記述式九つの型の第4~6の型(クロスワード穴埋め・語群作文・条文訂正)Q&A(マイナーチェンジ) | 記述式九つの型 (第1の型から第9の型まであります。それぞれの型のルールについては、プロフィールをごらんください。)

記述式九つの型 (第1の型から第9の型まであります。それぞれの型のルールについては、プロフィールをごらんください。)

40字程度の記述式問題(会話特定・キーワード組合せ・空欄補足・クロスワード穴埋め・語群作文・条文訂正・正誤判別・説明作成・設問逆行)や、
文章理解(国語)の問題を、作成・投稿しています。
なお、投稿の年月日および根拠教材の年代には、ご注意ください。

第4~6の型「クロスワード穴埋め・語群作文・条文訂正」のQ&A

 

_________________________________

  

 
 

第4の型「クロスワード穴埋め」のQ&A
_________________________________
Q1:順序は?
50音順では4番目なので「第4の型」になっていますが、
比較的早めに思いついた方式です。
____ ____ ____
Q2:ネーミングは?
文字どおり、クロスワード形式の穴埋めです。
______ ____ __
Q3:基本的なルールは?
それぞれの番号に、どんな語句が入るでしょうか
(1つの「□」には、カナ文字が1文字ずつ入ります)。
40字程度で記述(漢字やアルファベットでの表記があるときは、
それらの表記も解答)してください。
___ ___ ___ __
Q4:ルールの変化や出題の工夫は?
性質上、ヒントが、解答例の穴埋めにはなっていません。
形状は、「たてなが」だと見にくいと思うので、
なるべく「よこなが」にしています。
____ ______ ___
Q5:利点は?
出題範囲を広くできる(範囲が制約されにくい)。
パズル感覚やクイズ感覚で取り組めるため、挑戦しやすい。
カギやヒントの内容次第で、レベルを調節しやすい。
英単語にも通用する。
___ __ ___ __
Q6:欠点は?
性質上、「出題範囲が無節操」または「形状が複雑」になりがち。
画面表示やフォントの性質によっては、変形して見にくくなる。
____ __ ___ __
Q7:主にどんな知識に用いるか?
パズル感覚で気軽に取り組めるように作りたいときは、この型が最適です。
比較的初級者向けの型ですが、カギしだいでは、ある程度は難しくできます。
出題範囲が事実上無制限で、科目や教科に拘束されずにすむ利点もあります。
英語は、性質上、他の型が通用しにくいので、この型がメインです。
____ ____ ____
Q8:趣旨は?
文を作る(文章の流れを考える)必要がないうえ、
1つでもわかれば、それをヒントにして他の語句をある程度推理できるので、
九つの型の中では、最も初級者向けの形式だと思います。
(もちろん、レベルは、カギやヒントの内容次第ですが。)
_____ ____ ____
Q9:いったんボツにして、復活させた理由は?
当初は、正方形っぽい形状に、こだわっていたため、
作りにくく、「出題範囲が無節操になりがち」という欠点が不服で、
見切りをつけてしまいました。

 
・1・2 | 1)撮影する機械

3□□□ | 2)白と黒でササを食べる

・□・□ | 3)●●●巻はキュウリ

4□□□ | 4)砂漠にいてコブがある

  

<解答>

・1・2 | 1)カメラ

3カッパ | 2)パンダ

・メ・ン | 3)カッパ

4ラクダ | 4)ラクダ

 

・・・1・ | 1)歩行が遅い

・2・□・ | 1)こうらがある

3□□□□ | 2)外野の1塁側

・□・・・ | 3)みそ・塩・しょうゆ

4□□・・ | 4)子丑●卯辰巳午

 

 解答

1)カメ 2)ライト 3)ラーメン 4)トラ

 

しかし、逆にいえば、出題範囲が自由というのは、他の型にはない利点です。
「きれいな形(正方形っぽい形状)にこだわらなければ、範囲を絞り込める」
というコツにも気付いたので、復活させました。
____ ____ ____
Q10:書体(フォント)の使い分けは?
画面表示との兼ね合いです。
文字が密になって変形してしまうと見にくいので、使い分けています。
ちなみに、バックアップ用の他のブログでは、このブログとは逆に、
スマホ表示が正常で、パソコン表示が変形(密)になっています。
____ _____ ____
Q11:スペースを「■」や「・」で埋めているのは、なぜ?
Q10とほぼ同様の理由です。 パソコンの画面では、
ふつうにスペースを空けてもOKなのですが、
スマホだと、自動的に密になってしまうようなので。
____ ___ ____
Q12:解答例を、複数作るのはムリ?
性質上、ムリだと思っていましたが、
題材しだいでは、うまく合体させれば、できないことはなさそうです。
_______________________________
 
 
 
第5の型「語群作文」のQ&A
___________________________
 
Q1:順序は?
作成のコツがわかっている現在では、
九つの型の中では、比較的作りやすい形式ですが、
考案・確立できた時期は遅めでした。
___ __ __ __
Q2:ネーミングは?
文字どおり、語群の語句を使って文を作る形式です。
____ ___ ____
Q3:基本的なルールは?
語群の語句を1回ずつ以上使用して、
40字程度の大雑把な説明文を作成してください。
使用の順序は問いません。また、複数回の使用もOKです。
___ __ ___ __
Q4:ルールの変化や出題の工夫は?
解答例のバリエーションを増やすために、
語群の語句を減らすこともあります。
__ _____ ___
Q5:利点は?
語群を列挙するだけなので、書きやすく、作りやすい。
レベルや、解答例の文字数を、調節しやすい。
設問の部分が(語群だけなので)コンパクトですむ。
___ ____ ___
Q6:欠点は?
解答例が、大雑把な内容になりやすい。
____ _____ ___
Q7:主にどんな知識に用いるか?
説明の文章が、40字程度で、その文章だけを切り取っても、違和感がなく、
説明文としてまとまっている場合は、それをそのまま解答例に使えます。
その文章中の語句を、いくつかピックアップすれば、
それだけで、この型になります。
語群の数や種類しだいで、ある程度レベルを調節できます。
___________
Q8:英語にも通用しそう?
するでしょう。 中学・高校時代の英語の問題に、
「語句(英単語)を並べ替えて英文を作る」というものがあったと思います。
ただ、英語にはそれほど自信がないので、作ったことはありません。
____ ____ ____
Q9:英語の並べ替え問題がヒントになった?
だとしたら、もっと早く、この型を考案・確立できていたでしょう。
残念ながら私は天才ではないので、そうはいかず、
偶然や猿マネに頼らざるを得ませんでした。
____ ____ ____
Q10:では、何がヒントに?
明快な記憶ではなく、時期や詳細は不明ですが、「ダウンタウンDX」で、
R―指定さん(Creepy Nuts)の即興ラップを聴く機会があり、
それがヒントになったおかげで、ようやく、どうにか、確立できました。
____ ____ ___
Q11:R―指定さんのことは?
私は、ヒップホップやラップに造詣が深いわけではありません。
R―指定さんを知ったのも、その時が最初だったと思います。
「ダウンタウンDX」についても、
「毎週楽しみにしていて、夢中で視聴している」というほどではありません。
つまり、単なる偶然でしたが、大きなヒントでした。
ちなみに、2021年1月1日の新聞には、
Creepy Nuts のインタビュー記事がありました。
_____________________________
 
 
 
第6の型「条文訂正」のQ&A
_________________________
Q1:順序は?
九つの型の中では最も作りやすい形式ですが、
思いついた順序は、よく覚えていません。
____ ____ ___
Q2:ネーミングは?
文字どおり、ウソの条文などを訂正する形式です。
___ ____ ____
Q3:基本的なルールは?
ウソの条文等が登場します。
正しい文(45字以内)または正しい文にする方法(40字程度)を
記述してください。
数字や単位などの表記の差異にこだわる必要はありません。
____ ____ ___
Q4:ルールの変化や出題の工夫は?
たとえば、次のような、
 「なつてゐる」と「なっている」
 「3カ月」と「三箇月」
 「2m」と「二メートル」
単なる表記の差異は、ひっかけネタに使わないことにしています。
さすがに、こういうヒッカケは、セコすぎると思うので。
___ ___ _____
Q5:利点は?
題材(条文など)の一部(3カ所程度)を変えるだけなので、作りやすい。
イーガブ(e‐Gov)が題材になり便利(改正などの確認も容易)。
後出しに強い(判例や他の条文による要件や例外などを気にせずにすむ)。
____ ____ ___
Q6:欠点は?
条文(法律などの)以外の題材では、作りにくい。
____ ____ ____
Q7:主にどんな知識に用いるか?
法律などの条文を詳しく問いたいときは、この型が有効です。
この型は、性質上、条文以外には、ほとんど通用しません。
条文以外で通用しうるのは、短歌やコメントくらいですね。
とはいえ、「条文の一部の語句を、変えたり加えたり削ったりする」
だけで作れますし、イーガブが題材に使えるため法改正に強く、
判例や特別法による例外の後出しにも強いので、
条文で作るという前提のときは、この型が最強です。
____ ___ ____
Q8:趣旨は?
作りやすさを重視した型です。 似た言葉を考えるのが面倒なら、
言葉の一部を除去したり、逆に余計な言葉を付け足すという手もあります。
___ ___ ___ ___
Q9:「後出し」とは?
条文によっては、要件や例外が、
やや離れた条文で、「後出し」されることもあります。
たとえば、会社法356条は、あとから、同法365条によって、
「株主総会→取締役会」という「後出し」がなされています(↓イーガブ)。

 

しかし、「条文訂正」では、その条文だけを考えれば足りるので、
他の条文による「後出し」を、事実上無視でき、作りやすいわけです。
「後出し」の内容については、「備考」で補足すればOKでしょう。
____ __ ____
Q10:古文や古典(短歌など)に通用する?
平家物語などで作成できました。
___ ___ __ __
Q11:誕生の経緯は?
条文の穴埋め問題は、この型の確立よりもずっと前から、作っていました。
しかし、単純な穴埋め問題は、40字記述式問題と比べると、
やはり、レベルとしては見劣りします。
なぜなら、単純な穴埋め問題は、「考えるべきところ」が、
最初から、必然的・自動的に、空欄部分に限られてしまうからです。
____ ____ ____
Q12:一方、「条文訂正」の「ウソ条文」は?
ウソの部分が最初から空欄になっているわけではないので、
条文全体を見て、「どの部分がウソなのか」を見破る必要があります。
つまり、「条文全体についての正確な知識」が要求されるので、
そのぶん、単純な穴埋め問題よりも、レベルが高くなるわけです。
___ __ __ ___
Q13:ヒントになったのは、詰将棋の本?
詰将棋は、通常は、何手で詰むか、あらかじめ表示されています。
「3手詰め」や「5手詰め」や「7手詰め」というふうにです。
(少なくとも私の学生時代はそうでした。 最近の本は知りません。)
ところが、大内延介九段(当時)の詰将棋の本で、
あえて手数を表示していないものがあったのです。
「最初から何手で詰むか明らかだと、レベルもクオリティも下がってしまう」
という理由だそうです。
 
 たとえば、これ↓(テキトーに考えた局面です)も、 

 最初から「3手詰め」だと知ってしまうと、
3手目(詰ます手)に歩を打つことはない(打ち歩詰めは反則)ので、
初手が歩を打つ▲5二歩であることを、すぐに予想できてしまいます。
(△5二同銀 ▲6二金 で詰み。)
_____ ___ _____
Q14:そこで、「全体を考えさせる」ために?
「条文の穴埋め問題は、空欄の部分しか考えないよなあ・・・」
「空欄ではなくウソ条文にすれば、その全体を考えることになるはずだ」
・・・というふうに思ったわけです。
_____________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________