第1 短答対策
まず、法務省HPから直近1年度分の問題文(一部、著作権関係で省略されている部分もありますが)をプリントアウトして、本試験と同じ制限時間(1時間30分)内に、全問解い(てみようとし)た上で正答可能性の高そうな方から20問選択してください。
それを法務省HP掲載の“正解及び配点”に基づいて採点し…
なぜこういうことが起こるのか?
…出題者は、一般教養科目の短答式試験を利用して、実は知識よりも法的な能力・テクニックを問うています(cf.記事『事実認定力で解く一般教養(短答)』)。そのため、法律科目で鍛えた法的な能力・テクニックが一般教養科目でどのように問われているのか、そのつながりを把握さえすれば、一般教養科目の点数が一気に伸びるのです。
せいぜい3年度分くらいの過去問(法務省HPで題材文が省略されていないのはH28・26のみ、他の年度の題材文は、受験新報編集部『予備試験 論文式問題と解説』の単年度版には掲載されていたりします)を、本試験と同じ制限時間(1時間)内に答案まで書いてみた上で、これらの年度の答案例や再現答案(ギリギリ合格つまりB~C評価のもの中心)と照らし合わせるくらいで、合格者平均を優に超える対策をしたことになります。
これ以上の一般教養(論文)対策をするよりは、法律科目の論文対策をした方が、コスパが良いです。