのレビューも是非、読んでくださいねビックリマーク

 

怒りくまさん、マズル刑事さん、リンクさせていただきました。

いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

 

脚本も担当されているチョ・スレ監督は、『隠された時間』(2015年)に脚本、『タクシー運転手』(2017年)に脚色でそれぞれ参加されていますが、その2作と『ディーバ』は似てません。

強いて言えばファンタジーな『隠された時間』とは近いかも…と思ったけど、やっぱり違います。

 

とにかく『ディーバ』はチョ・スレ監督の劇場長編作品・第1作目だそうですが、私はチョ・スレ監督の次の作品に期待せずにはいられませんビックリマーク

 

チョ・スレ監督のこれまでの作品↓

 

朝の日の出 Sunset in the morning 2008年 26分 監督、脚本、編集 ※2008国際大学生平和映画祭 銀賞

 

ユンヒ Yunhee 2009年 29分 監督、脚本、編集

 

17歳、夏 Seventeen in Summer 2011年 28分 監督、脚本、編集

 

日陰の下、28度 28℃ under the Shade 2013年 23分 録音、音響

 

イントゥギ INGtoogi: The Battle of Surpluses 2013年 99分 脚本

 

隠された時間 Vanishing Time: A Boy Who Returned 2015年 129分 脚本

 

アルピニスト - あるカメラマンの告白 Alpinist 2016年 ドキュメンタリー  90分 編集

 

タクシー運転手 A Taxi Driver 2017年 137分 脚色

 

シシコールコールストーリー Trivial Matters 2017年 33分 製作 ※16回ミジャンセン短編映画祭 観客賞

 

ディーバ 2020年 監督、脚本

 

 

主人公のチェ・イヨンを演じるのはシン・ミナ。

 

『ディーバ』は84分と短く、小規模な作品かもしれないけど、この映画のシン・ミナ、ホントに素晴らしいと思います。

ほとんどシン・ミナの演技だけで観る価値ある映画じゃないですか。

複雑な感情を表現し、表情で物語を語ります。

 

私がシン・ミナを見たのは『最強☆彼女』(2008年)が初めてでしたけど、その時から好きでした。

 

1984年生まれなので年齢的にはおばさんと言ってもいいんだけど、いやいやいやビックリマーク

この映画では水着の場面も多いけど、スタイル良すぎ。

さすがは女優さんですね~。

 

 

パク・スジンを演じるのはイ・ユヨンです。

イ・ユヨンも1989年生まれですけど、細いですよ~。

 

2017年の10月、キム・ジュヒョクさんが亡くなった時、彼女のこともとても心配だったのですが、こうしてしっかり女優として活躍されてて私も嬉しかったし、ジュヒョクさんも喜ばれてると思います。

もちろん、ジュヒョクさんが元気で、二人ともが幸せであってほしかったけれど。

 

スジン役は儚げなイ・ユヨンの魅力がありました。

と、同時にゴースト的な登場場面も素晴らしい。

イ・ユヨンの次の映画も楽しみです。

 

 

事故を捜査する刑事さん2人組もいいですね~。

 

そんな感じで深くは触れませんでしたけど、期待して観て、私には素晴らしい映画でした。

いい映画を観たなあ~って気分です。

 

もしも、怖いけど、同時に哀しい気分になる映画を観たいなら、また観てください。

 

私が考える「結末」について一番下に書いてみました

読みたい方はどうぞ爆弾

 

今日もありがとうさんでしたキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 

 

ディーバ 殺意の水底(みなそこ)
原題:디바
英語題:Diva


2020年、韓国、84分

監督・脚本:チョ・スレ [第1作]
脚本:ユ・ヨンソン
脚色:キム・ギョンウォン
PD:キム・ヨファン(P.G.K)
助監督:イ・ヤンジュン
撮影:キム・ソンリョン(P.G.K)
水中撮影:キム・ジュニ
照明:チョ・ギュヨン(ライティングブラザーズ)
編集:チェ・ミニョン、パク・キョンソク(C-47 Post Studio)、キム・ウヒョン(適材適所編集室)
音楽:キム・ジュンソン(CineNote)
美術:キム・ヨンタク(KARIS ART)
武術:クォン・スング

出演
シン・ミナ → チェ・イヨン WSダイビングチーム
イ・ユヨン → パク・スジン WSダイビングチーム
イ・ギュヒョン → キム・ヒョンミン コーチ WSダイビングチーム
チュ・ソクテ → イ代表 yn sports
オ・ハニ → カン・チョア WSダイビングチーム
パク・ソンヨン → オ・ジョンス 刑事 西部警察署
ホ・ヒョンギュ → カン・ベクソン 刑事 西部警察署
ユン・グムソナ → ファン・ヒョンシン WSダイビングチーム
カン・ミンジ → オ・ヌリ WSダイビングチーム
チ・イス → キム・ユジョン WSダイビングチーム
カク・チヘ → 幼いイヨン
チェ・ダイン → 幼いスジン
パク・チュンソン → 水泳協会長
チョン・ジユ → 部屋コーチ/大会場 場内アナウンサー
ホ・ドンウォン → 水族館(熱帯魚店) 社長 ヘジンアクア
キム・ジョンナム → 海岸道路 タクシー運転手
ピョン・ジンス → エレベーター男
ナム・ジウ → CF監督
ヤン・ユノ → CF助監督

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。



きらめく水面へと墜ちていく刹那、美しき女神〈ディーバ〉は何を見たのか?
『海街チャチャチャ』『僕の彼女は九尾狐』の人気女優シン・ミナ、映画主演最新作!!


解説
きらめく水面へと墜ちていく刹那、美しき女神〈ディーバ〉は何を見たのか。韓国のスター女優 シン・ミナ主演のサスペンス・スリラー!!
世界的な活躍を繰り広げる女性アスリート チェ・イヨンを主人公に据えた『ディーバ 殺意の水底』は、オリンピック競技でもある“高飛び込み”をモチーフにした映画。成績低迷から選手生命が危ぶまれるパク・スジンと、彼女の親友であるイヨンが自動車事故に遭遇。海中に没した車の中からイヨンだけが助かり、スジンが行方不明になったところから、物語は歪み始める。たゆたう水の美しさと表裏一体の息ができなくなることへの恐れ、人けのないプールのゾッとするような冷ややかさ、飛び込み台の高さが醸す不安感……。本作はそうした恐怖を喚起するイメージと、たとえ親友であっても明かすことのできない心の奥の暗闇が表出する瞬間の描写を繊細に積み重ねてゆく。
主演は、『海街チャチャチャ』『補佐官』『オー・マイ・ビーナス』『僕の彼女は九尾狐』と、TVドラマでの活躍が目立つモデル出身の人気女優 シン・ミナ。彼女が演じる高飛び込み界のスター選手 イヨンの親友 スジン役には、2016年の『背徳の王宮』『アトリエの春、昼下がりの裸婦』での体当たりの演技が高く評価されたイ・ユヨンが扮している。光州事件を描いた傑作『タクシー運転手 約束は海を越えて』で脚色を担当したチョ・スレ監督のもとに、大鐘賞映画祭 音楽賞を3度受賞したキム・ジュンソンや、『新感染 ファイナル・エクスプレス』で韓国映画評論家協会賞 技術賞を受賞したファン・ヒョギュン(特殊メイク)、ポン・ジュノ監督作『スノーピアサー』のチェ・ミニョン(編集)ら、韓国映画界熟練のスタッフが集結。恐ろしくも物悲しいサスペンス・スリラーを生み出した。


セールス・ポイント
▶モデル出身の人気女優シン・ミナ(『海街チャチャチャ』『オー・マイ・ビーナス』『僕の彼女は九尾狐』)、主演最新作!!
▶プールの底に潜む殺意! トップアスリートを襲う、恐怖の正体とは――。『タクシー運転手』『新感染』『白頭山大噴火』『エクストリーム・ジョブ』……傑作韓国映画を支えたクリエイターたちが放つ、サスペンス・スリラー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ネタバレ

※ 観る前に知ると台無しなので、ご注意を!!

 

真相ですが、通常のホラーかと思いきや、これはサイコ・スリラー…!?

霊的なものはチェ・イヨンの妄想ですよね…はてなマーク

最後の方で思い出したのがロマン・ポランスキー監督の『反撥 Repulsion』(1965年)でした。

ダーレン・アロノフスキー監督の『ブラック・スワン』(2010年)もあるかな。

 

要するに事故でチェ・イヨンの記憶と意識が混乱し、自分の実像をパク・スジンのものだと思い込んでいたのですね。

イヨン自身が違法な薬物を使用していて、スジンの方がそれを咎めていたのでした。

おそらくイヨンに起こった怪異な現象は、彼女の恐れと罪悪感が彼女に体験させたものでしょう。

 

そしてイヨン自身が気づいていなかった彼女の深層意識も明らかになる。

イヨンは自分では気づかなかったがスジンを過剰にライバル視し、負けまいといつの間にか憎んですらいたのかもしれません。

そのあたり、同性の親友同士の関係の怖さもあると思いますが、「この世で最も仲のいい親友だけど、彼女よりも自分の方が上」でありたいというような…。

なんとなく、私自身にも覚えがあります(>_<)

 

ですので、事故のあの夜、イヨンが取る行動もわかるんです。

つい強く押して怪我をさせてしまい、そして車が海に沈んだ時、すがるスジンを蹴って沈めた怖さ…。

 

もうね、そこで私は胸がキューっとなって、怖さと同時にせつなさでいっぱいになってしまいました。

悲しいですよね。

 

その、イヨンが思い出す、事故の顛末の場面、ホントにシン・ミナとイ・ユヨンの演技が素晴らしく、興奮でした。

ホラー映画…サイコ・サスペンスですけど、なんだか本当に悲しくって…結末はとても感傷的に感じました。

 

イヨンとスジンの「取り戻せない関係」を感じさせるラストもホントに素晴らしい。

 

私は傑作『ビー・デビル』(2010年)を思い出しましたよ~。

 

あと…イヨンが妄想の中でマネージメントの人に激昂して

「挽回するってば!!むかっ

と声を荒げるシーンとか好きでね~、激昂するシン・ミナの演技もお気に入りでした。

韓国語ではなんて言ってるのかな~はてなマーク

 

韓国の女子の怖い映画…ホント、いいですねビックリマーク