記事「4S条解講義のコンセプト」に引き続き、4S条解講義の

2.効果を最大化するための利用方法

について説明します。

 

まず、できる限り、ノンストップで流してください。

下記(2)以外は、見直し・聞き直しも厳禁です!

できればn倍速で…徐々に速くしていくと、段々慣れてきますよ~たぶん2倍速くらいまでならいけると思います。

 

(1)直前期以外

ア 目的と受講方法

 4S条解講義を受ける主目的は、短答過去問に出てくる知識を「見た・聞いたことがある」状態にすることで、短答過去問を解くハードルを下げる点にあります(記事「4S条解講義のコンセプト」の①)。

→この目的を達成しさえすればいいので、4S条解講義については、その内容を記憶する必要も、“理解”する必要もありません。

 むしろ、知識を記憶・“理解”したいといった欲望に打ち克ち、

分からないことは分からないままにしておく

のが、客観的には最も効率的です。

 だって、講義で説明した知識を記憶・“理解”しなくても、記事「4S条解講義のコンセプト」の①~⑤の超シンプルな方法を使えば、絶対に本試験問題≒過去問が解けるようになりますから(cf.記事「知識の理解≠知識が使える」)。特に、手持ち法的ツールがほぼない初学者段階で、知識を“理解”・記憶するのに時間を浪費するのは、効率が悪すぎます。私も受験生時代、これでだいぶ時間を浪費してしまいましたが、その時間で短答過去問をもっと解いておけば…と今でも後悔しています。

 あるいは、本試験問題≒過去問が解けるようになった状態こそが、本試験で求められる“理解”ができている状態なのだ…という捉え方もできます。

 

 捉え方はどっちでもいいので、とにかくインプット講義なんてn倍速でサッサと終わらせて、真に効果的な試験対策:短答過去問潰し(cf.記事「4S条解講義のコンセプト」の①~⑥)に、一刻も早く移ってください!

(cf)記事「OUTPUT>INPUT~試験対策の効果

 

※分からないことが気持ち悪くて、どうしても我慢できないならば、分からないところに付箋でも貼っておきましょう。

 ただし、付箋に何かメモるなら、そのメモには極力時間をかけないこと!その時間で短答過去問を1問・1回でも多く解いた方が、よほど疑問が解消される可能性が高いです。

 何より大事なのは、短答過去問を解くこと以外は、効率の悪い(下手したら有害な)短答対策であるということです(cf.記事「4S条解講義のコンセプト」の2か所目の赤文字)。

 

イ 復習

 とにかく、短答過去問潰し(cf.記事「4S条解講義のコンセプト」の①~⑥)です!!

 より具体的には、記事「短答過去問の潰し方」をご覧ください。

 

ウ 4S論文解法パターン講義との関係

 『4S基礎講座』を受講していただいているなら、

ある科目の4S論文解法パターン講義(アウトプット)全回受講

↓後に、

その科目の4S条解講義(インプット)を受講

していただくと、さらに効果的です。

(cf)記事「OUTPUT→INPUTの正統性~間違いの効果

(cf)下記画像=4S条解テキスト(憲法)はしがきの〔効用〕部分

 

(2)直前期

 短答直前期には短答対策(≒短答過去問潰し)が、論文直前期には論文対策(≒論文過去問+4S論文解法パターンテキスト潰し)が、口述直前期には口述対策(cf.記事「R1予備論文合格発表を受けて」)が、ある程度は進んでいるでしょう。

・その対策をやり切ったら、

あるいは

・その対策をやる気が(一時的に)なくなったら、

4S条解講義をn倍速で視聴し直してみてもいいかもしれません…4S≒4A受講生から、「直前期の総まとめに効果的」だという声を結構いただいているので(cf.記事「インプット講義(4S条解講義)を全回無料公開します!」)。

 

理論的には、上記過去問等を“完璧”に潰し切れたら、それ以外には何もいらない状態になります…短答・論文・口述合格に必要な知識は常に短答過去問の範囲内ですし、過去問+4S論文解法パターンテキスト潰しで解法パターンも網羅できているからです。

 

ただ、法的知識が問題単位でとっ散らかっているように感じる段階では、①司法試験系合格に必要充分な知識を、②本試験で使う「条文」そのものと関連づけ、即戦力として“使える”形で整理・網羅する4S条解講義(cf.上記画像=4S条解テキスト(憲法)のはしがきの〔効用〕)が効果的です。

この①②が、直前期に4S条解講義を利用する目的です。

(cf)記事「OUTPUT>INPUT~試験対策の効果」の最終ブロック