---概略---
彼らは、ウチの会社を見て魅力を感じていないのは明らか。
でも「入社したい」と言った。それは、「私」を見て言ったこと。
・・・あぁ、めっちゃ恥ずかし・・・(T_T)
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学生と長いこと接していると、彼らの思っていることがよく理解できる。
彼らは仕事や職場に何を求めているのか?
多くの学生は、「コレをやりたい!」という明確なビジョンを持っているわけではない。
もちろん、例外もあるが。
彼らがとても気にしているのは、そこに就職すると「自分はどうなれるのか?」
ということ。
ここで既に色々と気になっている方もいるかもしれない。
まずは、「明確なビジョンを持っていない」という部分。
それはダメだろ!ビジョンを持たなければ就職できないだろ!
って思った方、気持ちは分かります。
でもそういうものなんですよ。
我々オトナはビジョンなり人生観なりを持つことはできるけど、まだまだ人生経験が少ない彼らはそれを持つことはとても困難。
そこは受け入れる必要があるよ。
さらに、「自分はどうなれるのか?」の部分。
「自分がどうなるか?」じゃないのか?あくまで受身なのか?
って思った方、よくよく気持ちは分かります。
でもこれもそういうものです。
理屈は上記と同じ。
ダメじゃん!なんて思わずに、まずは目の前のことを見てみましょ。
そういうことをまずは受け入れてみると、彼らの考えていることが理解できる。
理解する必要あるのか?なんて思っちゃだめよ。
そしてね、理解できるということは戦略を立てやすくなるということ。
まずはそれらが前提であり、そこからはじめましょう。
さて本題。
なぜ私が接している学生さん達が「あなたの会社に入社したい」と言ってくれたのか?
これは、彼らの上記の2つ想いから考えてみると良く分かる。
そして、彼らに振り向いてもらうにはどうすればいいかが分かってくる。
特に「なかなか学生が説明会に来てくれない!」、という企業さんにはヒントになるかも。
じゃ、いくわよ。
まず、彼らは私の会社の仕事をほとんど分かっていない。
しかし、屁で飛ぶくらいの零細で、決して資金力も豊富ではないことは知っている。
ましてや、社員の募集もしていないことも知っている。
だから労働条件や給与の額など、当然ながら示していないことも知っている。
普通に考えてみると、会社としての魅力はない。
どんな仕事をするか分からない。
給料はいくらもらえるのかも分からない。
休みは?ボーナスは?福利厚生は?
これらの情報は一切ない。
でも彼らはそんなことをすっ飛ばして、入社したいと言った。
これっていったい何なの?
多分、普通じゃ考えられない。
私だってそんなワケの分からん会社には入りたくない。
でもココにヒントがあるのよ!
で、このエピソードでよく分かることが二つある。
1、彼らは「こんな仕事がしたい」いう明確なビジョンがあるわけではないということ。
2、「自分がどうなれるか」がイメージできた方がよっぽど魅力を感じること。
1についてはもう説明の必要はないでしょう。
ウチの会社からはそもそもそんな情報は見出せない。
でも彼らにとってはそれは重要ではない。
問題は2の方。
今回はこれがとても大きかった。
3日前に、[ 「中小」が「大手」に人気で勝つには? ] というテーマで記事を書いた。
(2018/9/7参照)
おかげでこの記事は反応がよかった。
この記事で、学生が求めるのは、
大手は「ブランド」、中小は「人」
と書いた。
今回のエピソードはまさにコレ。
なんか自分で言うのはめっちゃ恥ずかしいんだけど、彼らは私に魅力を感じてくれた模様。
もうなんか本当に恥ずかしいし、偉そうになってしまってちょっと嫌なんだけど、これは中小の若手獲得についての大きなヒントになるのであえて書いておきたい。
彼らが感じている魅力は二つ。
1、楽しそうに仕事をしている
2、受け入れられた
まず1について。
私自身、仕事はとても楽しい!
というより、あまり「仕事」という意識はない。
好きなことをしている、という感覚。
だから楽しくて当然だし、やりがいもある。
それが彼らに伝わり、魅力的だったんだろうな。
「なんかあの人、毎日楽しそう!あそこに入れば、あんなに楽しそうに仕事ができるんだ!」
ってなっているんだろう。
2について。
私は学生さん達と協同で「企業と学生の新たなマッチングのスタイル」について研究しているが、その際に彼らの意見を良く聞く。
そして実際にイベントなどの時には彼らの声を反映させる。
理由はシンプルで、単に今時の学生さん達の気持ちは自分では分からないから。
しかし彼らにとっては、
「話を聞いてくれた!」
「自分のアイディアを採用してくれた!」
ってなっている。
これは「彼らの意見を採用しなければ!」と意識してやっているワケではなく自然とそうなるのだが、彼らにとっては「認められた!」になっている。
さらには、それがイベント自体にもいい結果を生んでいるので、
「活躍できた!」
になっている。
まさに承認欲求が満たされ、それが彼らの気持ちを上げている。
また、それらが無理をせずに自然にできていたのでさらに良かったのかもしれない。
このようなことがあり、
「この人からは認めてもらえる!この人といれば活躍できる!成長できる!」
になっているようだ。
ちなみに上記のイベントというのは、
今年の7月24日に開催した「学生説明会」のこと。
このイベントは、狙った以上の色々な気づきを与えてくれた。
当然、またやりますよ。
ぐんとグレードアップしたものを。
結論。
彼らは、ウチの会社を見て魅力を感じたのではない、ということは明らか。
でも「入社したい」と言った。
それは、「私」を見て言ったこと。
・・・あぁ、めっちゃ恥ずかし・・・(T_T)
だから、
大手は「ブランド」、中小は「人」
なんです。
ただね、誰もが突っ込みたくなると思うんだけど、じゃぁ彼らは本当にウチに入社するのか?
それはないと思うよ。
会社としての魅力はまだまだだから。
それはさすがに自覚している(悲しいけど)。
で、会社は「人」だけではないことも十分理解している。
それは学生もよく分かっているもの。
重要なのは、まずは「彼らに振り向いてもらう」こと!
そうじゃないと、あなたの会社の魅力も知ってもらえないでしょ?
まずはこの第一関門を突破することがとてもとて重要で、かつ、とてもとても難しいんです。
それには「なんか良さそう」をまずは持ってもらうこと。
(2018/9/7 参照)
大手の場合は「ブランド」が既にあるから、もはや何もしなくても自動的に可能。
ところが中小はそうはいかない。
であれば、会社を知ってもらう前に、「人」をブランド化して知ってもらった方がはるかに効果的。
そうすることで、学生達は「聞く耳」を初めて持つ。
彼らが、
「あなたの会社に入社したい」
と言ってくれたメカニズムはこういうこと。
中小は、会社を知ってもらう前にワンスッテップが必要。
これの具体的手段については、また後述する。
最後に・・・
彼らの「入社したい」の気持ちに応えられるようになりたい。
私は、彼らから「承認欲求」を満たしてもらった。
ありがとう(^^) がんばるよ。