クリスマスも終わり、お正月の準備に、
しめ飾りを作りました。
広島では【宝寿飾り】という
輪が幾重にも重なり三連になっている
飾り方があるそう。
皆さんはご存知でしたか?
私は先日、地域のおじちゃんたちに
教えてもらいました🥰
しめ縄は、地域の風土にも根付いていて
その地域ならではの飾りがあるのです。
これは歳神さまをお迎えする大切な
祈りであり、神事だと思っています。
だからこそ、オシャレさではなく
ファッションや流行りでもなく、
自分の手で作ること。
飾りにはすべて意味があり、
素材はすべて白木町の地産や
山の自然のものであることに
こだわりました。
それが叶うこの地が、
本当に特別なことであり、
ありがたいです。
今年はしめ縄認定講師の資格を取り、
しめ縄講座を開催したり
地域の神社のしめ縄や
子ども会のしめ縄作りのお手伝いをしたり
ものすごく尊い経験ができた一年でした😊🙏
講師講座で基礎を学び、
さらに地元のおじちゃんたちに
実践で教えていただきながら、
試行錯誤して作り上げるしめ縄作りの
手仕事は、伝統や文化のいにしえを
体感する時間でありながら、
日本の子どもたちの未来につながる
大切なこと🥰🙏
来年は、さらにブラッシュアップした 宝寿飾りのしめ縄講座を
開催していければと思います。
この講座の売上は、この地の氏神さま、
朝城神社の復興や、
そしてその餅米を作ってくださる
農家さんのお米作りのサポートに
すこしでもなればと思っています😊
世代を超えた昔ながらの
サステナブルなしめ縄作り。
藁が象る「かたち」に込められた
土地の祈りと人々の願いを来年も
繋いでいけたら。
ひと足早く新年の抱負の一つです🥰
-------
下記にしめ縄の材料や飾りについての
意味を記しておきますね😊
-------
豊作を願い歳神さまを迎えるために、
餅米の藁で作り
(米の藁は背丈が短くしめ縄作りには
向きません。)
さらに「お年玉」の由来である鏡餅に
ちなんで(= お年玉の由来は、
御歳魂という言葉から来ています。
御歳魂というのは、正月に歳神(年神)を
迎えるためにお供えされた
丸い鏡餅のことを指しており
お供えした後に家族に分け与えられて、
その餅は年神の生命ともされており、
家族に分け与えることで
一年を無事に過ごせるように祈るという
意味もあります。)
だからこそ、歳神さまを迎えるための
しめ縄は、餅米の藁なのです。
●ユズリハ→新しい葉が伸びた後、
古い葉が黄色くなり落葉する様子が
次の世代へ「譲る」ことを連想させるため
「親から子への世代交代」の祈願のため
●松→ 常緑樹で1年中青いため
「永遠の命」の象徴です。
また、松の中には樹齢数千年というものも
あり、不老長寿と結びつけられるため、
縁起が良いとされています
●稲穂→ 新年もたくさんの食物が育ち、
実りの多い年になりますように
という願いのため
●ヤブコウジ→ 昔から赤い実は縁起の
良いものとして、ナンテン
(南天=難を転じる)とともに
使われていましたが、ヤブコウジの方が、
地下茎で繁殖する勢力旺盛な植物である
ため、その地に根を張る、
根をおろすという意味があるそう
これをユズリハで、松とともにクルッと
巻いて飾ります
●ウラジロ→左右に2枚の葉が広がること
から「夫婦円満」を、
さらに葉の裏が白いことから
「清らかな心」でいるために。