ショッピングサイトやホームセンターの商品でDIY防音対策を失敗してから相談に来る方が非常に多いです。

 

 

私が情報発信を始めた当初から頻繁に言っていることですが、そういうところの商品は都合の良い説明しかしておらず、初心者が騙されやすい仕組みになっています。

 

対人で相談ができない状態で自己判断で購入し自身でDIYすることになるので非常にリスクが高く、失敗の確率もかなり高くなります。

 

巷に溢れている防音商品は、ほとんどが私の扱っているような高性能防音素材(商品)ではありません。

ただ単にいろんな資材業者から利益の出るものを仕入れて売っているだけにすぎません。

具体的なことを言うと、住まいの状況に応じて効果を検証していませんし、素材同士の相性なども全く考えらていません。

そういったことがなく数を売ることだけを目的としているので、真剣にDIY防音対策を考えている方には全く不向きな商品です。

そのようなものだから価格設定が低くなるので、私的には罠を張っているようなものだと思います。

安いは性能(質)が低くいことを示しています。そして安く見えても利益は相当取っているので素材の価値はかなり低いということになります。

 

価格が他所より少し安いという落とし穴に落ちて対策自体が全く役に立たないなんて丸損です。

そのような方から相談を受けることが多いので私はとても気の毒に思い辛くなります。

 

ここで最近あった相談を例に挙げます。

賃貸マンションの隣人騒音対策でショッピングサイトの商品を購入し、全く効果の無かった方の話です。

失敗後に私の発信しているブログ等を読み込み相談にきました。

最初の相談時の文面には自分の調べが甘かったと嘆いていました。

 

その後のやりとりで使った商品についてと現状の写真を複数いただきました。

対策場所は戸境壁1面と両サイドが少しという形でコの字型でやっています。

防音の知識がある方なら見ただけで効果がないのが分かります。分からないにしても見た目が怪しく感じる方もいると思います。

 

内容を簡単に説明すると、白い吸音ボードの下に遮音シートが貼ってあるだけです。

遮音材の密度(性能)は当店でいちばん密度の低い遮音材の約半分で、吸音ボードは柔らかさのない硬いボードタイプのものです。

基本性能が低く、素材同士の相性も悪く、施工自体もよくない三拍子と言ったところで、騒音対策には全く適さない対策になってしまっています。

 

相談者の負担を考え購入してしまったものをなんとか再利用する対策方法を考えてみましたが、状況や素材の質から総取っ替え

(一からやり直し)する他ありませんでした。(購入してしまった商品は同じ場所に使うことはできませんが、他の場所に使い相乗効果を狙った使い方を提案しています)

そのような感じでまた新たに費用をかけることになるのでよくよく検討してもらい、最終的には見合わせることとなりました。

 

 

ショッピングサイトやホームセンターの商品で対策するというこうはこのような結果になる確率が非常に高いので、十分によく調べて信頼できそうな業者に相談すことをお勧めします。

プロや専門と自称して経験と技術がない業者もいるのでそのへんも気をつけるようにしてもらえればと思っています。

特に騒音対策をする方は慎重になってください。

これからDIY防音対策をしようと思っている方は、下部のリンク記事を読めば失敗のリスクが大幅に減ると思います。

 

私のホームサイト(防音工房-shin-真)では相談者に対し都合の良い返答はしませんし、嘘も一切つきません。

全て正直に説明を行い選択や判断をしてもらっていますので、無理に商品を勧めたりすることもなく、納得がいかなければいつでも見合わせるという選択ができるところです。

私はいつも誰もが初心者と思って問い合わせ対応と情報発信をしています。

そして長い間、防音工事の現場に出ていろいろなお客さんに接してきたので音の問題を抱えている方の気持ちを理解しています。

きちんとした防音工事ができる者(私)が対応しているというところも他社と比べた場合に大きなメリットになると思っています。

 

防音工房-shin-真とはそのような業者なので安心してDIY防音対策の相談ができます。

ただご理解いただきたいことは、私は誰の手も借りずに一人で全てのことをやっているため対応にどうしても時間がかかります。

メールの返信が遅くなることもありますし、納品までに時間がかかることもあります。

それらを踏まえてご相談いただけると大変助かります。

現在は問い合わせが多く注文も詰まっており年末付近の納品を待つお客様がいますが、大体の方がブログ記事などを読んでから相談に来てご注文をいていただけるのでとても嬉しいです。

 

もし時間のある方やこれからDIY対策を始めようとする方にはいろいろと記事を読んでもらいたいと思っています。