なんであなたはそんなにも…
今日は学校がある日。例の如くあなたのいない月曜日だけど、夏休みだから何だか特別な気がした。あなたに会えないかと、ウズウズして少し早く家を出る。暑い中、学校までようやく辿り着いて…。少し汗がひいた頃に講師室を訪れてみる。だが、先生は誰1人いなかった。講習を終えて、お昼前にもう一度講師室へ。少しだけ、先生の数が増えていたがあなたの姿は見えなかった。お昼を食べて13:00過ぎ…。もう流石にいないだろうと思いながらも、帰る前にもう一度講師室へ行ってみる。なんと、そこにはあなたの姿があった。自分で呼ぶほどの勇気がないから、他の先生に呼んでもらう。出てきたあなたは、いつもよりかは優しい目をしていたように感じた。でも、いつもあなたは私だとわかると席に戻ろうとする。それをされないように、私から声を掛ける。「先生、お話しましょ!」と。だけどあなたは、「話さないよ!明日から部活の合宿があって、今日はその準備だから忙しい。はい!じゃーね!」と。いつも通り、話してはくれない。ただ、忙しいからじゃーね!とそれだけ言い残して席に戻る。また私は、講師室の前に1人、ぽつんと置いてかれて、泣きそうな顔をしながら耐えた。そんな時、ふらっと私の前に現れたのは中学の時2年間担任だったイギリス人の先生。英語で話しかけてくる。「Madoka, what are you doing here? How is your summer vacation? Are you studying hard?」と。なんとも言えないけど、この時私は助かった気がした…。現状を、日本語で言葉にするよりも英語で伝える方が幾分か気が楽だったから…。「I wanted to talk with Ms.あなた, but I couldn’t.」「Well, she wasn’t there?」「No,she was there but she said “I can’t talk”. So, I’m so sad…」少し、英語で話すことに意識を向けたからなんとかなった…。だけど、本当に涙が溢れそうで…。何度訪れても、また前みたいにあなたは心を開いて、オフモードで私と話してはくれない…。普通なら、ここまで突き放されたら嫌いになれるだろうに…。どんなに冷たくされても、どんなに傷ついても。やっぱりあなたのこと嫌いにはなれない。いつまでも大好きでいたいと思う不思議な自分がいる、本当に…。