東京・大阪・名古屋の中学受験国語専門塾
パワー読解新宿・大阪国語
今津です。
大阪・十三で書いています。
先日、四谷大塚の合不合テストのことについて書いたところ、反響が結構ありましたw
みなさん、かなり心が折れてしまったみたいです。
ワタクシはあの大問2を作問した先生は、あの難しさをわざと狙って出したんだと思ってます。
夏休み前に一度頭を打っとけ!と。
あれで勉強しないといけないと思ったお子さま、結構いたはずです。
それですんなりと勉強しはじめるお子さまは何の問題もありません。
掛け声だけで何の行動にも結びつかない子って一定数いてるはずです。
今回は、そのような「勉強しないといけないのはわかってるけど、なかなか勉強しない子」をどうすればスッと勉強してもらえるようになるのかについて、書いていきます。
1)そもそもなぜ勉強しない?
おもしろくないからです。メンドクサイからです。
ハイ、論破!
…って、それでは話になりません。
何をすればいいのかわからない場合はともかく、たいていの場合は何をすべきかがあって、それに追われている場合だったりするのではないでしょうか。
紙にすべきことを書き出すのもアリです。
でも、そんなくらいでまだ勉強しない子も結構います。
そのようなお子さまにうってつけなのは、
「すべきことを目の前に並べる」ことです。
さすがに「現物」が目の前に鎮座していると、何か思うでしょう。
しないといけないことを頭の中で整理し、さらに時間管理をしてどの課題に何分、あれは何分、というような時間管理ができない子がいます。
その課題に何分かかりそうなのか。
おおよその想像がつけば、その課題に付箋で「40分」とか書いて貼り付けておきます。
そうすると、何に何分かかるのかが明確に視覚化されます。
「見える化」をしてはじめて「コトの重大さ」に気づく子が多いですw
「宿題をしなさい!」と怒鳴るのではなく、「見える化」をしてから勉強をするよう持って行きましょう。
2)ダラダラしてしまうんですが…
集中力がないためダラダラするケースと、集中しすぎて時間配分がメチャクチャになってしまうケースがあります。
集中しすぎるケースにおいても、ほっておくとスマホの電池が急に切れるように、突然スイッチが切れて二度と復旧できなくなるお子さまがいます。
おススメは「タイマー」を利用することです。
見える化をするついでに、その勉強は何分かかるかを予測します。
そして、その予測どおりにタイマーをセットしてみましょう。
…きっとうまくいかないでしょうw
でも、トライアンドエラーです。
他の子がどうなのかではなく、あくまでお子さまにとって正しい時間は何分間なのかという視点でみてあげてください。
基本的に人間の集中力は10分程度です。
たった10分しか持たないから叱るのではなく、10分「も」持たせたのだから、褒めてあげてください。
その積み重ねでだんだん集中力が持続します。
逆に集中しすぎるお子さまの場合は「タイマーが鳴ったら休憩」を心掛けてもらうとよいです。
タイマー作戦は、お子さまがゲームや動画に熱中しているときにも役立ちます。
何分間を休憩タイムにするかをお子さまに決めさせたあと「タイマーが鳴ったら休憩終わり!」と宣言します。
タイマーが鳴ったあと、たいていはグズグズしています。でも、自分で決めたことですからそれを盾に時間を守らせてください。
3)これって意味ある?
勉強をさせようとしたとき、この勉強は意味あるのかどうかを聞くお子さまがいます。
本当に疑問に思っているときもなくもないです。
が、たいていは勉強がしたくないのでゴネているケースです。
屁理屈で切り抜けようとしていることもあります。
話せばわかるとばかり、論理的に話してあげることも悪くはありません。
が、あくまで本当に疑問に思っている場合を除き、時間のムダです。
この場合は「目先の利益」作戦に出ましょう。
お小遣いをあげるとか、そういうのではありません。
課題ができたら「褒めてあげる」ことです。
カンタンですよね。しかも0円!安い!
人は他人から認められると頑張ります。
承認欲求は誰しもあります。
褒められると承認欲求が満たされます。
いっぱい働いて、いっぱい稼いで、お金持ちになって、大きな家に住む。
こういう一連の行動も、承認欲求から来ています。
他人よりもすごい人だと認識してもらいたいという気持ちが働いているのです。
目先の利益、すなわち目先のことをできたら褒めてあげる、というのはとてもわかりやすいですよね。
これが「来年の入試で合格したら云々」とかいう話だとしたらどうでしょうか。
理屈ではその通りですが、お子さまにとって来年の話はまるで数十年後の話をされているようで、本当のところピンときません。
ぜひ目先の利益作戦でいきましょう。
※この記事をYouTube動画でも配信しています。みなさまラジオのようにお聴きになっていらっしゃいます。よろしければどうぞ。
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