癌になった原因 | forget-me-not

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大腸癌末期の父→腹部大動脈周辺・肺転移→脳転移 残された時間は・・・
日々の症状や家族の思い、病院の対応等々綴りたいと思います。

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癌になった原因を今更考えても仕方のないことなのかもしれませんが、少しでもこれからの

若いかたのため、癌で苦しんでいるかたのために少しでもお役に立てればと思い

父の場合を含め書いてみることにしました。

そもそも癌とはがん遺伝子が作動し始め、がん抑制遺伝子が働かなくなり、

そのため異常を起こした細胞の増殖が促進され遺伝子変異が進んで

がんの悪性度が増すそうです。




1 食生活について


米、味噌汁、漬物、季節の野菜、芋類、豆類、海藻類、きのこ類。

これらはまさに古き日本の基本食ですが、とてもいいようですね。

やはり癌とは欧米化された食時代ゆえの病気なのでしょうか。

父の場合も長期に渡る海外出張を主とした職に若い頃から就いていたため

この欧米食生活が原因のひとつだと思っています。

どちらかと言えば野菜はあまり好きではなかったし、肉中心の食事でした。

人間の免疫細胞は7割が小腸、約1割が大腸、つまり約8割が腸に集まっているそうなので

腸がどれだけ重要な臓器かわかります。

そこをやられてしまったのですから私個人としては大腸癌の完治というのは

かなり難しいのではと思っています。



2 運動について


父は若い頃にはボクシング、居合道などに励んでいたし、社交ダンスの指導なども長年しており

さほど運動不足ではなかったように思いますが、仕事が激務になった50代後半くらいからは

あまり身体を動かすことはなかったかもしれません。

また、睡眠不足であったと思います。

とにかく、朝方まで起きて仕事をしていることが多かったです。



3 ストレスについて


病気を発症することは性格にもよるとよく聞きますが、

父は何でも完璧にこなさないと気がすまない性格また生真面目で勝気だが、

情にもろく断ることの出来ない性格で、また何でも率先してやってしまい

何事も一心不乱に一生懸命やるタイプで、いい加減さが微塵もなく、


これらも災いしたのではないかと思います。

「いい加減」って言葉は悪いですが、いわゆる「アバウト」って結構大切ですよね。

私も父に似た性格ですが、年を重ねるごとに強くそう思うようになって来ました。

そのほうが 「楽に」 生きられるような気がします。

でも父はユーモアたっぷりな面も持ち合わせており、よく人を笑わせていました。

癌とストレスの因果関係はやはり充分にあると思います。

が、ストレスのない人などいないでしょうから

どのようにストレスを解消するか、が問題なのでしょうね。

私もけっこうあれこれ悩んで溜め込んでしまう性格なので今後の大きな課題です。

特に女性はホルモンにも関係してくるので要注意ですね。



4 大気汚染や有害物質について


たばこ、排気ガス、電磁波、X線・CT検査などの放射線、

イオキシン・カドミウム・ヒ素・水銀・鉛など有害物質、

石鹸・シャンプー・歯磨き粉・洗剤等にも発がん物質は含まれているそう。

そして様々な食品添加物。。。


父は40年に渡り、一日1箱近くのたばこを吸っていました。

でも喫煙者でも癌に罹患せず長生きしている人も多いので喫煙は関係ないという人もいますが、

どうなんでしょう。 身体にいいことはなさそうですけどね。

たばこにはベンツピレンという発がん物質があるし、血管を収縮したり、

体内のビタミンCや酵素を破壊するので免疫力を落とすことは間違いないのだと思います。


また、最近になって電磁波も問題視されているようですが、

電子レンジやIH調理器などの家電品や携帯電話などもそうでしょうから

極力使用頻度を少なくするほうがいいのでは思います。



5 冷え


父は昔から低体温で平熱は35度です。

私もですが血流が悪く、冬になると足先や手先が冷たくなります。

血流が悪いと細胞への栄養素や酸素の運搬、細胞からの老廃物の回収が滞るので、

少しずつ細胞の質が落ちていくそうです。

そして免疫力や体内酵素の働きも下がるそうです。

やはり 「血」 って大切なんですね。



6 心のもちよう


よく、楽しい、嬉しい、感動、感謝、笑い、勇気、楽観的、建設的、上昇志向、未来志向、

といったプラスの感情、精神状態は免疫を上げ、そういう人は病気になりにくいし、

なったとしても治りが早いと言われてますが、それはどうなんでしょう。。。

父は癌を患う前は何事に関してもポジティブ志向でしたが、

癌を告知された時はさほどでもなかったものの再発転移、そして余命宣告を受けた時は

随分と落ち込みました。

それでも抗がん剤治療はせず天命を全うすると決めてからは

癌が頭離れることはなかったでしょうけれどもそれなりに前向きに生きていました。

癌の進行と共に体調が悪くなり始めた頃からでしょうか。

うつ病になってしまったのでは?と思うほど沈んだ毎日でした。

そんな中父の唯一の生きがい、それはボランティアの英語指導でした。

昼間は痛みで寝ていても不思議と時間が近づくと痛みが軽減してくるのです。

まさに気の持ちようなんでしょうね。 すごい力だと思いました。

しかしそれもままならなくなって来た時には生きがいを失ってしまったようでよく泣くようになりました。

そして癌の恐怖もひしひしと肌で感じていたのでしょう。

常に不安を抱き、悲しみ嘆き、生きることに絶望していたようでした。

母に対して怒りをあらわにすることもあったし、もちろん娘の私にも。。

しかし、父の身体状態を考えるとその精神状態はいかばかりであったか。

癌は身体だけでなく、心までをも蝕んでしまうのかとつくづく思いました。

そしてまさかの脳転移に皮膚転移・・・。

マイナス思考が更なる病魔に蝕まれることになったのかそれは定かではありませんが、

どんどん体調は悪くなっていきました。

でも、どうやって生きる希望を持てというのでしょうか。

父に何度聞かれても私にもそれはわからず返答出来ませんでした。


そして今ももちろん生きることを諦めたわけではありません。

が、生きることはとても大変なことだとも思います。



結局は癌になった原因ははっきりはわかりませんが


「身体に良い食を取り、身体を動かし、ストレスをためず、有害物質をなるべく遠ざけ、


体内温度を上昇させ、プラス思考で前向きに生きる!」


と言うありきたりなことが身体に良いことなんだと思います。

そして大切なのは、これらを 「継続させること」 なのではと思います。