日本文化もですが、多くの国・地域の文化はレイヤー(多層)構造になっていると思います | 鳥頭三太郎の生活と意見と愚痴とぼやき及び鳥頭日記あるいはオポッサムの遠吠え且つ懺悔録または自己批判文及び居酒屋談義あるいは備忘録

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 私の日々思うことや、見た映画や読んだ本の感想や、ネットで見つけた情報なんかを皆様にお知らせしようと思います。
 なお、私のいうことにはいろいろ間違いもあると思いますので、100%信用してしまわないよう気を付けてください。

 日本文化はレイヤー(多層or多重)構造になっていて、それぞれがある程度融合している混合文化的なものだと思います。

 

 

 

 

 どのような構造かというと、おおざっぱなものですが、とりあえず考え付いたのは以下のようなものです。

 

 

 第10層 = 明治~現在(欧米近代)文化

 

 第9層 = 江戸時代(鎖国)文化

 

 第8層 = 戦国~安土・桃山文化

 

 第7層 = 鎌倉~室町(南北朝)時代文化

 

 第6層 = 平安時代後期文化

 

 第5層 = 奈良~平安時代初期文化

 

 第4層 = 前方後円墳(古墳)時代文化

 

 第3層 = 弥生時代(稲作)文化

 

 第2層(基層上)= 縄文文化

 

 第1層(基層下)= 旧石器文化

 

 

 

 

 分け方は暫定的なもので、人によって異論があると思いますが、大体このようになるのではないかと思います。

 

 

 

 琉球文化、アイヌ文化はそれぞれ日本列島の大部分を占めていた日本人(≒倭人)とは異なる独自の文化が形成されていたようなのですが、私はよく知りませんのでここでは触れません。

 

 

 

 日本列島はユーラシア大陸の東の辺境の海上に位置しますが、完全な孤島ではなく、大陸から常に文化が流入し、それをローカライズするということをずっと繰り返していましたので、まったくオリジナルな文化要素はほとんどありません。

 

 

 

 

 「外来文化を受容してローカライズする」というのが、「日本文化」なのかもしれません。

 

 

 

 

 日本を「瑞穂の国」とかいいますが、「水稲耕作文化」自体が中国の長江流域で誕生した外来文化なので、日本文化は中国文化の(辺境の)分派とも言えるものです。

 

 

 

 

 よく考えてみると、カタカナは漢字の一部を取り出したもの(つまり簡体字)ですし、平仮名は漢字の草書体をさらに簡略化した簡体字なので、漢字かな交じり文は全部漢字とその簡体字ということになります。

 

 

 

 

 要するに日本文化の弥生時代~江戸時代の時期の中層文化は「日本列島でローカライズされた中国文化」としか言いようのないものなので、日本列島は「中国文化圏の辺境」みたいなものだったと思います。

 

 

 

 

 日常的に、漢語(音読み)と和語(訓読み+てにおは等)を組み合わせた言語を使い、さらに明治以降、特に第二次世界大戦後は欧米の単語をカタカナ化したものが浸透して、非常に複雑怪奇な言語文化が形成され、もう「国語」という概念自体が謎です。

 

 

 

 

 「ダイバーシティ」という言葉を最初に見たとき、「ダイバー」を「潜水夫」と勘違いして「潜水夫都市」というのは何じゃいなと思ったのですが、難解な純粋文学(中身が空疎)の「霞が関文学」には困ったものです。

 

 

 

 

 

 「霞が関文学」は山本七平氏が「空体語」と命名した中身のない美辞麗句によって、ノーベル賞作家である大江健三郎氏の後期の作品のように難解で意味不明な「文学作品」なので、実際には災厄しかもたらさないでしょう。

 

 

 

 

 

 江戸時代は鎖国により外来文化の流入がかなり制限されましたから、へそで沸かしたお茶を飲みながら棚から落ちてきた牡丹餅を食べ「俺を担いでいたのは誰だったんだろう」とか悩んでいるというような、奇妙奇天烈な時代になったみたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 江戸時代には、最近言うところの「ガラパゴス化」がかなり極端に進行したみたいで、このガラパゴス化現象の結果は現在でも尾を引いているようですし、「日本化=ガラパゴス化」が文化であり、新たなガラパゴス化も次々に起こっているようです。

 

 

 

 

 結局、日本文化はピジン・クレオール文化と見たほうがいいのではないかと思いますが、日本の「知識人」はそのことがわかってないようです。

 

 

 

 

 

 

 常に海外のハイカルチャーを受容しローカライズ(ガラパゴス化)するので、「デモクラシー」が「民主主義」になったりするように、本家本元とは中身がずれて天麩羅のように日本独特のものになるようです。

 

 

 

 

 

 日本文化の方向性のもたらすものとして、国内でしか通用しない言論を世界標準と信じ込んでしまう輩が多く生じてしまっているので不安です。

 

 

 

 

 

 ジャパンオリジナルなものをネットで探してみたのですが、確実そうなのは畳くらいしか見つかりませんでした。

 

 

 

 

 

 私は、畳は仏教や道教などとともに中国から伝来したものかと思っていたので意外でした。

 

 

 

 

 ヨーロッパの右派勢力が「ユダヤ・キリスト教的価値観」ということを言いますが、現在のEU圏がキリスト教化したのは5世紀ごろからのようです。

 

 

 

 

 それ以前はアニミズム的多神教だったようで、有名なストーンヘンジはその時代の祭祀遺構のようです。

 

 

 

 

 

               ありがとうございます