サプリについて
皆様、こんにちは。連続の投稿になり申し訳ないですが、昨日の続きの記事になります。昨日の記事はこちら今日はサプリについて心配している事を書こうと思います。今年、日本小児心身医学会がサプリについて警鐘を鳴らしましたね。日本小児心身医学会はこちら昨日書きましたが、起立性調節障害と検索すると広告が沢山出てきます。その商品の成分について心配しています。何故心配しているのかというところから書きます。「トリプトファン事件」について。FOOCOM.NETトリプトファン事件はこちら以下、引用↓トリプトファンは1g以上の摂取によって確実に多くの人々に心地よい眠りを誘う。ドイツ、カナダなどでは一般人や精神疾患患者も含めて、医師の処方箋の基に睡眠導入剤として現在も使用されている。すなわち、食品ではあるがその目的とした効果が医薬品並みに確かに得られる。引用以上↑ウィキペディアはこちらトリプトファン事件この記事によると、◆1988年末から1989年6月にかけて、「L-トリプトファン」を含む健康食品を接種した人に健康被害が出た。FDAのサイトによると、被害は1,500件以上、死者38名と記録。◆その後、アメリカ合衆国においてはトリプトファン製品の販売は禁止される事となった。◆2001年2月、トリプトファンの市販に関する規制を緩和し、FDAは以下のように表明した。以下引用↓"Based on the scientific evidence that is available at the present time, we cannot determine with certainty that the occurrence of EMS in susceptible persons consuming L-tryptophan supplements derives from the content of L-tryptophan, an impurity contained in the L-tryptophan, or a combination of the two in association with other, as yet unknown, external factors."「現時点で利用可能な科学的証拠に基づくならば、L-トリプトファンのサプリメントを摂取した人々に発生した大規模健康被害(EMS)が、L-トリプトファンの内容物に由来するのか、不純物に由来するのか、あるいは互いに関係するこれら2つの組み合わせに由来するのか、それとも未知の外的要因に由来するのかについて、我々は確信を持って特定することができない。」引用以上↑◆2005年に新しい仮説が出た。以下引用↓トリプトファンの大量摂取により、トリプトファンの代謝物のうちのいくつかが、ヒスタミン代謝分解反応を阻害(することでヒスタミンを増加させた)。さらに視床下部-下垂体-副腎系(英)に不調をもつ人たちが、トリプトファンやヒスタミンに対する高い感受性をあらわし、これらにより好酸球増多症候群および筋肉痛(英)につながったとするものである。なお論文著者のひとりは執筆当時FDAのCFSAN所属としている。引用以上↑FOODCOM.NETとウィキペディアの記事両方とも、トリプトファンの製造過程での不純物と健康被害については否定的で、トリプトファンの摂取の仕方が健康被害に関わっているかもしれないということですね。FOODCOM.NETが、「1g以上(1g含む)の摂取で・・・」と記述しています。それでは、起立性調節障害に対する健康食品であると宣伝している、とあるサプリの成分はどうなっているでしょうか?一回量、96㎎入っています。みなさんはどのように感じますか?サプリを摂られている方は、主成分と含有量を今一度ご確認ください。FDA(アメリカ食品医薬品局)はこちらトリプトファンが含有されているというだけで危険とは書きません。トリプトファンが含有されていないから安全とは書きません。他のサプリに関しても、日本小児心身医学会の警鐘を読んでご自身でご判断ください。健康被害が出た方には、以下に届け出先を紹介しておきます。健康被害が出た事は決して恥ずかしい事ではありません。事実を伏せたまま騙している業者が悪いのです!◆最寄りの保健所はこちら◆消費生活センターはこちら電話番号 188番(いやや!)