質問:鍼灸の適応症の増加についてお話し下さい。

回答:前回医学の進歩によって鍼灸の適応疾患が減少するお話をしました。

しかし、逆に鍼灸の適応症が出現する場合もあります。

これには大きく2つのパターンがあります。

1つ目は以前あまり話題にならなかった疾患が徐々に増えて来て、しかも現代医学では全く治療法がなかったり、効果が充分ではないというもので、化学物質過敏症などが相当します。

2つ目は以前から効果があったけれどもはっきり適応症になっていなかった領域がはっきりしてきたもので、不妊症・美容鍼灸などが相当します。

この様な疾患が増えると鍼灸がこれからも発展することが期待できます。

ある程度治療が出来るようになっても常にアンテナをはり、新しい治療を導入できるようにしておくことも重要です。

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*五枢会治療セミナー

2011年から再現性の高い治療・有効率の高い治療をマニュアル化し、治療セミナーを行なっています。

興味がある先生・学生の方は下のホームページをご覧になって下さい。

http://5su.muto-shinkyu.com/

 

セミナー中に良く質問される内容とその回答をお伝えします。

質問:鍼灸師自身が気を付けることは他に何がありますか?

回答:学校で勉強した知識が永遠に使えると過信しないことです。

10年、20年たつと今までと全く医学の常識が変わることがあります。

私が体験したことで言いますと、胃潰瘍と手術の話が典型的です。

以前胃潰瘍は精神ストレスと胃酸過多が原因と教わりました。

そのため、鍼灸治療を受けている方も結構いらっしゃいました。

その後1983年にピロリ菌が発見され、ピロリ菌の除菌治療が開始されました。

現在胃潰瘍で鍼灸を受けている人はかなり減ったと思います。


腹腔鏡の手術が日本で初めて行われたのは1990年です。

それ以前は手術をした後体調不良(自律神経失調症)を起こす人が少なくなかったため、手術を避けて鍼灸にかかっている人がかなりいました。

特に高齢者の場合は手術により体力が低下するため手術を避けていました。

しかし、最近は術野が狭くなり、体への侵襲が少なくなったためか、術後体調不良になる人は高齢者も含めて少なくなったと思います。

今回は鍼灸の適応症の減少についてお伝えしました。

次回は鍼灸の適応症の増加についてお伝えします。

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セミナー中に良く質問される内容とその回答をお伝えします。

質問:鍼灸師自身が気を付けることは他に何がありますか?

回答:前回自分自身の健康管理が重要とお伝えしましたが、その健康管理で得られた経験を患者さんに伝えることは、更に価値があります。

ある症状に対しどんな治療が有効であったのか、どんな食物が効果的だったのかなど本で読んだ知識ではなく、実体験に基づいた情報をどれだけ持っているかです。

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質問:鍼灸師自身が気を付けることは何でしょうか?

回答:自分自身の健康管理は最も重要なことの一つです。

自分の体調が悪いと人の治療をするどころではなくなります。

風邪・二日酔いの状態では治療家の持つエネルギーの質が低下し、患者さんの邪気を引き
つけ易くなってしまいます

風邪を引かないよう注意する他、食事は食べ過ぎないよう気を配って下さい。

食事の内容では添加物の多い加工食品を出来るだけ取らないように。

お酒を飲む人は二日酔いの状態で治療をしないようにして下さい。

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質問:おすすめのディスポ鍼はどこのメーカーですか?

回答:痛みが出にくいという点ではS社の鍼が良いと思います。

顔や手足など敏感な部位には欠かせません。

ただ、値段が高めなのが欠点です。

F社・Y社・N社の鍼も良いです。

S社よりは少し痛みが出やすいですが、値段がお手頃です。

首肩や腰背部の刺鍼に使っています。

良い鍼を使うと気持ちの良い鍼を打てます。

良くない鍼を使うと不快な鍼になってしまいます。

自分の技術ももちろん重要ですが、鍼の選択も重要です。

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質問:治療中に心掛けていることを教えて下さい(その8)。

回答:体質傾向が改善しているかどうかです。

主訴が改善していても、体質傾向の改善がなければすぐに症状が戻ってしまいます。

体質傾向を把握するためには、あらかじめ主訴以外の体質傾向に関する質問を問診表
で作っておきます。

身体所見では脈診・舌診・腹診だけではなく、筋肉の弾力性・顔色・浮腫・爪などの変化も見ていきます。

歩行や姿勢の変化も見逃さないようにして下さい。

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質問:治療中に心掛けていることを教えて下さい(その7)。

回答:治療後の効果と持続期間です。

治療後症状が改善したのか、しなかったのか。

症状が改善した期間はどの位だったのか。

その結果に応じ、刺激量・治療穴・治療法の変更を行ないます。

治療穴の追加により、治療効果をアップさせることが可能です。

(主に同じ経絡・同名経を使います。)

刺激量・治療法を変えることで効果持続期間を延長させることも可能です。

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質問:治療中に心掛けていることを教えて下さい(その6)。

回答:問診の方法に注意しています。

まず、あらかじめ問診表を作っておきます。

それでかなり時間を有効に使うことが出来ます。

また口頭で言いにくいことも問診表にだったら書けるという利点もあります。

次に問診の漏れがないようにすることも重要です。

特にマイナス所見は聞き忘れがちですが、忘れないようにしたいものです。

最後に、患者さんのお話を良く聞くことと同時に、すべてを鵜呑みにしないということが挙げられます。

現病歴を聞く際に、病院で受けた診断名や現在服用している薬を参照するとかなり病態把握に役立ちます。

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セミナー中に良く質問される内容とその回答をお伝えします。

質問:治療中に心掛けていることを教えて下さい(その5)。

回答:身体所見の変化を良くとらえることです。

症状と密接な身体所見(腹証・圧痛・硬結・筋緊張・可動域制限など)をとらえ、治療後の変化を観察します。

腹証は治療後すぐに変化しないと思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、かなり変化します。

心下痞硬・胸脇苦満・小腹硬満・少腹急結・胃内停水などはすぐに変化します。

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セミナー中に良く質問される内容とその回答をお伝えします。

質問:治療中に心掛けていることを教えて下さい(その4)。

回答:患者さんの東洋医学的診断をしっかりすることです。

虚証なのか、実証なのか。

寒証なのか、熱証なのか。

どの臓腑に問題があるのか。

気血水どこに問題あるのか。

これらをしっかり診断しないと治療が上手くいかないばかりではなく、悪化させてしまうこともあります。

例えば熱証に対して温補法を行なうなどが相当します。

また、複数の病証が合わさっている場合もあります。

主訴がどの病証と関連しているのかも考えて治療する必要があります。

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