いや、ほんとに、おつかれさまでした!!

アクシデントはなかったでしょうか?

健康・体調は大丈夫ですか?

 

いずれにせよ、

初日に失敗していない受験生はいません!

 

その失敗を悔やむとか、出題者を恨むとか、様々な気持ちが湧きあがってきていると思います。

「もう試験会場に行きたくない…」と思っている人も多いでしょう。

いい~んですよ、それで!人間だもの byみつる(o^-')b

まずは、初日の戦場で傷だらけになった自分の心を、ありのままに受け止めてあげてください。

 

今年は気分転換もなかなか難しい状況だと思いますが、まあ健康・体調管理的にも寝るのが一番かな…

もちろん、予定していた生活リズムがあるなら、そのとおりにするのがいいと思いますが。

 

あと、家族や友人など親しい人に不安・愚痴を聞いてもらったりとか。

 

今日、あなたは、誰よりもがんばった!

司法試験史上最高にがんばった!!

だから、自分の健康・体調を害しない限り(という留保を付けざるを得ないのが悲しいですが)、

何かご褒美をもらっていいし、

誰かに助けてもらっていいんですよ~!!!

まず、昨年と同じことを書かねばならないことが残念でなりません。

 

今年“も”、様々な事情から、受験を回避される方もいらっしゃるでしょう。

受験回数ノーカン特例等の発表もない中で、そのような決断を強いられた。

これにより、法曹への道を諦めざるを得なくなった方もいらっしゃるかもしれません。

「もう、こんな試験やってらんねえ!」等と思って転進する方もいるでしょう…全くそのとおりだと思うので、私には止められません。

 

 

…それでも、まだ来年以降の司法試験合格を目指せる・目指す方。

 

今年の司法試験の問題が公表されたら、

(様々な情報が耳目に入る前に)できるだけ早期に、

できるだけ本試験同様の条件下で、

問題を解いて、答案を書いて、マークシートにマークしてください。

 

その最中に、悔しいとか、虚しいとか、様々な気持ちが募ると思います。

その気持ちを全部、問題・答案・マークシートにぶつけてください。

それを、来年以降のリベンジにつなげましょう。

…なんていう“きれいごと”じゃあ、到底納得できないですよね。

とにかく、リアル・ネットで、その気持ちをぶつける・吐き出す手段・機会を確保するのが重要だと思います。

すみません、ほんと、大したこと言えなくて…

 

 

 

他方、今年の司法試験を受験する皆さん。

新型コロナの感染リスクが無視できず、不安ですよね。

釈迦に説法だとは思いますが、今年はとにかく、どんな勉強よりも、健康・体調管理こそが最優先事項です。

 

昨年の合格ライン780点<<平均807.56点(R1:合格ライン810点≒平均810.44点)というデータがあります。

昨年の受験予定者数は4100人(受験者数は3703人)でした。

今年の受験予定者数は3733人です。

これらからすると今年も、合格者数が維持される限り、合格ラインが平均点をさらに下回る可能性が高いです。

つまり、“平均的”な答案を、最後の科目まで淡々と書き続ける“だけ”で合格できます。

 

また、改めて「令和3年司法試験に係る新型コロナウイルス感染症等の感染を防止するための対策について」を確認し、本試験会場で起こりうる様々なことをイメージして、必要な方策・心構えを採っておきましょう。

それでも危機管理的には、「本試験会場では間違いなく、予想外のことが起こる」と思っておくべきです。

司法試験運営者側にとっても、初めてのことだらけですから。

 

ひょっとしたら…本試験会場で納得できない扱いを受けて、運営者側とも戦わねばならなくなるかもしれません。

そしたら、もちろんその場で主張(ex.別室受験)を通せればベストですが、難しいことも多いと思うので、少なくとも事後的には戦えるよう、できる限り証拠を収集しておいてください。

スマホ等に動画・音声等を記録できればベスト、それがダメなら何か紙とかにメモっておく(運営者側の署名等も、拒否されそうではありますが、要求はしたい)。

周囲の受験生に協力を仰げるなら、その話を試験後に動画・音声として記録させてもらうとか…は、相手のあることですし、ちょっと難しいかもしれません。

 

…司法試験を受けに行く方に向けて、なんでこんなことまで書かにゃならんのだ!?と本当に思います。

こんな状況まで想定される中で、“平均的”な答案を、最後の科目まで淡々と書き続ける“だけ”でもすごいことですよ!

今年は、そういう“乱戦”です。

生き残れば、それだけで勝ちです。

 

なんとか、健康で帰ってきてください!

あ、でも家に帰る道でも感染リスクに気をつけないと…って言わなきゃいかんのかよもう泣けてきたわ!!

とにかく安全を確保してから、はっちゃけてください!!!

事前の対策も本試験当日2日間も、大変だったでしょう…私は、短答・論文・口述の中で、口述が最もきつく、必死に勉強した記憶があります(cf.記事「口述試験終了!!!」)。

 

で、口述受験生=論文合格者ならもちろんお分かりかと思いますが、

①まずはちょっと息抜き

②口述再現を作る

のが喫緊の課題です。

万が一不合格なら令和3年度への対策を立てるには必須ですし、合格していても次の司法試験に向けての教育効果が大きいので。

 

そして、上記①②ができたら、いかに不安でも、合格発表前から、司法試験対策を始めましょう。

③3系統(=選択科目以外)の司法試験論文過去問をくり返し解く

のが最優先です(予備論文~口述の間に口述対策も兼ねて解いている問題があれば、残りの問題だけをやればいいので比較的楽)。

万が一、口述不合格でも、令和3年度の予備試験対策に最も役立ちます(選択科目は令和3年度の予備試験対策としては不要です)から。

 

で、予備口述の合格が判明したら、直ちに④選択科目対策に取り掛かりましょう。

 

ここで、大手弁護士事務所のウィンター・インターン(明日2月1日から申込開始の事務所もありますね)とかに参加する余裕がないかもしれない点に、R2予備試験が延期された影響が出ますね…可処分時間や司法試験対策の進捗見込みとの兼ね合い次第ですが、

・大手弁護士事務所就職希望の方にはとても重要な機会であること

・予備試験合格者の司法試験合格率は9割近い(現実的に大手弁護士事務所に就職可能な方に限ればさらに高い)こと

から、大手弁護士事務所への就職活動の方を優先するのが原則かとは思います。

ただ、就活にかまけすぎ、油断して(ex.司法試験の論文過去問をあまり解かず)司法試験に落ちてしまっては本末転倒です。念のため、ご注意ください。