記述式九つの型の第1~3の型(会話特定・キーワード組合せ・空欄補足)Q&A (マイナーチェンジ) | 記述式九つの型 (第1の型から第9の型まであります。それぞれの型のルールについては、プロフィールをごらんください。)

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40字程度の記述式問題(会話特定・キーワード組合せ・空欄補足・クロスワード穴埋め・語群作文・条文訂正・正誤判別・説明作成・設問逆行)や、
文章理解(国語)の問題を、作成・投稿しています。
なお、投稿の年月日および根拠教材の年代には、ご注意ください。

第1~3の型「会話特定・キーワード組合せ・空欄補足」のQ&A

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第1の型「会話特定」のQ&A 
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Q1:順序は?
50音順では1番目なので「第1の型」になっていますが、
確立できた順序としては、8番目か9番目くらいだったと思います。
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Q2:ネーミングは?
当初は「会話分析」にするつもりでした。
しかし、検索してみると、すでに「会話分析」という用語が存在するらしく、
ウィキペディアに記事もあった(内容は難解でした)ので、断念しました。
「会話解析」・「対話分析」・「台詞分析」等も、類似の理由で断念しました。
記述すべき内容は、要するに、「キャラクターの特定」がメインですし、
「加害公務員の特定は不要」という判例(昭57.4.1)もあったので、
「会話特定」という呼び方にしました。
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Q3:基本的なルールは?
会話のテーマ(論点)と、会話を行っているキャラクター(AやBなど)を、
40字程度で記述してください。
キャラクター(AやBなど)は、人とは限らず、
物・概念・組織・施設・総称などのケースもあります。
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Q4:ルールの変化や出題の工夫は?
各キャラクターは、基本的には、大文字表記(ABCDE・・・)です。
ただし、キャラクター(の全部または一部)自体が、
アルファベット表記(EUやWHOなど)の場合は、
紛らわしいので、小文字表記(abcde・・・)にしています。
それから、解答例の文字数の都合により、
「各キャラクターを解答すればOK」という出題になることもあります。
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Q5:利点は?
会話内に、ヒントや豆知識などを盛り込むことができる。
関連した知識や似て非なる知識を、整理・対比できる。
複数の知識(やや広い範囲)について総合的・俯瞰的に問うことができる。
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Q6:欠点は?
一つの知識を詳しく問うには、あまり向いていない。
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Q7:主にどんな知識に用いるか?
似て非なる用語や、関連する用語が、いくつかあって紛らわしく、
比較・対比したいときに有効です。
やや広い範囲を、総合的・俯瞰的に問うことができるでしょう。
うまく作れば、空欄補足との複合も可能かもしれません。
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Q8:趣旨は、要するに?
私が自分の言葉で述べるよりも、いっそのこと擬人化して、
各キャラクターに自ら語らせるほうが、合理的だと思ったわけです。
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Q9:キャラクター(AやBなど)の一人称や二人称などが異なる理由は?
Aは「僕・君」、Bは「俺・お前」、Cは「私・あなた」、というふうに、
なるべく使い分けていますが、これは、
「枝番号」と同様、便宜上の措置であって、深い意味はありません。
「違っているほうが、誰のセリフなのか明快で、わかりやすい」
というだけの理由です。
二人称の使い分けに深いメッセージを込めることができるような、
才能やセンスの豊富な方も、いらっしゃいましたが、
残念ながら私には、そのような才能やセンスは欠缺しています。
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Q10:他の型との複合や合体の可能性は?
題材や作り方しだいでは、
一連の会話から、「会話特定」および第3の型「空欄補足」を、
セットで出題することもできそうです。
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Q11:出題数(作成数)が少ないのでは?
「会話特定」や、第2の型「キーワード組合せ」は、
性質上、総合的・俯瞰的な内容になりやすく、
多作は困難で、作成数(出題数)はあまり多くありません。
まあ、それは、しかたないです。
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Q12:解答例の文字数が多すぎる(45字を超える)ときの対応は?
第2の型「キーワード組合せ」に転向し、文字数を圧縮します。
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Q13:では、「キーワード組合せ」の劣化版や下位互換なのでは?
そうではありません。 第2の型「キーワード組合せ」と比べると、
たしかに、「1問に盛り込める知識の多さや広さ」では及びませんが、
この型には、第3の型「空欄補足」と同様、
「設問部分にヒントや豆知識を盛り込める」という利点があります。
「キーワード組合せ」では、それはほぼムリです。
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Q14:では、第2の型と第3の型の「いいとこ取り」なの?
ある意味では、「キーワード組合せ」と「空欄補足」の、
利点を兼ね備えているといえます。
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Q15:解答例のバリエーションは?
性質上、一つだけのケースが多いですが、
あえて、会話を短縮し、その内容も抽象的にすれば、
複数の解答例を作る余地がありそうです。
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第2の型「キーワード組合せ」のQ&A
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Q1:順序は?
50音順では2番目なので、第2の型になっていますが、
確立できた順序は、比較的遅めだったと思います。
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Q2:ネーミングは?
文字どおり、「キーワードを組み合わせる」という意味です。
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Q3:基本的なルールは?
語群は、何を示しているでしょうか。
また、各語群から、関連の深い語句を選んで組み合わせた場合、
どんな組合せが出来るでしょうか。
40字程度で記述してください。
「各語群ごとに何の語群であるか述べる」か、
「すべての語群全体で何を表しているか述べる」かは、
神経質になる必要はありませんが、ケースバイケースで考えてください。
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Q4:ルールの変化や出題の工夫は?
語群の記号は、「アイウ」、「123」、「ABC」などを用いていますが、
なるべく、キーワードと紛らわしくならないようにしています。
たとえば、数字(年や金額など)には「123」を避け、
アルファベット(EUやWHO等)には「ABC」を避けるようにしています。
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Q5:利点は?
表(にまとめた知識)を、そのまま問題化できる。
関連した知識や似て非なる知識を、整理・対比できる。
複数の知識(ある程度広い範囲)について総合的・俯瞰的に問うことができる。
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Q6:欠点は?
一つの知識を詳しく問うには、あまり向いていない。
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Q7:主にどんな知識に用いるか?
1問で、ある程度広い範囲を、総合的・俯瞰的に問いたい場合は、
この型が有効です。 とくに、特徴や性質などが、
表になっている(または、自分で表にまとめた)ときに、うってつけです。
なんとなくですが、地理や化学などに向いている型だと思います。
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Q8:趣旨は、要するに?
似て非なる知識が数種類ある場合、それらをまとめて整理・出題するためです。
たとえば、これまででは、債権消滅事由や鎌倉仏教の出題で用いました。
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Q9:何がヒントになった?
5歳くらいの時、いわゆる知育絵本のようなものがありました。
(当時から「知育絵本」という言葉があったかどうかは不明ですが。)
それらの知育絵本は、自ら夢中になったわけではなく、
むしろ、どちらかというと、やらされていただけでした。
したがって、それらの具体的な内容は、残念ながら、よく覚えていません。
ただ、こういうふうなものが、あったような気がします。

要するに、「関連の深いもの同士を組み合わせる」わけです。
もしかしたら、これがヒントになった・・・かもしれません。
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Q10:だとしたら、知育絵本のおかげ?
そうかもしれません。 とはいえ、
「過去そのものは変えられないが、過去の意味は変えられる余地がある」
「イヤな思い出でも、それを何かに活かすことは、できるかもしれない」
のような言い方は、自粛します。
なぜなら、このような言い方は、由緒あるお寺のお坊さんなど、
その言葉にふさわしい方がおっしゃってこそ、深さや重みが出るからです。
私のような能無し俗物が述べても、紋切り型のきれいごとにすぎず、
わざとらしくて歯が浮くだけでしょう。
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Q11:1問に盛り込める知識の多さや広さでは、この型が最強?
そうです。「やや広い範囲を総合的・俯瞰的に出題できる」という利点は、
第1の型「会話特定」にもありますが、会話特定よりもさらに上です。
会話特定は、記号や番号ではなく、キャラクターを直接解答するので、
解答例が長くなりがちですが、
この型は、記号や番号(アイウやABCなど)で解答するので、
解答例の文字数を圧縮でき、そのぶん多くの知識を盛り込めます。
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第3の型「空欄補足」のQ&A
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Q1:順序は?
50音では3番目なので「第3の型」になっています。
確立できた順序は比較的早く、1番目か2番目だったと思います。
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Q2:ネーミングは?
当初考えたネーミングは「空欄補充」でした。
しかし、文章理解の問題の「空欄補充」と紛らわしいので、
それと区別するため、「空欄補足」という言い方にしました。
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Q3:基本的なルールは?
会話や条文などの空欄を埋めてください。
特に指示がないときは、40字程度で埋めてください。
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Q4:ルールの変化や出題の工夫は?
「理由とともに」などの指示を加えるケースもあります。
会話内にヒントなどをほのめかすこともあります。
なお、会話形式の場合、先生Tと生徒Sの口調や言い方が異なり、
先生Tはタメ口(常体)で、生徒Sは丁寧語(敬体)になっているのは、
第1の型「会話特定」と同様、誰のセリフか明快にするためです。
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Q5:利点は?
レベルや、解答例の文字数を、調節しやすい。
会話の部分に、ヒントや豆知識などを盛り込むことができる。
内容次第では複数(2~3問)まとめて出題できるため、多作しやすい。
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Q6:欠点は?
会話形式の場合、解答例も、会話っぽい言い方になってしまう。
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Q7:主にどんな知識に用いるか?
説明の文章から作成(問題化)したい部分だけを切り取りにくいときや、
説明の文章が長ったらしいときは、この型が有効です。
空欄は、分割したり、複数あってもOKです。
◯×例題の、「解説だけを空欄にする」という手もあります。
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Q8:行政書士試験の本試験の記述式にも用いられている?
用いられています。 たとえば、平21や平22の 問46です。
それらのマネであり、この型自体を私自ら直接考案したわけではありません。
私には、とりあえず、猿マネの才能はあるようです。
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Q9:条文以外では、なぜ、ほとんどが、生徒Sと先生Tの会話形式なの?
なぜなら、そのほうが作りやすいからです。
私が自分の言葉で作っても、まあ、作れないことはないですが、
会話にしたほうが、流れがいいというか、作りやすいのです。
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Q10:なぜ会話だと作りやすい?
生徒Sと先生Tが勝手に会話(質問や回答)をして話を進めてくれるうえに、
意見・感想・ツッコミなども言ってくれるからです。
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Q11:市販教材や講座教材で、生徒と先生の会話形式になっているものは?
ありました。 それらの教材において、口調や言い方は、
生徒のほうは、当然、ほぼ丁寧語(敬体)ばかりですが、
先生のほうは、教材によって異なり、
丁寧語(敬体)のものもあれば、タメ口(常体)のものもありました。
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Q12:なぜ先生Tは、女性っぽい言い方なの?
先生Tは、生徒Sが早とちりや勘違いをしたときは、
当然、それを指摘・叱責しなければなりません。
したがって、「ちがうだろー!」のように、言い方が荒っぽくなりがちなので、
そうならないために、女性(っぽい言い方)にしました。
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Q13:生徒Sが男女すらはっきりしていないのは?
「読者の方が、男女にかかわらず、共感しやすいように」
というふうな趣旨ではなく、とくに深い意味はありません。
丁寧語(敬体)だから、必然的・自動的に、あやふやになっただけです。
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