ベイビー・ブローカー (2022年) 是枝裕和監督作品 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

アンニョン…(^-^)ノ

いつもありがとうございますキスマーク

 

 

 

7月1日から公開が始まってますNEWNEWNEWNEWNEW

 

モガディシュ 脱出までの14日間

 

映画 『モガディシュ 脱出までの14日間』 オフィシャルサイト

 

「ベルリンファイル」「生き残るための3つの取引」のリュ・スンワン監督がメガホンをとり、韓国民主化から3年、ソウル五輪からわずか2年後の1990年、ソマリアで内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たちによる脱出劇を映画化…です。

間違いなく面白いと確信してます。

私も観に行きますし…皆様も是非!!

 

 

 

それから、7月8日からは話題のソン・ソックさんが主演するこの作品も公開です…NEWNEWNEWNEWNEW

 

恋愛の抜けたロマンス

 

映画 『恋愛の抜けたロマンス』 公式サイト

 

恋愛はしたくないが寂しいのは嫌いな女性ジャヨンと、仕事も恋愛もうまくいかない男性ウリが、アプリでの出会いから本音を隠したまま始まるロマンスを描いたラブコメディ…だそうで、期待できますね~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この作品を観てきました…キラキラカチンコキラキラ

 

 

 

 

 

ベイビー・ブローカー

 

BROKER

 

 

DIRECTORʼS STATEMENT


この『ベイビー・ブローカー』の準備をしている日々で話を聞くことが出来た子どもたち。

彼らは何らかの理由で親が養育を放棄し施設で育ったのだが、その中の何人もが、
果たして自分は生まれて来て良かったのか?という
生に対する根源的な問いに明確な答えを持つことが出来なかった。

そのことを知って僕は言葉を失った。

この世に生まれなければ良かった命など存在しないと自分は彼らに言い切れるのか?

お前なんか自分なんか生まれなければ良かったという内外の声に立ち向かって強く生きようとしている
あの子どもたちに向けて、自分はどんな映画を提示することが出来るだろう。

作品作りの中心にあったのは常にこの問いだった。

『ベイビー・ブローカー』はまっすぐに命と向き合い、登場人物の姿を借りて、
自分の声をまっすぐに届けようと思った作品である。

祈りのような、願いのような、そんな作品である。

是枝裕和

 

(公式サイトさん)

 

映画 『ベイビー・ブローカー』 公式サイト

 

 

私にとって日本の映画界と韓国の映画界が合作することは、日韓友好というテーマからも、大きな意味を持つことですので、この作品を観終えることは、ある種の到達点にも思えました。

 

それについてはうちのブログのカテゴリーを「韓国映画」にするか「日韓合作」にするかも考えましたけど、これは是枝裕和監督が韓国で撮られた映画なのでやっぱり「韓国映画」にさせてもらうことにしました。

 

で、私の感想ですが、今はまだそこまで詳しく書けないといいますか、一つには公開して間もない映画なので不用意に内容に触れたくないのもありますし、また、これこれこうですと断言的に書きたくない気持ちが強いんです。

映画によってはそう思いますね。

簡単に感想を確立しないで考えていたい ―― その心境です。

 

でも、日本や韓国のポスターがかなりネタバレ気味っていうか、映画の内容を深く表してると思いませんか。

これらのポスターは映画を適切に表現してますよね。

どんな人が出る、どんな映画なのかってことを…。

 

もともと公開前から『ベイビー・ブローカー』は最低、2回は観に行く予定で、今回は1回目でした。

ですので、また観に行ったら、また書きますよ。

 

でもね、ギャガさんがこの映画の公開に力を入れてて、YouTubeやテレビでも煽りまくってますけど、それが逆にけっこう心配で…汗

 

だって、そんな派手な娯楽映画とかじゃないじゃないですか~。

いいの、そこまで焚き付けてはてなマークって…あせる

派手な娯楽映画なら『トップガン マーヴェリック』(2022年)を観に行った方がいいのかもしれないし、公開が始まった『エルヴィス』(2022年)も凄いらしい。

 

しかし、こうも言えるでしょう。

他の方々のことはわからないけど、私には十分「娯楽映画」でしたと。

もしも面白くて興奮があるのが「娯楽映画」なら『ベイビー・ブローカー』はそうですよ。

 

『万引き家族』(2018年)もそうだったけど『ベイビー・ブロカー』もかなり笑いがあるんですよ。

それが楽しかったですね。

 

それから言葉が適切かわからないけどサスペンス的なドキドキもあります。

事件が発生してるのでね。

 

そして、映画として平均台の上を歩くようにバランスがあるんだけど、やっぱり大げさにお涙ちょうだいには行ってなかったんですね。

いや、行っても良かったと思うんだけど、行かないことも感動でした。

 

日本でも多くの人たちが観られる映画でしょうけど、とにかく、さらに『ベイビー・ブローカー』を観てほしいですね。

 



赤ちゃんを高く売る。

それだけのはずだった。

古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と、〈赤ちゃんポスト〉がある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨン(イ・ジウン)が〈赤ちゃんポスト〉に預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状する。「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。一方、彼らを検挙するためずっと尾行していた刑事スジン(ぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、是が非でも現行犯で逮捕しようと、静かに後を追っていくが…。

 

 

是枝裕和監督の映画作品 ―― 私はまだ、『幻の光』(1995年)、『大丈夫であるように -Cocco 終らない旅-』(2008年)、『空気人形』(2009年)、『万引き家族』(2018年)、そしてやっと『ベイビー・ブローカー』の5作しか観てなくって…いや、ホントに申し訳ないです、私向きの映画を監督されてるんですけど(>_<)

 

しかし、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)の公開後、一昨年ですね、是枝監督がソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナ主演で映画を作ると知った時、そりゃ興奮したものです。

「ついに来たかビックリマーク」みたいに。

 

よく考えたら是枝監督の映画をそんなに観てないのに「ついに」とかあつかましい。

とにかく、ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナと一緒に韓国で是枝監督が映画を作られることが、韓国映画ファンとして興奮でしたよ。

 

結果的に、『ブローカー』は私からしたら非常に韓国映画でしたけど、やっぱり是枝監督の存在は大きく、相乗的に韓国映画以上の映画作品になったのではないだろうか。

上手く書けませんが…。

 

ただ、『ブローカー』は韓国で是枝監督の作品としては最高の観客動員数でしたけど、カンヌ国際映画祭で韓国人俳優として初の男優賞をソン・ガンホが受賞した作品にもかかわらず、韓国国内では興行的に今ひとつだったことが意外でした。

「是枝監督特有の穏やかさが韓国の観客には退屈だった」との評価もあり、そう言われたらそうなのかな、と思いますけど。

 

イ・チャンドン監督の『バーニング』(2018年)も同様に観客動員数で伸び悩みましたけど、韓国のヒットも読めないものですね。

ヒットしている作品はやはり優れた映画なんですけど、『ブローカー』がそれよりも劣るとは思えないんですよね。

 

『ブローカー』は場面によっては韓国の人たちでもセリフが聞き取りにくいって感想もあるそうですが、字幕で観る私たち日本人はその点、問題ないようです。

 

それしか私が観る選択はないけど、私は字幕で観ることが面白かったです。

また詳しく書きたいですよ。

 

 

あまりにも有名なソン・ガンホさん…私が人生で2番目に観た韓国映画が『グエムル-漢江の怪物-』(2006年)で、その時は、なんや~、この面白いおじさん~!?って感じでした。

『スノーピアサー』(2013年)以降の出演作を全て劇場で観てきましたし、やっぱりずっと大ファン。

 

現在に生きる平凡な人物を演じることが多いガンホさんですが、確かにソン・ガンホ印のコメディもあるけど、『ブローカー』の「サンちゃん」役、これまでのどの演技とも同じではなかったですね。

それだけでも『ブローカー』は観る価値のある映画。

 

カン・ドンウォン…それこそガンホさんと共演した『義兄弟 SECRET REUNION』(2010年)が、私が初めて観た出演作で…次には『彼女を信じないでください』(2004年)からの~『デュエリスト』(2005年)、『チョン・ウチ 時空道士』(2009年)って感じでしたね。

初めて劇場で観たドンちゃんの映画は『群盗』(2014年)、以後、やっぱり日本で公開される出演作は欠かさず劇場で観てますよ。

韓国映画ファンでなくても、カン・ドンウォンって俳優さんには注目せざるをえないでしょう。

 

『ブローカー』は主要キャストの誰が主演とは決められないような感じで、ドンちゃん演じたユン・ドンスも主人公の一人です。

是枝監督、よくもまあドンちゃんをこれだけ普通の人に撮ったなあ~と思いますけど(あの服もある)、そんなに背中ばかりじゃないですよ。

 

あと、『ブローカー』にはアクション・シーンなんてありませんけど、ドンちゃん必殺の「スリーパーホールド」やペ・ドゥナの「胸ぐらを掴まれた時の振り払い」くらいはあります。

 

IU(=イ・ジウン)は…そういったことをブロともさんともコメント欄で話してたんですけど、特にまだ『マイ・ディア・ミスター 私のおじさん』(2018年)を観ておらず…いや~、申し訳ないです汗

 

でも、こうしてブログで韓国映画について書き始めた頃、「IUは凄いシンガーソングライターだから是非、聴いて」と別のブロともさんに薦められたんですよね。

 

『ブローカー』で初めて演技するIUに出会えたんですけど、そのせいで彼女が「ムン・ソヨン」にしか見えなくって、そこはホントに良かったんじゃないかな。

ぶっちゃけ「怖い女」だと思いますよね、最初。

サンちゃんもビビってるし、ドンスも気圧されてる。

でもソヨンには崩れそうにデリケイトな感情がある。

攻撃的なソヨンには笑いましたけど、彼女の内面には心打たれました。

それが出るシーン、名シーンですよね。

「愛の物語」でもあり、この映画はラブストーリーでもある。

 

 

ぺ・ドゥナを最初に見た映画もやっぱり『グエムル』で、次が『ほえる犬は噛まない』(2000年)。

そして『復讐者に憐れみを』(2002年)でしたよ。

惹きつけられて当然でしょ。

同じ年に『リンダ リンダ リンダ』(2005年)や『クラウド・アトラス』(2012年)や『空気人形』(2009年)も観て、なんで映画監督の方々が彼女と仕事をしたいと思うか、よくわかります。

 

アン・スジンはキッとした刑事。

彼女もごく当然な疑問を口にしますが…彼女自身の思いもあり、追跡の中でずっと考えてる。

 

アン・スジンと共にサンヒョンたちを追うイ・ウンジュを演じたのはイ・ジュヨン…チャン・リュル監督の『春の夢』(2016年)で初めて見て…そして主演作『野球少女』(2019年)でしたよ。

 

是枝監督の人徳でしょう、『ブローカー』は見事に主演級のキャストを揃えてきてますよね~。

 

忘れないように自分のためにもメモしておきますが、イ・ジュヨン主演の『なまず』(2018年)が日本でも7月29日から一般公開スタートですNEWNEWNEWNEWNEW

 

なまず

映画 『なまず』 オフィシャルサイト

 

京都は8月19日からですね。

 

そして、『ブローカー』のその他のキャストですが…知らなかったので予想以上に豪華でビックリしましたよ!!∑(゜∀゜)

 

書いていいでしょうかはてなマーク…ちょっとはいいでしょう(^_^;)

 

一行が立ち寄る保育園の園長さんとその奥さんがそれぞれソン・セビョクさんとキム・ソンヨンさん。

ある計画で出てくる人物の役でイ・ドンフィさん、出てますし、最後の方で重要な役でパク・ヘジュンさんも特別出演です。

出てきた時は、「あ~ビックリマーク(◎o◎)ビックリマーク」って感じ。

 

そして、あとで知ったんですけど『隻眼の虎』(2015年)でチェ・ミンシクさんの息子くんを演じて泣かせてくれたソン・ユビンくんも…!?

 

追記 ⇒ さらに、イ・ドンフィさんの「妻」役がなんとビックリマーク『はちどり』(2018年)で塾の先生キム・ヨンジ役だったキム・セビョクさんだと判明ひらめき電球(゚O゚)ひらめき電球

 

いや、豪華過ぎやろ…『ブローカー』ドンッヾ(*´∀`*)ノドンッ

 

あと、ある人物の娘さんの役で出てきた女の子、女優さんの名前がわからないんだけど、ソン・ガンホとの共演シーンで、いい演技だったな~。

「お金は結構ですから もう連絡しないでください」(≧∇≦)

 

 

この映画のパンフレットは880円(税込)で(また詳しく追記するかもしれませんが)、実はまだザッと目を通しただけなんですけど、買って読む価値があるパンフレットだと思います。

劇場で観られる時には是非…ビックリマーク

 

あと…書けばまだまだなんぼでも書けるんですけど、前述の通り、2回目でまた書きます。

 

今はこう言えるでしょう。

この映画では残酷な現実も描かれているけど、映画はそうではない、と。

ですので、きつい映画が苦手な方々も大丈夫です。

ゆるやかで、時々爽やかで、面白くって、その間いろいろ考えさせれて、どうなるんだろうとドキドキして…観客一人ひとりが自分と向き合っていく映画ですよね。

私も考えました。

 

だから、また他の方の、この映画を観たあとでの考えを読んでみたいですね。

 

今回、私は大きなスクリーンで観ましたけど、そうして観るのがいい映画だと思います。

 

是非、劇場で観てください。

 

今日もおおきに、ありがとうさんですキスマーク

アンニョン(^.^/)))

 


ベイビー・ブローカー

原題:Broker
韓国語題:브로커

中国語題:掮客

 

2022年製作/130分/韓国

日本公開:2022年6月24日
配給:ギャガ

 

監督・脚本・編集:是枝裕和
製作:ソン・デチャン、福間美由紀
製作総指揮:イ・ユジン
撮影:ホン・ギョンピョ
美術:イ・モグォン
衣装:チェ・セヨン
音楽:チョン・ジェイル


ソン・ガンホ ハ・サンヒョン
カン・ドンウォン ユン・ドンス
ペ・ドゥナ アン・スジン刑事
IU(イ・ジウン) ムン・ソヨン
イ・ジュヨン イ・ウンジュ刑事

パク・ジヨン ウソン(ソヨンの赤ちゃん)
イム・スンス ヘジン


ペク・ヒョンジン チェ刑事
リュ・ギョンス シン・テホ
カン・ギルウ イム
キム・イェウン イムの妻
イ・ドンフィ ソン氏
キム・セビョク ソン氏の妻
ソン・セビョク 保育園園長
キム・ソンヨン 保育園院長夫人
パク・カンソプ(特別出演) 保育園スタッフ
パク・ヘジュン(特別出演) ユン氏(ウソンを養子にしようとする最後の夫婦)
イ・ムセン 
? サンヒョンの実娘。
 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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