オールを取り戻すまでの話 56 | 勤続38年 ベテラン管理栄養士が提供する「病院勤めのストレスが消えて、生きててよかった!で満たされる」コーチング広場

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ずっとずっと頑張っているのに「なぜか、うまくいかない!」「何か違うかも?」「私の何がいけないの?」と迷子になっていませんか。「誰か私を助けて!」「正解はどこにあるの?」と右往左往しているのなら、私と一緒に探し出しましょう。あなたの本当の人生を!

 

毎週日曜日は

オールを取り戻すまでの話を

書いています。

 

 

 

 

 

 

 

前回の話はこちらから

オールを取り戻すまでの話 55

 

 

 

 

 

第1話はこちらから

 

自分の人生を引き受ける の巻

オールを取り戻すまでの話 1

 

 

 

 

 

感謝祭を成功させて

私は、今までよりも更に

W先生の信頼を手に入れました。

 

 

 

「のんちゃんに任せておけば大丈夫」

私に向かってW先生が

よく言って下さった言葉です。

 

 

 

マネージャーとしては

とても嬉しい言葉なのですが

でも。。。

 

 

 

私がそれほど頑張っていたのは

元々は、W先生のことを好きになってしまい

ちょっとでも近くにいたいから・・・

という理由からでした。

 

 

 

 

 

Y氏との不倫関係に

満たされない物を感じていて、

そんな私の心の中の葛藤や

いつも感じていた寂しさや辛さを

理解してくれる人、として

W先生に惹かれていた当時の私。

 

 

 

でも・・・

好きになった人から得られたのは

「マネージャーとしての信頼」

でした。

 

 

 

私が求めていたものとは

違うものだった訳です。

 

 

 

本心は「好き」

でも、その事は真っすぐに伝えずに

「役割」を利用して近づくという、

ある意味不純な手段を使っていたので

当然の結果だったとも言えます。

 

 

 

そして、どんどん

自己犠牲のループに嵌っていくのでした。

 

 

 

 

 

当時のW先生には、とても深い関係性の

「M氏」という叔父さんがいらっしゃいました。

とても観察眼があり、

人の気持ちを理解することに優れていて、

W先生の事業のサポートもされていました。

 

 

 

週末の講座の時

時々、ふら~っとM氏がやってきて

参加生やマネージャーである私に対して

「もっとここはこういう風にした方がいい」

とか

「そこがお前の駄目な所だ!」

とか・・・

W先生とは異なった視点で

色々教えて下さっていました。

 

 

 

W先生とは厳しさの種類も違っていて

中にはM氏の言葉に反抗して

喧嘩腰になる男性がいたり

泣き出してしまう女性もいたりしました。

 

 

 

しかし、私はこのM氏には

とても優しく接して頂きました。

 

 

 

今でも鮮明に覚えているのは

何かの勉強会で

いつものセミナー部屋に居た時

「なんか顔色が悪いな。調子、悪い?」

と声をかけられました。

 

 

 

事実、寝不足気味で

しかも、かなり便秘気味だった私。

その事を、正直に話しました。

 

 

 

すると、

「そこに寝転がって」と言われ

足をすっと持ち上げられました。

急な展開に

戸惑いを感じた記憶があります。

 

 

 

私の足を持ち上げたM氏は

座った自分の膝に私の足を置き

太ももをマッサージし始めました。

 

 

 

W先生とは違う視点で

身体のことも色々熟知されていたM氏。

 

 

 

最初はとても緊張した私ですが、

元々M氏には信頼感を持っていたし

個人的に私に声をかけて

気にかけて下さった事が嬉しくて

次第に緊張を解き

M氏の膝に置いていた足から

力を抜いていきました。

 

 

 

M氏は

「力が抜けるの、早かったな」

と、笑って言われました。

「それでええんや」

「お前はいつも緊張してる」

「もっとゆるゆるになったらええ」

と、マッサージを続けていました。

 

 

 

マッサージが終わった後・・・

あっという間に便秘が解消しました。

凄いな~と感心した記憶があります。

きっと、肉体的な事だけでなく

精神的なことまで

ほぐして下さっていたのだろうな~

と、今になって思います。

 

 

 

 

 

そんなM氏は

私が密かにW先生に対して

恋心を抱えている事にも

当然、気付かれていた様でした。

 

 

 

そりゃ、そうですよね・・・(笑)

いつも多くの参加生の事を観ていたM氏。

そんなM氏に、

W先生の近くで奮闘している私の気持ちが

解らないはずがない!

 

 

 

 

 

ある日。

私にM氏が伝えて下さった言葉。

それは

「お前は堂々とあいつ(W先生)の

横におったらええんや!」

というものでした。

 

「私、ここに居ていいのかな?」

って、よく思うやろ?

そんなんは必要ないんや!

堂々と居ったらええんや!わかるか?

 

 

 

びっくりしました。泣きそうでした。

何故、M氏はそこまでわかるのか?

私がその事で悶々としている事、

どうしてわかったのか?

何故、今、このタイミングで

その事を私に伝えたのか?

M氏は

私がW先生の横に居ていい存在。

と、考えて下さったようです。

しかし、どうやら当のW先生は

そうとは思っていなかった様でした。

 

 

 

 

 

私は、「堂々と横に居ればいい」

という言葉を噛みしめました。

「そうなんだ。横に居ればいいんだ。」

 

 

 

しかし、私自身

「堂々と横に居る!」と

決め切る事ができませんでした。

私よりももっと堂々と

W先生の横に居ることが出来る女性が

何人も居たからです。

 

 

 

そして私は、

マネージャーとしての自分の役割と、

1人の女として「恋心」を持ったまま

W先生の近くにいること、の葛藤に

どんどん苦しくなっていきました。

 

 

 

 

 

とうとうある日、

何かがプッチンと音を立てて

切れてしまった感覚に襲われました。

 

 

 

そしてM氏に電話をかけて

こう伝えました。

「W先生の傍から離れる事にしました。」

 

 

 

それを聞いたM氏。

たった一言

「そうか」

と、言われました。

 

 

 

 

 

続きはこちらから。。。