2024.1 NO.201  トVS ト(1/2)
 MLBのワールドシリーズ(WS)にレンジャーズが初めて制した。シーガー選手は、ポストシーズン(PS)進出を優先し 首位打者のタイトルを逃すことになったが、WSのMVP(2度目)を受賞し報われた。
  大谷翔平選手が所属するエンゼルスは今季もPSに進出できずに終わった。しかし、大谷選手個人を見れば、アジア人・日本人初のホームラン王と史上初の2度目の満票MVPとに輝いた。まことに喜ばしい。
 今季の二刀流をふり返ると、8月末前後の時点では米時間9月3日で今季バッターとしては最後になるとは思わず、下記の通り最高の成績(カッコ内は実数)を収めると思っていた。
 「600(599;規定打席502)打席、500(497)打数、150(151)安打、100(102)得点、100(95)打点、本塁打50(44)、100(94)四死球、盗塁20(20)」
 打率も0.304と初めて3割を超え、OPSもメジャー1位の1.066(出塁率.0.412+長打率0.654)とこれもはじめて1.0を超えた。打撃フォームが5月半ばぐらいからグリップを少し下げ大きな縦振りをせずコンパクトになりミート率が上がった。左投手には前の右足をオープンにして球を見やすくしたことが、打率向上に寄与したと思われる。
 ルール変更については、大谷シフトの禁止は、さほどプラスになったとは見ていない。ベースが15インチ(約38.1センチ)四方から18インチ(約45.7センチ)四方になった。それは打率アップに寄与したと思う。本塁から一塁までの距離は3インチ(約7.6センチ)短くなり、イチロー選手張りに内野ゴロがヒットになった。一塁から二塁、二塁から三塁の距離は4.5インチ(約11.4センチ)短くなり、盗塁も増え失敗が少なくなった(成功20、失敗6)。
 来季は打者に専念するので三冠王も夢ではない。今季開幕し立ての頃はこんな輝かしい成績を上げるとは思っていなかった。むしろバットを1インチ長くしたのを危ぶんでいた。
 ホームランも開幕からの第1号(米時間4/2)~第10号(同5/18)は全て変化球(スライダー3、カーブ3、チェンジアップ2、シンカー1、カットボール1)を打ったもの。
 カウントを取りに来るストレートを打たなければホームラン数は伸びない。ホームラン46本の2021年のオールスター直前からカウントを取りに来た速球、とくに95マイル(153キロ)以上の速球を仕留めることができていない。

 それなのに、大谷選手が今季よりバットを替え1インチ(2.54㎝)長くした。必要なのは飛距離ではなく、いかに芯にあてることだとして、長くしたことに対して、止めるべきだと批判しようと思った。
 しかし、5/10アップの2023年6 月号NO.191(「さいこう! VSさぁいこう!」)では「より問題である疲れた時の打撃力の低下に対して、バットを長くするのは逆効果ではないかと素人の私はそう思うのだが。常識を超える大谷選手のバッティングが暑く疲れも出て来る7月以降実際どうなるか注目したい。」に止めた。正解だった。ド素人が分かった風な口を利くもんじゃないと嗤われるところであった。
 5月に入るとメディアも速球をホームランできていないと騒ぎ出した。だが、それを嘲笑うかの如く、大谷選手はストレートをホームランしていった。米時間5/20に真ん中高めの94マイルのストレートを弾き返した11号ホームラン皮切りに同8/23の44号までの34本の内13本においてストレートをホームランしていた(内96マイル・154.5キロのストレートが2本、97マイル・156キロのストレートを打ったのが1本ある)。飛距離も長尺が板についてきたのかほとんどが130m以上のビッグフライ。同6/30の30号は150.3mの自己最長を記録した。6月には月間15本を放ち、ジャッジ選手のア・リーグホームラン記録を塗り替えるかと噂された。
 しかし、8月に入ると疲れもたまり、またPS進出に向け相手チームから警戒され四球が増え、8月のホームランは同8/23の44号を最後に5本に留まった。
 四球自体を制限することは難しい。投手はランナーを背負うハンディを負うのでもあるし。申告敬遠は試合時間の短縮、投手への負担軽減が目的に創設された。ただ、敵方監督の一存による申告敬遠が増えれば、打者による長打して打点得る権利が阻害されることがクローズアップされてくる。
 大谷選手に対する申告敬遠(メジャー最多21回)は、米時間7/28ブルージェイズ戦でエースのガウスマン投手がゲームの初っ端なに大谷選手にソロホームラン(39号)を打たれただけなのに、お山の大将なのかチャップマン選手が格下?(メジャーでの選手出場経験がない)新米監督に「なぜ勝負する!?」と皆が見えるベンチの中で抗議したことより、翌試合より申告敬遠が増加した(ただ、残り5戦となってもPS進出が決まらず大事な米時間9/27のヤンキース戦にてはブルージェイズのペリオス投手が4回先頭打者に4連続ボールで四球を出し、次のジャッジ選手にストライクを投げ本塁打された。初球のストライクを狙われるのは分かっているのに。それを仕留めるジャッジ選手も凄いが。次の5回の2アウト1塁では申告敬遠したが後続に打たれ2失点。7回の2アウト1塁では2番手の投手が敬遠せず4球同じチェンジアップを投げストライクゾーンに入った4球目をジャッジ選手にスタンドに放りこまれた。チャンプマン選手が怒り狂った様子はない。どういうことか)。
 それに伴い大谷選手のホームランが出にくくなった。ホームランを期待する我々大谷ファンにとって苦々しい申告敬遠を“チャップマン敬遠”と命名しようではないか。
 終盤の米時間9/2のアスレティックス戦では100敗目前の圧倒的最下位のアスレティックスの監督が大谷選手を2度も申告敬遠した(四死球は計3個)。
 申告敬遠は、「当該試合において一打者に対する申告敬遠は1回のみとする」とすべきではないか。

 投手としては、4月においては、MBCの優勝のいきおいそのままに開幕を迎え、実際新人オホッピー捕手と相性も良く、彼とのコンビの開幕からの5試合(米時間3/30~4/21)の登板で、28イニング投げて、被安打8、被本塁打0、奪三振38、自責点2。防御率は4/21時点で0.64とこの調子が続けばサイ・ヤング賞も夢ではないと思っていた。
 ところが、オホッピー捕手が故障し捕手が代わった6登板目(米時間4/27)~19登板目(同7/21)の14試合にて、防御率は3.71まで悪化した。ホームランは18本打たれ、1試合当たり1本以上ホームランを打たれている。18本の内、左打者から9本打たれ、その内スライダーは6本、カットボールは3本。この14試合の前半スイーパーを多投していた。次第にそれを打者に狙われるようになる。スイーパーは右打者には球が体からより離れて行くので良いが、左打者には体に当たってしまう。そんなに曲がらないスライダーでストライクゾーンに入れば、スライダーを狙っている左バッターに外野スタンドに放り込まれる。
 スイーパーはよく曲がるようにやや右肘を下げて投げる。それでは打者に見破られるので、縦振りのストレート、カーブ、スプリットも同じように右肘を下げて投げる。それでは威力が削がれてしまう。
 後半はスイーパーの多投を止めていた。ストレートも多くし、防御率も改善するかと思われたが、19登板日(同7/21)には初めて4ホームランを浴びた(当日孫らと名古屋に遠征中でそんな惨劇を観なくて済んだが)。初めてタイス(サイスとも)捕手と組んだ影響かと思ったが、球が上澄み、155キロ(しかでない)ストレートをホームランされたのであれば、もうこの時点で投手として疲労からの限界を迎えていたのではないかと後からそう思った。
 20登板目(米時間7/27)~22登板目(同8/9)の3試合では、限界が来ている中7/27には初めての完封。8/9には防御率も3.17とさがり、このまま調子を維持すれば、またサイ・ヤング賞も見えてきたと思った。
 この3試合においては、ピッチクロック対策としても季初から大谷選手がサインを出していたやり方を踏襲せず、最初は大谷選手がサインを出すも4回ぐらいから捕手がサインを出すに変えていた。そうなるとタイス選手の方からスプリットを要求するので、この方がよいと思った。
 いよいよ待ちに待ったオホッピー捕手が23登板日(米時間8/23)に復帰した。だか、皮肉にも2回で途中降板し、今季登板の最後となってしまった。

 昨年11/27アップの1月号NO.183 (トラウトVSトラウマ)にて、私はこう書いていた。
「しかし、大谷選手がプレーオフに進出すれば、二刀流としての寿命が縮まる。「神様、仏様、稲尾様」の二の舞になりかねない。ワイルドカードで進出すれば最大22試合(ワイルドカード戦3試合、地区代表選5試合、リーグ代表戦7試合、ワールドチャンピオン戦7試合)も出ることになる。レギュラーシーズンだけでもヘトヘトなのに(最多18勝、防御率1位1.75でサイ・ヤング賞に輝いたアストロズのバーランダー投手もPSでは防御率5.85と疲労と緊張からか本調子ではなかった)。とくに、来季は3月にWBCがある。参加意向の大谷選手は日本代表として凱旋出場する公算が高いが、その影響で来季は例年の9月より早い段階で疲労の影響が打者としての方に出てくることが心配される」と。
 疲労の悪影響を懸念したが、実際投手として故障するとまでは思わなかった。大谷選手は、意欲、前向きな姿勢には底なしではあるが、体力はやはり限界がある。二刀流とワールドチャンピオンとの二兎を追うことはできない。大谷選手が二刀流に固執するなら、既に優勝しMVPとなったWBC出場やPS進出は諦めなければならない。進出できるチームに移籍することは二刀流に引導を渡すことになると私は思う。
 我々は勘違いしていたのだ。何しろ登板の翌日・翌々日にホームラン(タブルヘッターも当日とすれば、44本中「当日」9本、「翌日」5本、「翌々日」6本)するのを見て。他の投手は楽し過ぎではないかと。そうではなく中4、5日程休むのは腕を休める必要があるからだ。
 そうしても、160キロ以上剛速球を投げるデグロム投手は、今季2010年以来2度目のトミー・ジョン手術を受けた。
 肘へのダメージは、投球数の増加や休養不足により、時間をかけて蓄積していくという。大谷選手は腕を休ませるどころか、翌日からも打者としてフル出場してさらに腕を酷使していた。大谷選手本人は気付かなかったとしてもじわじわと肘を蝕んでいたのだ。
 酒豪と同じだ。体に悪いアセトアルデヒトを分解する能力が高く酒量が底なしで二日酔いがないとしても、肝臓には負担となり、腎臓の機能も低下する。他の内臓にも悪影響を与え、免疫力も低下させ、長生きできないと言われる。酒量制限、休肝日が必要なのと同じように大谷選手も出場制限、休養が必要なのだ。
 大谷選手は賢い。ホームラン競争も一部反対の声が挙がっていたが、ホームラン競争やオールスターに出て自身が理解すれば、その後ホームラン競争も、投手としての出場も、していない。同じ轍は踏まないと思うが。

 2024.1 NO.201  トVS ト(2/2)
   大谷選手の二刀流の挑戦は、前人未到とは言えないが、先人の故ベーブ・ルースの領域をはるかに超えている。①規定打席数と規定投球回をクリアした上での②15勝、34本塁打は、MLB史上における不滅の金字塔。

   この記録を破る可能性があるのは大谷選手だけではあるが、二刀流をできるだけ長く継続したいとする大谷選手はもう①には拘らないではないか。
   昨季私も二刀流を目指す選手が増えると思っていたが、今では今後二刀流は増えないと考えを改めた。
 第一に、世界最高峰のMLBで二刀流を成し遂げるには、一人で二人分の働きをするのであるからその体力を維持するには比叡山の修行僧みたいな生活が不可欠。人間としての本能的な3大欲求は食欲、性欲、睡眠欲である。が、体に悪い物は案外おいしい物が多いが、大谷選手は体にいい物しか摂らない。酒もほとんど口にしない。食楽を犠牲にしている。
   性欲は、性欲を満たすことが野球にマイナスになるとまで考えているかは分からないが、少なくとも大谷選手は女性に現を抜かし快楽に溺れる様子はない。同棲しているのは飼い犬だけみたいであるし。
   睡眠欲は、大谷選手にとって快眠を楽しむ権利というより、設定された時間枠の中で体力を回復させるための必要睡眠量をクリアする義務と言えるだろう。寝具に拘り、睡眠データもとるのであれば。筋トレと同じ仕事ではと思うが、大谷選手自身はさらさらそんなつもりはないのであろう。
 MBLの選手は皆野球界の天才であり、高い報酬を得て人気もある。何でも得られる一方でそれに見合う働きをしなければとのストレスもある。その中で3大欲求を犠牲にして大谷選手のように禁欲的な修行僧のような生き方ができる選手がいるとは思えない。結婚しても二刀流の為には家族孝行することも控えなければならないとすれば、なおさらに。
   第二に、近代野球は二刀流を必要としていない。一人で行うゴルフと違い、野球はチーム(DH含めて) 10人で戦う。10人が上手く機能するチームが強豪チームである。100年間二刀流が出現しなかったのは、二刀流は無理との固定観念もあろうが、分業化した近代野球においては必ずしも必要としなかったとういうこともあるのではないか。
   大谷選手のように一人で主力選手二人分(例えば、ヤンキースのコール投手とジャッジ選手)近くの働きが出来なければ、実際には出現しないのでは。出現したとしても、大谷選手ほどの活躍が出来なければ、監督、コーチからだけではなく、中4日を中5日に変更を余儀なくされる投手(サイ・ヤング賞等に不利)やDHを奪われる選手からも、どっちつかずと言われ長続きしづらい。若手銀行員時代組合半専従と企画室調査担当の二足の草鞋を履いた私が双方の部署から責められ組合専従に専念したように。
   アストロズの今季で引退した名将ベーカー監督は、大谷選手をスーパースターを超える“メガスター”と呼び最高の選手と称賛するも、欲しいとは言っていなかった。
   すべての野球選手にとっては、大谷選手は理想であり憧れの的でもある。が、チームにとっては、大谷選手が打者であれ投手であれチームの勝利に大きく貢献してもらえばよいのであって、二刀流に拘る理由はない。

 上記のような状況下で、移籍問題を考えれば、エンゼルスを退団する意見が大勢ではあるが、私はあえてエンゼルスに残留としたい。もうすぐ結果が出てしまうが。
   仮に大方の予想どおりドジャースに移籍したとしても私が大のファンだった野茂英雄投手がかつて所属したドジャースなら文句はない。ドジャースファンもドジャーススタジアムで敵方の大谷選手が32号ホームランを打った時スタンディングして拍手していた。ドジャースファンもドジャース入りを熱望しているように感じた。
 ただ、私は大谷選手が残留を選ぶような気がするのだ。
 第1に、エンゼルスの他の選手も、皆大谷選手が好きで残留を望んでいる。大谷投手が投げるときはトラウト選手を初め皆必死で守っているのが、目に見えて分かる。
 メジャーリーガーなら皆ワールドチャンピオンになりたいと思うのは当たり前。だが、大谷選手はチャンピオンリングそのものが欲しい訳ではない。好きな仲間と切磋琢磨してPSに進み、チーム一丸となって勝ち進んでいくことを望んでいるのではないか。
 大谷選手を慕う若い選手も育ってきた。内野手では、大谷投手と相性がよく、打撃力も期待されるオホッピー(オハッピーとも)捕手。ショートではゴールデングローブ賞も夢ではないネト選手。同じタイプのソト選手は打撃力がつけばネト選手と黄金の二遊間を組める。さらにセカンドもショートも守れる俊足のパリス選手も2Aから上がってきた。1塁にはエンゼルスが今年のドラフトで1巡目、全体11位で指名し異例にも直にメジャーデビューした上デビューから10試合連続安打と28試合連続出塁をマークしたシャヌエル選手がいる。
   外野は2016年ドラフトで全体1位で指名(フィリーズ)されたモニアック選手。先頭打者としてはシャヌエル選手と並んで“切込み隊長”として期待される。将来の大砲と目されるアデル選手も成長してきた。身体能力が高く、足も速いアダムス選手もいる。
 投手では、約170キロの大学最速記録を持つジョイス投手を初め将来性のあるシルセス投手、バックマン投手やソリアーノ投手もいる。
 大谷選手は、エンゼルスに残留し、ネト選手、オホッピー選手、モニアック選手など慕ってくる若い人達と一緒に、愛読する『SLAM DUNK』の世界を野球のフィールドで再現するのを夢見ているのではないか。私はそう思いたい(ネットではネト選手らに大谷選手が熱心に指導しているのは最後の御奉公だとする意見も見られたが)。
 第2に、二刀流への理解はエンゼルスが一番。2018年にデビューするも故障や手術で満足に二刀流ができなかったが、辛抱強く待ってくれた。ラストチャンスであった2021年に大谷選手は二刀流を花開かせた。選手だけではなく、オーナー、GM、マドン元監督に対して大谷選手は感謝の念があると思う。
 来季は投手としてリハビリ期間となるなら、新天地ではなく、なおさらエンゼルスに残留した方がやりやすいのではないか。
 第3に、オーナーの意向。オーナーは球団売却を公言したが、保有継続に言を翻した。私は売却希望額に届かなかったからだと見ている。その後大谷選手がWBCでMVPに輝き、MLBでもMVPになったとすれば、球団価値がさらに上がり、球団売却額はオーナーの希望額超えると見られる。
 オーナーにとっては、売却するまではなんとしても大谷選手を残留させなくてはならない。大谷選手のいない球団売却額を想像するだけで恐ろしい(その割には焦っている様子は聞こえてこない。自信があるのか)。
 FAする大谷選手に必要な金額は10年5億ドル~6億ドルと言われていたが、故障してもあまり影響しないと見られている。1年5千万ドルになるとしても、現オーナーは10年間支払うことは考えていないだろう。(2~3年後)売却すれば、現オーナーには関係なくなるのでは。嫌がると言われているぜいたく税も支払うのではないか。
 MLB通のAKI猪瀬氏も、3年の短期間になるも(名監督に代わった)エンゼルスに残留するのが有力と見ている。その間に球団が身売りされ、新オーナー・新GMに代わるとするなら、それも一考ではないか。
  
 規定打席、規定投球回をクリアしての二刀流は7月末ぐらいに限界を迎える。8月以降大谷選手の都合を中心に試合を回すことができるのはエンゼルスしかないのではないか。
 長期離脱が増えたとはいえMVP三度受賞のトラウト選手もおり打線も揃ってきたのに、語彙の少ない私はこんな言い方しかできないが、大谷選手が思い描く二刀流が許されるのは、そもそも“鶏群の一鶴”状態のチームだ。
 メジャーでは生え抜きでない大谷選手は、どう頑張っても、バリー・ボンズ選手やノーラン・ライアン投手の生涯記録を塗り替えることはできない。大谷選手をOnlyOneたらしめ100年後も伝説の選手と語られるには二刀流を極めること。そのためには、最も二刀流に理解のあるエンゼルスが一番よいのでは。

 二刀流を卒業した暁には、どこでもいい。12年目の途中でマリナーズからイチロー選手はヤンキースに移籍した。大谷選手も狭く左打者に有利なヤンキース球場でジャッジ選手と一緒にホームランを量産しワールドチャンピオンを目指すのもありかと。

(次回202号は12/20アップ予定)