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夜汽車の明日は…「北斗星」の旅路・後記⑫

(続き)食堂車を連結していない寝台特急では、車内販売すらない。

「北斗星」のような本格的な食堂車でなくても、ビュフェ兼売店みたいな設備があれば理想なのだが、コストを考えると難しいだろう。

夕食は乗車前にすますか、弁当などを買えばいいが、そんな時間のない時だってある。ビジネスホテルなら、夜中にコンビニに行くことも可能だが夜行列車では不可能だ。

始発駅で駅弁や飲物を積んでおき、車掌が販売すればいいのではないか?寝台特急は停車駅も少ないし、検札が終われば多少時間もあるはずだ。

ちょっと寝酒に一杯やろうと思っても、車内に自販機すらないのではどうしようもないが、対面販売ならアルコールだって売れる。

朝食にいたっては、車内販売を実施している列車でも、買える保証はない。売残りを出さないよう、最初からぎりぎりしか積んでいないからだ。

ホテルならホテルの朝食以外にも、マックでも吉野家でもいくらでも選択肢はあるが、列車は目的地に着くまで、車内販売しか選択肢がない。

検札の際に朝食の予約をとり、前夜のうちに業者に連絡して、駅弁やサンドウィッチなどを確保しておけばいい。

ホームの売店より確実に売れるはずだ。(続く)

夜汽車の明日は…「北斗星」の旅路・後記⑪

(続き)そして食事。

現在、食堂車があるのは、北海道へ向かう列車だけ。

九州に向かう「はやぶさ」や「富士」には、かつては連結されていたが、利用率が悪いからと廃止されて久しい。

「はやぶさ」「富士」の場合、列車そのものの廃止も近いようだから仕方ないが、大阪から青森に向かう「日本海」など、本来なら食堂車を連結すべき列車だ。

今の食堂車の夕食は、事前に予約しなければならないし、価格も高い。

直前では予約はできないし、列車が空いてなくても、食堂車はガラガラの時もある。

「カシオペア」「トワイライト」は現行の完全予約制のままでいいが、「北斗星」や「日本海」は、基本は予約制のフルコースと和食のままでいいから、当日空席があればシチューなどの定食を車内予約で利用できるようにすれば、食堂車が利用しやすくなるし、利用率も上げられる。

完全予約制だとロスは少ないかわり、列車が空いてる時は食堂車の予約も少ないから、車内での増収努力のしようがない。

パブタイム、朝食タイムは現行のままでよいが、今の「カシオペア」「北斗星」の朝食は「トワイライト」のような車内予約にして、もう少しグレードアップすべきだ。(続く)

夜汽車の明日は…「北斗星」の旅路・後記⑩

(続き)かつてブルートレインは「走るホテル」と言われた。

その頃と生活レベルは全然違うが、寝台特急が生き残るには、最低限ビジネスホテル並みの設備がなければ不可能だ。

そして、「カシオペア」や「トワイライト」のような列車なら、列車に乗ること自体が魅力である必要がある。一流ホテルと同じで、そうなると「人」のサービスにかかってくる。

問題は「北斗星」だ。

豪華寝台特急の元祖とは言っても、車両も老朽化し、「カシオペア」登場後は豪華とも言えない。

だが、ブルーの車体のブルートレインの正統派として、「カシオペア」「トワイライト」のような至れり尽くせりの豪華さではなく、普通の快適さと、北をめざす夜汽車の旅情を楽しめる列車を実現してほしい。

そうすれば、それが他の列車にも波及でき、ブルートレインの活性化にもつながってゆくはずだ。

北海道新幹線開業後は、「北斗星」などの北海道に向かう夜行列車は廃止される可能性があるので、新車投入は慎重にならざるを得ないと言う。

だが、新幹線が札幌まで全通するのは未定だし、列車そのものに魅力があれば、新幹線とじゅうぶん共存はできるはずで、新幹線以外の鉄道の選択肢も必要だ。(続く)