まず。

今年は、様々な事情から、受験を回避される方もいらっしゃるでしょう。

受験回数ノーカン特例等の発表もない中で、そのような決断を強いられた。

これにより、法曹への道を諦めざるを得なくなった方もいらっしゃるかもしれません。

「もう、こんな試験やってらんねえ!」等と思って転進する方もいるでしょう…全くそのとおりだと思うので、私には止められません。

 

このクソ試験が!!!

…と、負け犬の遠吠えくらいしかできない私にとって、全く“政治力”の及ばない領域でした。

 

それでも、まだ来年以降の司法試験合格を目指せる・目指す方。

 

今年の司法試験の問題が公表されたら、

(様々な情報が耳目に入る前に)できるだけ早期に、

できるだけ本試験同様の条件下で、

問題を解いて、答案を書いて、マークシートにマークしてください。

 

その最中に、悔しいとか、虚しいとか、様々な気持ちが募ると思います。

その気持ちを全部、問題・答案・マークシートにぶつけてください。

それを、来年以降のリベンジにつなげましょう。

…なんていう“きれいごと”じゃあ、到底納得できないですよね。

とにかく、リアル・ネットで、その気持ちをぶつける・吐き出す手段・機会を確保するのが重要だと思います。

すみません、ほんと、大したこと言えなくて…

 

 

 

他方、今年の司法試験を受験する皆さん。

新型コロナの感染リスクが無視できず、不安ですよね。

釈迦に説法だとは思いますが、今年はとにかく、どんな勉強よりも、健康・体調管理こそが最優先事項です。

 

昨年の合格ライン810点≒平均810.44点(H30:合格ライン805点・平均790.17点)というデータがあります。

昨年の受験予定者数は4899人受験者数は4466人)でした。

今年の受験予定者数は4100人です。

これらからすると今年は、合格者数が維持される限り、合格ラインが平均点を割る可能性が高いです。

つまり、“平均的”な答案を、最後の科目まで淡々と書き続ける“だけ”で合格できます。

 

また、改めて「令和2年司法試験に係る新型コロナウイルス感染症等の感染を防止するための対策について」を確認し、本試験会場で起こりうる様々なことをイメージして、必要な方策・心構えを採っておきましょう。

それでも危機管理的には、「本試験会場では間違いなく、予想外のことが起こる」と思っておくべきです。

司法試験運営者側にとっても、初めてのことだらけですから。

 

ひょっとしたら…本試験会場で納得できない扱いを受けて、運営者側とも戦わねばならなくなるかもしれません。

そしたら、もちろんその場で主張(ex.別室受験)を通せればベストですが、難しいことも多いと思うので、少なくとも事後的には戦えるよう、できる限り証拠を収集しておいてください。

スマホ等に動画・音声等を記録できればベスト、それがダメなら何か紙とかにメモっておく(運営者側の署名等も、拒否されそうではありますが、要求はしたい)。

周囲の受験生に協力を仰げるなら、その話を試験後に動画・音声として記録させてもらうとか…は、相手のあることですし、ちょっと難しいかもしれません。

 

…司法試験を受けに行く方に向けて、なんでこんなことまで書かにゃならんのだ!?と本当に思います。

こんな状況まで想定される中で、“平均的”な答案を、最後の科目まで淡々と書き続ける“だけ”でもすごいことですよ!

今年は、そういう“乱戦”です。

生き残れば、それだけで勝ちです。

 

なんとか、健康で帰ってきてください!

あ、でも家に帰る道でも感染リスクに気をつけないと…って言わなきゃいかんのかよもう泣けてきたわ!!

とにかく安全を確保してから、はっちゃけてください!!!