【はじめに】

 

今でもタイムレコーダーを使っている会社は多い。そもそもレコーダーの記録を集計する総務部の労務費がムダである。

 

レコーダーが仕事をするのは朝と夕方だけで、しかも行列ができるから増設してくれと組合が言い出す。

 

 

 

 

~山田昭男氏の言葉~

 

====================

 

【本文】

 

■タイムレコーダーの廃止で総務部の労務費を節減した会社!■

 

昔から社員の出退勤管理用のために多くの会社がタイムレコーダーを導入してきた。

 

朝の出勤時には、タイムレコーダーの前に行列ができるからギリギリに出勤する社員はタイムオーバーで遅刻に打刻される恐れがある。

 

夕方の退勤時にも朝ほどではないが行列ができる。

 

労働組合の委員長はこの問題を取り上げ、タイムレコーダーを増設して職場の近くに設置するよう求める。

 

始業開始5分前に職場に集結して、みんなでラジオ体操を始め、ラジオ体操が終われば丁度始業時刻となり、職場ごとに朝礼が始まる。

 

そのとき職場に来ていない者は、本来は遅刻扱いのはずだ。

 

軍隊ほどでなくとも、規律ある行動は、チームの結束力を高めるはずだ。

 

進歩的な会社として有名な未来工業では、タイムレコーダーを廃止して自主管理に任せた結果、遅刻者はほとんどいないだけでなく集計する総務の人件費が節約できた。

 

=コンピテンシー宣教師=

 

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【教訓】

 

ケーズデンキの社長である私は、売上高や利益で一位になって、果たしてどれほどの意味があるのだろうかと考えました。

 

私は「一位にならないように頑張らないようにする。

 

それが私たちの経営なんです」と主張しています。

 

 

 

 

~加藤修一氏の言葉~

 

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【本文】

 

■売り上げ・利益一位を否定し頑張らない経営を目指す経営者!■

 

コンピューターの処理能力について、一位と二位ではその持つ意味が全く違うらしい。

 

何も知らない蓮舫氏が、仕分け会議で「どうして一位を目指すのですか。二位ではダメなんですか」と質問したことが、今も鮮明に記憶に残っている。

 

コンピューターの処理能力の重要項目が演算スピードだ。

 

スピードが一位と二位では持つ意味が全く違ってくると言うわけだ。

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

会社も、売り上げ・利益で業界一位になることは経営者の夢なのかもしれない。

 

売り上げ・利益で一位になると、富士山の頂上に登った気分になるのだろうか。

 

一方、ケーズデンキの運営会社であるケーズホールディングスの「加藤社長(当時)」は「一位にならないように頑張らないようにする」と語っていたのが印象深い。

 

売上・利益で一位を目指すのではなく、お客様が求めるモノやサービスを提供して喜んでもらえる経営を目指すと言うことだから、EQに長けた経営者としてリスペクトしたい。

 

=コンピテンシー宣教師=

 

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【はじめに】

 

他人の過失を非難しても自分の過失の逃げ道ができるわけではない。

 

 

 

 

~ボッカチオ氏の言葉~

 

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【本文】

 

■人格のない人間は役員になっても実績もあげられず排斥される!■

 

過失があったわけでもないのに他人を我が物顔で非難するのがトランプだ。

 

そして、実績もあげていないのに自分の実績だと自慢げに話すのもトランプだ。

 

自我自賛が得意中の得意だが、やることなすことがうまくいかない。

 

皆さんの会社にもこのような性格の人間が幅を利かせているのではないですか。

 

このように人間は、声がでかい。

 

話しがうまい。

 

しかも上層部の人間に対して取り繕うのがうまい。

 

職場内では評判が悪く、不人気なのに結構上からは評判がいいから厄介だ。

 

上層部の役員たちは、彼を昇格させて役員におしあげてしまった。

 

だが、下の者の協力が得られないから何の実績もあげることができない。

 

やがて「ミスキャスト」だったことが分かった上層部は、役員会を経て彼を排斥する。

 

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【教訓】

 

不況の時こそ起業のチャンスです。多くの会社が選択と集中と称して切り捨てる事業が出てきます。

 

そのような事業を引き受けて磨いていけば立派な事業になるからです。

 

 

 

 

~広野道子氏の言葉~

 

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【本文】

 

■ダイキン工業は製品の特長や性能で家電メーカーを上回っている!■

 

エアコンからすでに撤退した家電メーカーが数社ある。

 

例えば事業の柱が三つあってどれも同じくらいの規模に育っていれば、一つの事業が倒産しても二つの事業が健全ならば売り上げの約70%は維持されるから、その間に将来性ある事業を立ち上げればいい。

 

一つの事業に特化して成長してきた会社の場合、その事業が衰退すれば会社も倒産を覚悟しなければならなくなるだろう。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

ダイキン工業と言う会社はエアコンの「一本足打法」でこれまで成長してきた。

 

エアコンも一般家庭用もあれば事業所向けの大型エアコンもあって、どちらもダイキン工業は強さを発揮している。

 

家電メーカーなどでは今もエアコンは扱っている会社があるが、なんといってもダイキン工業は製品の特長や性能で家電メーカーを上回っている。

 

しかも地球は益々の温暖化で、夏は冷房、冬は暖房でほぼ一年を通してエアコンは必要なため、未来永劫必須商品になっ ているからダイキンは強みを発揮できる。

 

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【はじめに】

 

お客の立場だけを考えて商品を揃えました。

 

お客のためならめったに売れないものでもお店に置き、メーカーのためには現金で大量に仕入れる。

 

 

 

 

 

~畑中利元氏の言葉~

 

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【本文】

 

■お客の立場を考えた店づくりこそが繁盛の原点です!■

 

ユザワヤでは、毛糸類、生地や手芸キットの販売・通販・レンタルなど手芸商品を中心に手広く品揃えしている。

 

それらの商品を販売しているだけでなく、「手芸教室」も同じ店舗の一角で開催している。

 

お客様は、教材を自分で購入してそのまま手芸教室に行けばいい。

 

ユザワヤの特徴はめったに売れない商品も取り揃えていることだ。

 

お客様は探していた商品をユザワヤでやっと見つけることができる。

 

もし見つからなければ、ユザワヤに行ってもなかったのだからと諦めがつく。

 

ユザワヤはメーカーなどからの仕入れに当たっては現金仕入れで、しかも半端な数量を残したりせずに全部まとめて仕入れてあげるからメーカーにとってはありがたい。

 

大きな商業施設などからは「ぜひウチに出店してほしい」とラブコールがかかる。

 

ユザワヤは集客力があり、しかも上質のお客様が来てくれるからラブコールがかかるのだ。

 

お客の立場を考えた店づくりこそが繁盛の原点である。

 

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【教訓】

 

小さな変化でいい。

 

大きな変化、革新と考えるから苦しくなる。

 

 

 

 

 

~藤田東久夫氏の言葉~

 

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【本文】

 

■朝礼の司会を交代制にしたところ小さな変化が現れ始めた!■

 

「おはようございます」と一言だけの朝礼。

 

なんとも味気ない。

 

課内での従業員同士の会話もほとんどない。

 

夕方業務が終了すると三々五々無言で帰宅の途につく。

 

今度人事異動できた課長は、会話が活発で元気溌剌の職場にしたいと考えた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

朝礼の司会者は毎日全員が交代で務めるようにした。

 

司会者は日ごろから感じていることや自分の趣味など、何でもいいから朝礼で紹介していいことにした。

 

最初はみんな緊張気味であまり多くを語らなかったが、一か月が過ぎたころから結構司会者が話題を提供してくれるようになった。

 

それに対して手を挙げていろいろ意見を言ってくれる人も現れて、職場に小さな変化が表れ始めて職場が明るくなっていった。

 

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【はじめに】

 

会社をあっという間に大きくするのは独裁的経営者です。

 

だが、会社をあっという間に傾かせるたり倒産させてしまうのも独裁経営者なのです。

 

 

 

 

 

~下山明央氏の言葉~

 

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【本文】

 

■会社を大きくするのも傾かせるのも独裁経営者なのです!■

 

ニデック(旧日本電産)の「N会長」はこれまで破綻したモーターメーカーをことごとくリストラなしで、しかも短期間に再建させた。

 

あるとき、記者会見で「この会社の再建に当たっては何人ぐらいリストにするのか」と質問されたが、「N会長」は、「一人もリストラしない」と答えた。

 

同記者から「リストラもしないような会社の株は誰も買わないのではないか」と言われ、さスガに「N会長」はカチンときたが、そんな記者を相手にしなかったそうだ。

 

「6S」の中の「5S」を徹底すれば工場のスペースが増え、効率化されるから余剰人員が生まれ、さらにもう一つの「S」である作法、つまりビジネスマナーを磨けば顧客先や仕入先からも愛されるから繁盛の原動力となるのだ。

 

外部に出していた仕事を社内に取り込むことで出金が押さえられ、短期間で黒字浮上できるから日本電産流再建モデルは独創性が高いと評価されてきた。

 

旧日本電産の創業、幾多の傾いた企業の再建などで名をはせてきたが、N会長が無茶苦茶な要求を部下に課してきたことから、経理上の不正だけでなく品質上の不正をなんと1,000件以上もやってしまったという。

 

あっという間に会社を大きくするのも傾かせるのも独裁経営者なのです。

 

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【教訓】

 

ユザワヤには畑中会長が培ってきた「信頼」が満ちている。客との、従業員との、取引先との言葉と行動によって紡がれる信頼。信頼が人を支え、救い、幸福にする。

 

正直者は決してバカを見ない。信頼は最強の戦略だ。

 

 

 

 

 ~畑中利元氏の言葉~

 

====================

 

【本文】

 

■取引先とは強固な信頼関係を構築すべきです!■

 

「カリスマバイヤー」と言うキーワードがあるが、自社にとって絶対有利な条件で商品を仕入れるバイヤーを指しているようだ。

 

「取引先は生かさぬように、殺さぬように」とでも考えているかのようで、民・百姓に対する徳川幕府の基本政策のように思えてならない。

 

百姓一揆の連続で徳川幕府は弱体化していったことを思い出すべきだ。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

山形県酒田市郊外に日本一美味い「平牧三元豚」を生産している平田牧場がある。

 

当時絶頂期にあったダイエーにも相当数の平牧三元豚を納入していたが、ダイエーのバイヤーは顔さえ合わせれば厳しい値引きの要求ばかりを突き付けてくる。

 

しびれ切らした平田牧場の経営者はダイエーとの取引をお断りした。

 

ダイエーは徐々に落ち目になり、再生機構の支援を受けたが浮上できなかった。

 

ビジネスにおいては、「強固な信頼関係」がなければ長い取引関係は維持できない。

 

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【はじめに】

 

5年半の現場勤務が私の全てだ。

 

 

 

 

 

~川田達男氏の言葉~

 

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【本文】

 

■現場を知り尽くした経営者なら多能工化と言う戦略を思いつく!■

 

単能工は一つの作業しかできないから融通が利かない。

 

忙しい職場に異動させようとしても「それは、やったことがないからできません」となる。

 

一方、多能工はたくさんの作業ができるように教育訓練されていて、一人何役もこなせるから大いに融通が利く。

 

秋田県に「カミテ」と言う金型製作およびプレス部品加工メーカーがある。

 

この会社では女性も含めて全社員が多能工に育成されている。

 

生産がバカに忙しくなれば、事務所の社員も全員がモノ作りに従事できる。

 

機械の数が足りないから2シフト、場合によっては3シフトを組むこともある。

 

事務関係の仕事が少々遅れてもお客様にご迷惑をお掛けすることはないが、生産が遅れればご迷惑をお掛けしてしまう。

 

単能工よりも多能工のほうが、社員はやりがいがあるし、会社にとってもありがたい。

 

現場を知り尽くした経営者なら「多能工化」と言う戦略を思いつくはずだ。

 

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【教訓】

 

経営においては、予兆を掴む仕組みを作ることが大切です。

 

 

 

 

~藤田東久夫氏の言葉~

 

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【本文】

 

■経営者は洞察力をしっかり身に付けて予兆を掴むこと!■

 

日産なら「さもありなん」だが、ホンダが赤字経営に陥るとはだれも予想だにしなかったのではないか。

 

EV車が全く振るわず、ソニーとコラボして開発してきた車も目途が立たず中止となり、莫大な開発費が泡のごとく消えてしまった。

 

さらにトランプ関税も重くのしかかった。

 

本田宗一郎翁が生きていれば、「何をバカなことやってるんだ」と経営陣には雷が落とされることだろう。

 

~~~~~~~~~~~~~~~

 

トランプはEV車に対する補助金を廃止した影響は大きかった。

 

全車をEV車と燃料電池車にすると宣言したが、撤回せざるを得なくなった。

 

今思えばあの時、日産を統合する計画が頓挫(とんざ)して本当に良かった。

 

あのまま経営統合が進んでいたらさらに重い荷物を背負うことになっていた。

 

経営者は洞察力をしっかり身に付けて予兆を掴むことが大切だ。

 

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