3段階の表示(123vs上中下) 文章理解4問
________________________________
文章整序:ア~オを、正しい順序に並べ替えてください。
<ア>
先生T:なるほどね。 気付いたからまだよかったけど、油断大敵ね。
生徒S:たしかに私も早合点でしたけど何となく意地悪な感じがしましたね。
先生T:3段階の表示なら、「強中弱」や「上中下」や「大中小」のほうが、
単なる数字よりも、どっちがどうなのか、わかりやすいかもね。
あ、でも、本の「上巻」と「下巻」で、ドジふんだことがあったわ。
間違いなく上巻と下巻なのに、話がつながっていないのよ。
<イ>
生徒S:教材の名称を見ると、どう見ても「重要度1」の教材が重要そうで、
「重要度3」の教材のほうが、重要そうに思えなかったんですよ。
ミスプリントではなかったし、全科目が、そうなっていたんですよ。
先生T:じゃあ、まさか、重要度表示が、逆の意味だったっていうの!?
生徒S:そのまさかですよ。 よく見たら、書面の下のほうのすみっこに、
重要度について、「1:教科書、 2:準教科書、 3:参考図書」
みたいな説明が、ちっちゃく書いてあったんですよ。
<ウ>
生徒S:「重要度1」と「重要度2」と「重要度3」は、どう思いますか?
先生T:そりゃあ、「重要度3」が最も重要で、次が「重要度2」で、
「重要度1」は、それほど重要ではない、ということでしょ。
生徒S:そう思いますよね。 ところが、学校の教科書等の紹介の書面で、
各教材の「重要度」が1~3の3段階で表示されていたんですけど、
教材の名称と比べると、不自然というか、なんか変だったんですよ。
<エ>
先生T:おそらく、私と同様に中巻を買い損ねた人がいて、そういう人が、
中巻だけを買っていって、上巻と下巻だけが残されたんだろうね。
生徒S:じゃあ、もし、先生がどこかの書店で、中巻だけを買ったとしたら、
また他の誰かが< 10字程度 >、さらに、また他の人が・・・
先生T:そうね。 まさしく負の連鎖ね。 だから、中巻は、あきらめたわ。
どうせ、もう、下巻を先に読んじゃってるしね。
<オ>
先生T:いくらなんでも、話が急に進みすぎてるのよね。
生徒S:もしかして、上巻と下巻の間に、「中巻」があったんですか?
先生T:そのとおりよ。 買う時、書店の棚では、上巻と下巻の2冊だけを、
並んで売ってたから、つい上巻と下巻だけだと思っちゃったのよね。
もし、1巻と3巻だったら、早とちりせずにすんだだろうけど。
生徒S:それにしても、どうして、中巻だけ、売ってなかったんでしょうね?
_____________________________
文章整序の解答
ウ・イ・ア・オ・エ の順
________________________________
空欄補充:空欄に当てはまる記述(10字程度)は?
ヒント
「負の連鎖」ということは?
解答例 10字
先生の二の舞になって
先生と同じ轍を踏んで
中巻だけを買い損ねて
________________________________
内容把握:次の会話を追加するとしたら、どこが最も適当か?
生徒S:では、戦闘力50万と戦闘力100万なら、どっちが強そうですか?
先生T:もちろん、ふつうに戦えば、戦闘力100万のほうが強いだろうね。
生徒S:では、100万パワーと1千万パワーでは、どっちが上でしょうね?
先生T:当然、1千万パワーのほうがパワフルでしょ。
ヒント
ウエオのどこかです。
解答
ウの3行目と4行目の間。
ウの先生Tの「ことでしょ。」の後。
ウの生徒Sの「そう思いますよね」の前。
________________________________
下線部説明:下線部の理由は?(40字程度で)
ヒント
●数の表示が●●なら、●●と●●の●の「●●」の存在に、●●に●●けるから。
解答例 38字
巻数の表示が数字なら、1巻と3巻の間の「2巻」の存在に、容易に気付けるから。
________________________________
言葉の印象が違ってきた 文章理解4問
_______________________________
文章整序:ア~オを、正しい順序に並べ替えてください。
<ア>
生徒S:その理由は、記述式問題の九つの型の、第1の型「会話特定」や、
第2の型「キーワード組合せ」との、兼ね合いですよね。
先生T:それらの利点は知ってるわよね。
生徒S:1問で、やや広い範囲や、複数の知識を、まとめて出題できますね。
<イ>
生徒S:2024年1月19日の新聞記事に、共感しましたよ。
先生T:たしかに、「 < A > 」は、極めて便利なごまかしの言葉ね。
生徒S:あれを聞いた時は、モヤッとしましたよね。
先生T:もちろんよ。 ただ、今では、ちょっとだけ印象が変わったわ。
<ウ>
生徒S:「ひっくるめて」とか、「丸ごと」とかですかね。
先生T:それらでもOKだけど、やっぱり、「 < A > 」のほうが、
正確だし、スマートだし、利便性を強調できると思うわ。
生徒S:それで、利点の説明に「 < A > 」を用いたわけですか。
先生T:せこいけど、このさい、ありがたく使わせてもらってるわよ。
<エ>
先生T:だから今は、必ずしもイヤな印象ばかりではなくなったわ。
生徒S:イヤな言葉でも、使い方しだいで役に立ったわけですか。
<オ>
生徒S:似て非なる知識や、関連のある知識の、比較や対比も可能ですよね。
先生T:それらはつまり、< A >に問うことができるということでしょ。
生徒S:そうですね。 この利点のおかげで他の型と差別化できてますしね。
先生T:まあとにかく、会話特定とキーワード組合せの利点の説明には、
「 < A > 」という言い方が、最適だったのよ。
生徒S:他に、合致する言い方というと、たとえば・・・
_____________________________
文章整序の解答
イ・ア・オ・ウ・エ の順
__________________________________
空欄補充:空欄Aに当てはまる記述(10字以内)は?
ヒント
日本学術会議
解答
総合的・俯瞰的
__________________________________
内容把握(10字程度)
エの最後にセリフ(どちらのセリフでもOK)を追加するとしたら?
ヒント
使い方しだいということは?
解答例 8(12)字
生徒S:他山の石ですね。
先生T:物は使いようよ。
_________________________________
下線部説明:下線部「最適」を10字以内で言い換えるとしたら?
ヒント
最も適しているということは?
解答例
ピッタリ
うってつけ
もってこい
おあつらえ向き
________________________________
_________________