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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^
さて、今回は「動機」について。
皆さんは、『アルプスの少女ハイジ』を
ご存知でしょうか?
オープニングで、とても大きなブランコに揺られる姿は、
とても有名ですよね。
1歳で両親を亡くし、5歳になるまで母方の叔母のデーテに育てられたハイジは、
叔母デーテの仕事の都合で、アルムの山小屋に住んでいる、
父方の祖父であるアルムおんじに、押し付けるかの如く預けられます。
大自然とアルムおんじの優しさに包まれて、
ハイジは様々なことを知り、健やかに育っていきます。
物語の途中で、再登場のデーデ叔母さんの勝手な行動で、
ハイジは、ドイツのフランクフルトの大富豪の家に、
"お土産"を皆にあげれる、すぐに帰りたいときに帰ることが出来ると、
騙されて連れていかれてしまいます。
ハイジが連れていかれたのは、ゼーゼマン家という貿易商の大屋敷です。
そこにはクララというハイジよりも4歳年上の娘がいます。
クララは車椅子生活で、使用人たちに囲まれて生活していました。
クララにとって初めてできた友達がハイジでした。
やがてクララは、ハイジが山に帰ってしまうことを怖れ悲しみ、
それを知ったハイジは我慢した挙句、夢遊病とうつ状態になります。
アルムの山に帰りたい!
クララを悲しませたくない!
このダブルバインド(二重拘束)は見ていて心が痛みます。
※↓それについての記事はコチラ
『心の葛藤から、クララの屋敷でハイジは夢遊病になってしまった』
深夜の幽霊騒ぎの一件から、
ゼーゼマンと主治医がハイジの状態を知ったことで、
ハイジはアルムの山にやっと帰ることができます。
心からほっとするシーンですねー。
そして、物語の終盤に、
今度は療養のためクララがアルムの山に来るのでした。
しばしばクララを抱えたりしていたことで、
アルムおんじは気づきます。
「この子は、立てるようになる。」と。
しかし、ずっと車椅子生活をしてきたクララにとって、
"歩かない"、"歩けない"ということが普通になっていて、
歩くイメージはありません。
物語が進むと、最終的に歩けるのですが、
クララはなぜ歩けるようになったのでしょう?
歩きたくても歩けないクララのように、
「できたほうがいいに決まってる。」
「でもどうしていいのかわからない。」
「わかっていてもできない。」
不可能ではないはずなのに"できない"。
そういうことって人はあると思うのです。
私は最近、もう一度『アルプスの少女ハイジ』をみて、
その気づきに感動をしました。
クララがなぜ歩けるようになったのか、皆さんも考えてみてください。
今日はあらすじがメインになってしまいましたw
YouTubeにも全話あった気がします。
では続きはまた明日!
↓
いつも有難うございます。
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