昨年より合格者数が35人増えましたね

合格点は、昨年より10点低い230点。

 

いずれにせよ(以下、昨年の記事と概ね同じ内容です)。

合格された方、ひとまずおめでとうございます!ヾ(@^▽^@)ノ
次の口述式試験に向けて、
何が問われても、法律を使ってコミュニケーションができる
状態に仕上げてください。
口述の合否は、つまるところ、これで決まります。
具体的には、もう時間が限られているので、
①予備口述過去問≒口述再現をできる限り多く集め、くり返し解く②法律実務基礎科目(刑事事実認定は軽め)の予備論文過去問や論文対策に使っていた教材を見る<読む<解く(答案を書くことまでは不要)。
③民法・民訴法、刑法・刑訴法の予備(・司法)論文過去問等を見る<読む<解く(答案を書くことまでは不要)。
④民法・民訴法、刑法・刑訴法の短答過去問を見る<読む<解く。
⑤4A条解講義(民法・民訴法、刑法・刑訴法)等の直前期まとめに使える講義等をn倍速でザっと。
※BEXAで全回無料公開している4S条解講義(民法)は、今年は試験範囲外の債権法大改正等を反映済みで、混乱すると思うので、絶対に視聴しないでください!
⑥民訴・刑訴規則、弁護士職務基本規程・弁護士法の条文、民事保全法(全67条)の条文素読。
⑦上記②以外の要件事実系(問題演習系が良い)の教材読み。
という優先順位を、上から時間の許す限りで消化していくことをオススメします。
 
上記で多用している“見る<読む<解く”についてですが、口述本試験までに時間が足りない人は、例えば②読む→③読む→④⑤以下は見るというふうに、各項目のバランスを重視した選択をするのも一手です。
口述は、短答・論文と異なり、1発で正解に辿り着く必要は必ずしもなく、コミュニケーションをとる中で正解にまで誘導してもらうことが可能です(口述本試験現場での“コミュ力”にもよりますが)。
そのため、コミュニケーションをとる中で正解(らしきもの)にまで辿り着ける程度に仕上げれば足りるので、短答・論文対策のように、くり返し“解く”必要は必ずしもなかったりするのです。
具体的な仕上げの程度は、①予備口述過去問≒口述再現をくり返し解く中で体感しましょう。

ただ、最初の問いに1発で正解すると、メンタル的にも良いし、その後の流れがスムーズになりやすい傾向はあるようです。
また、条文が第1次的には参照できないので、条文知識は論文対策以上(短答対策未満)に精度を高める必要があります。
これらも、予備口述過去問≒口述再現をくり返し解く中で体感した上で、②以下の手段も合わせて鍛えていきましょう。
 
試験会場でも、長い待ち時間でみっちり対策できる巡り合わせもあるので、ギリギリまでベストを尽くしてください!!

残念ながら合格できなかった方。
まずは、心を癒してください。
ただ、成績が来るまでに、
・もし万が一、再現答案を作っていないという方がいたら、
今からでも、
答案構成だけでも、

絶対作る

(どうしても作れないなら、今年の問題を初めて見たフリをして、改めて制限時間内に答案を書く)
・予備R1論文式試験の再現答案を公開してくれている受験生ブログをブックマーク等
くらいまでしておくと、来年に向けてスタートダッシュができます。


で、心がある程度回復して、成績が来たら、徹底的に敗因分析をしてください。
自分の再現答案と、他人(不合格者含む)の成績付の再現答案(5~10通くらいあれば、受験生としては普通は充分でしょう…後から市販される再現答案集と併せれば、余裕でそろうはず)を比較して、共通点と相違点を洗い出してください。
そこまで厳密にする必要はなく、感覚的なものでいいですが、答案の内容はもちろんのこと、全体的な答案スタイル(こっちの方が本質的であることが多い)等、全てを比較分析の対象としてください。
その過程で、徐々に敗因≒改善すべき点≒自分の伸びしろが見えてくると思います(もし見えてこなければ、BEXA『4S基礎講座』の個別カウンセリングの機会に、私も分析をお手伝いできます)。
それに沿って立てた対策こそが、あなたが来年合格するために最も効果的なオンリーワン=ナンバーワンの対策です。
 
でも、まずは休んで心を癒すのが、最優先の対策ですからね!
矛盾するような表現ですが、“がんばって”心を癒してください。