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パワー読解新宿・大阪国語
今津です。
大阪・十三で書いています。
あのテストがいよいよPC化になってしまいます。
みなさま、小6生と中3生が全員受けるテストって何かおわかりになりますでしょうか。
そうです。
あの「全国学力・学習状況調査」です。俗に「全国学力テスト」と呼ばれています。
受検者数なんと200万人。
すごい数ですねえ。
実は以前一度取り上げたことがあります。
そのときは確か「中学理科」でPC化します、という話を書きました。
それは2025年度からの話で、今回は2026年度に中学英語・27年度からは小中の国語と算数・数学がPC化します。
このPC化、CBTと呼ばれています。
CBTはComputer Based Testingの略で、文字通りコンピューターを使った試験方式をいいます。
自宅などではなくきちんとした試験会場で受けることが一般的で、試験官もいます。
全国学力テストは学校内で受けるものですから、当然教室内で先生が試験監督者としてつきます。
通常、CBTはパソコン上で問題を読み、解答していきます。
そして、コンピューター上で自動的に採点されます。
CBTに適しているのは従来のマークシート方式の出題です。
また、問題をたくさんキープしておき、受検者ごとにバラバラの出題も可能です。だから、カンニングができません。
カンニングしたところでそもそも問題が違うのですから、意味がまったくありません。
全国学力テストでは問題を統一するのか、それともバラバラにするのかなのですが、日本経済新聞の報道を見ている限りはバラバラにする方向のようです。他紙ではそのような記載がないので、ひょっとするとどうするのか未定の可能性もあります。
今後どうするのかを検討中なのかもしれません。
CBTにすると何がいいのか。
まず、採点や集計などの作業がなくなります。コンピューターが全部自動で、一瞬で行ってくれます。
また、今回は英語のCBT化が注目されています。
CBT化をすると、動画や音声も取り入れた出題ができます。
このことにより、従来よりも一層幅広い内容のことを問題に入れることが可能となります。
ほんの数十年前まで、英語は読んで答えることしかテストではできませんでしたので、本当に革新的なことです。
また、全国学力テスト実施時に生活状況などについてのアンケート調査を行っていますが、これもCBT化される模様です。
これらにより、紙の問題冊子がすべて廃止される方向です。
また、不登校の児童生徒もテストを受けやすくなる可能性があります。
CBTによって児童生徒ごとに異なる問題を出題したとした場合、多くの解答データを得ることができます。
そうなると、何ができて何ができていないのかを一瞬であぶり出すことが可能となります。
そのデータを基に、指導内容の見直しや改善を行うことができます。
従来だと実施するのに困難だった動画や音声などを用いた出題も簡単にできるようになります。
ただ問題点もあります。
学校のネットワーク環境はきちんとしているのかどうかです。
というのは、全国の小中高校のうちインターネットの通信速度の推奨値を満たしている学校がたったの2割しかないという点です。
通信回線がお粗末な場合、つながらなかったり解答したつもりができていなかったりという事態が起きる可能性が出てきます。
これについては技術的な面がどうのこうというよりかは、各自治体のオサイフ事情によると考えられます。
変なところはケチらずにしっかりとおカネを使ってもらいたいものです。
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