ついに明日からですね!

 

あの予備短答・論文に合格してきているあなたが分からないことは、他の受験生も皆分かりません…そこは、

・現場で法文を参照したり

・趣旨・本質等から考えたり

・誘導に乗ったり

・独り言っぽくつぶやいて誘導を引き出したり

・主査・副査の顔色を伺ったり

して“ごまかす”部分(もちろん、正答できなくても合格できます)。

見られているのは、何が問われても、法律を使ってコミュニケーションができるかどうかですから。

なかなかそこまでの余裕はないと思うけど、主査・副査との会話+非言語的コミュニケーションのキャッチボールを楽しめるといいですね!(°∀°)b

 

あと、私の旧司口述回想も参考になれば…刑法は失敗、刑訴法は普通、民事は午前一番くじ+主査の先生が勝手に色々しゃべってくれたので成功という印象でした。

合格者数は1450人(R1:1502人)、合格ライン780点<<平均807.56点(R1:合格ライン810点・平均810.44点)でしたね。

 

受験された皆さんへ、メッセージをお伝えしたいと思います。

 

R2司法試験に…

1.不合格だった方

(1)

まずは、一休みしてください…心身の活力がある程度ないと、自暴自棄になってしまう等、その後の方針を立てる際に誤った選択をしかねないからです。

なんだかパワーがみなぎっている…!という方は、そのパワーを利用してそのまま走り続けてもいいとは思いますが、どこかで反動が来るので、そのときに自分を労ってあげてください。

(2)

心身の活力がある程度回復してきたら、敗因分析をしましょう。

ア.自他の再現答案(構成)の比較→共通点と相違点を見ていく。

    →上位(A評価)だけでなく、合格ライン付近(B~C評価)も。

      ∵まず目指すべきは合格ライン。

イ.解答プロセスの検証

 問題文読み~答案構成~答案書きの全プロセスにつき、どのようなプロセスを辿れば合格ラインを超えることができたかを検討してください。

ウ.その他

(ア) 起床時間

(イ) 朝食べた物

(ウ) 本試験会場における直前の行動

(エ) 昼食べた物

 …etc.

エ.5年5回の受験制限に引っかかってしまう方も、なんとか上記アイウをやってほしいです…司法試験系に再チャレンジする(ことになる)方も多いですし、そうでなくても、今後の人生を考える指針になる等、間違いなく役立つからです。

もちろんまずは、しっかり休んで心身の活力を回復させてくださいね。

オ.私も、BEXA『4S基礎講座』7科目セット受講生限定(しないと時間的に無理…)ですが、個別的にカウンセリングにて敗因分析をお手伝いできます!

 

2.合格した方

おめでとうございます!

“自由(と正義?)”な世界へようこそ!!

修習に行くも行かぬも、法曹になるもならぬも、私みたいに弁護士資格を持ちつつ他のことをやるのも“自由”!

法曹としての働き方が多様化“しつつある”くらいの今が、先人が少なすぎず(→参考になる)多すぎず(→新規開拓の余地あり)、一番おもしろい時期なんじゃないかな~と思ったりします。

 

あ、でも直近の修習に行く人は、修習に向けての手続の〆切が結構近い(各種書類の提出期限は1月27日(水)消印有効とのこと)ので、くれぐれも書類がそろわない等のミスのないように、先手先手を打って進めてくださいね。

一息ついたら、shihoukoushi@gmail.comまで合格のご連絡をいただけるとうれしいです!o(〃^▽^〃)o

昨年より合格者数が30人減りましたね…

合格点は、昨年と同じ230点。

 

いずれにせよ(以下、昨年の記事と概ね同じ内容です)。

合格された方、ひとまずおめでとうございます!ヾ(@^▽^@)ノ
次の口述式試験に向けて、
何が問われても、法律を使ってコミュニケーションができる
状態に仕上げてください。
口述の合否は、つまるところ、これで決まります。

具体的には、記事「R2予備論文受験~合格発表の間にやること」に挙げた優先順位の「2.民法・民訴法、刑法・刑訴法の司法論文過去問等をくり返し解く。」以外を、上から時間の許す限りで消化していくことをオススメします。

上記記事の優先順位3・4で用いている“見る<読む<解く”についてですが、口述本試験までに時間が足りない人は、例えば3.読む→4.見るというふうに、各項目のバランスを重視した選択をするのも一手です。
口述は、短答・論文と異なり、1発で正解に辿り着く必要は必ずしもなく、コミュニケーションをとる中で正解にまで誘導してもらうことが可能です(口述本試験現場での“コミュ力”にもよりますが)。
そのため、コミュニケーションをとる中で正解(らしきもの)にまで辿り着ける程度に仕上げれば足りるので、短答・論文対策のように、くり返し“解く”必要は必ずしもなかったりするのです。

具体的な仕上げの程度は、1.予備口述過去問≒口述再現をくり返し解く中で体感しましょう。


ただ、最初の問いに1発で正解すると、メンタル的にも良いし、その後の流れがスムーズになりやすい傾向はあるようです。
また、条文が第1次的には参照できないので、条文知識は論文対策以上(短答対策未満)に精度を高める必要があります。

これらも、1.予備口述過去問≒口述再現をくり返し解く中で体感した上で、3.以下の手段も合わせて鍛えていきましょう。
 

試験会場でも、長い待ち時間でみっちり対策できる巡り合わせもあるので、ギリギリまでベストを尽くしてください!!


残念ながら合格できなかった方。
まずは、心を癒してください。
ただ、成績が来るまでに、
・もし万が一、再現答案を作っていないという方がいたら、
今からでも、
答案構成だけでも、

絶対作る

(どうしても作れないなら、今年の問題を初めて見たフリをして、改めて制限時間内に答案を書く)
・予備R2論文式試験の再現答案を公開してくれている受験生ブログをブックマーク等
くらいまでしておくと、来年に向けてスタートダッシュができます。


で、心がある程度回復して、成績が来たら、徹底的に敗因分析をしてください。
自分の再現答案と、他人(不合格者含む)の成績付の再現答案(5~10通くらいあれば、受験生としては普通は充分でしょう…後から市販される再現答案集と併せれば、余裕でそろうはず)を比較して、共通点と相違点を洗い出してください。
そこまで厳密にする必要はなく、感覚的なものでいいですが、答案の内容はもちろんのこと、全体的な答案スタイル(こっちの方が本質的であることが多い)等、全てを比較分析の対象としてください。
その過程で、徐々に敗因≒改善すべき点≒自分の伸びしろが見えてくると思います(もし見えてこなければ、BEXA『4S基礎講座』の個別カウンセリングの機会に、私も分析をお手伝いできます)。
それに沿って立てた対策こそが、あなたが来年合格するために最も効果的なオンリーワン=ナンバーワンの対策です。
 
でも、まずは休んで心を癒すのが、最優先の対策ですからね!
矛盾するような表現ですが、“がんばって”心を癒してください。