夜汽車の明日は…「北斗星」の旅路・後記⑩ | Little Friends

夜汽車の明日は…「北斗星」の旅路・後記⑩

(続き)かつてブルートレインは「走るホテル」と言われた。

その頃と生活レベルは全然違うが、寝台特急が生き残るには、最低限ビジネスホテル並みの設備がなければ不可能だ。

そして、「カシオペア」や「トワイライト」のような列車なら、列車に乗ること自体が魅力である必要がある。一流ホテルと同じで、そうなると「人」のサービスにかかってくる。

問題は「北斗星」だ。

豪華寝台特急の元祖とは言っても、車両も老朽化し、「カシオペア」登場後は豪華とも言えない。

だが、ブルーの車体のブルートレインの正統派として、「カシオペア」「トワイライト」のような至れり尽くせりの豪華さではなく、普通の快適さと、北をめざす夜汽車の旅情を楽しめる列車を実現してほしい。

そうすれば、それが他の列車にも波及でき、ブルートレインの活性化にもつながってゆくはずだ。

北海道新幹線開業後は、「北斗星」などの北海道に向かう夜行列車は廃止される可能性があるので、新車投入は慎重にならざるを得ないと言う。

だが、新幹線が札幌まで全通するのは未定だし、列車そのものに魅力があれば、新幹線とじゅうぶん共存はできるはずで、新幹線以外の鉄道の選択肢も必要だ。(続く)