自由な討論が常に最良の道? | 青い柳の樹のように  - counselor's blog -

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名古屋の老舗カウンセリングルーム「アンフィニ」の代表カウンセラーの青柳と申します。
少しでも多くの人にカウンセリングや心に関心を持つ機会になって頂ければという願いを込めたブログです。
皆様の生活に身近に感じられ「気づき」になれますよう。

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心理カウンセラーと心理学を身近にするブログです。
皆さん、本日の心の天気はいかがですか(^^

さて、今回は「討論」について。

皆さんは、討論が得意ですか?

それとも苦手ですか?

 

【討論】…その問題について是非を議論すること。

 

日本人は学校で"ディベート"など習うことがありません。

学校では、討論のやり方云々よりも、早めに結論が出る、

"多数決"を使う主として使うことが多いでしょうね。

 

多数決って結構、ずさんなところありますよね。

人気がある子の意見は票が入りやすかったりします。

 

以前、"人との関わりに魅せられたい"映画でご紹介できてませんが、

 

「鈴木先生」という作品があります。

漫画が元で、テレビドラマ、映画になってます。

 

 

中学校教師である鈴木は、生徒たちの心の問題に向き合うことを教育方針としてます。

自分の受け持つクラスや教え子たちの周りで起こる、様々な大小の問題に、

誠実に、情熱的かつ建設的に対応していきます。

 

一方、生徒である小川に対して、歪んだ欲望を持ってしまい、

悩んだりしてしまう、駄目な部分も持っています。

完璧スーパー先生ではなく、悩みながら考えながら生徒と向き合います。

 

ドラマの2話で、普段は優秀な生徒の出水が、

中村という女子が隣の席になってから、

給食でカレーの日に「ゲリミソ事件」が起きました。

 

カレーを食べているときに、

「ゲリミソ、ビチビチですね。ウジがわいてます。」

などと言い出したのでした。

その問題を解決していくのですが、

やがて、それは各家庭での"躾"の問題へと発展していきます。

自由な討論をさせてはどうかという意見に、父兄の方と鈴木先生はこう対話します。

 

「自由な討論が常に最良の道でしょうか。この問題はデリケートで、根が深い。

 子供たちは両親から授かった教育や躾、家族の価値観までも背負って討論しなければ…。」

そして、

「相手を打ち負かし、自分を押し通すためだけの正義と、罵り合いに落ちてしまう。」

と。

これは今、インターネットの世界で世の中の人々がやってることですよね。

 

・相手を打ち負かすこと

・自分の正義を押し通すこと

・罵り合い

 

こうなってしまっては、討論ではなくなってしまいます。

ただの戦争です。

 

絶対的な"正義"というものを定義できますか?

私は講座のテーマで扱ったとき、とても変化に富んだものになりました。

立場、時代、側面、文化などから、簡単に変わってしまうものです。

 

ですから、何が正しくて正しくないかということを

私たちは"折に触れて"、考えを熟成なせながら、

ときには見守っていくことも大切なのではないでしょうか。

 

 

 

いつも有難うございます。

正義でいら立っている人はアンフィニへ!

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