400RにRZ34 NISMO用フロントスタビライザー流用 | なかしん公式ブログ

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~A型理系男子の取扱説明書~

こんばんは、なかしんです。

 

今日はフロントスタビを強化品に交換しました。

剛性、部番等を纏めましたので参考になれば幸いです。

 

フロントスタビ強化の目的は、富士スピードウェイのロール抑制です。

2か月前のブログ4代目サーキットタイヤはグリップが別世界だった件でも書きましたが、タイヤをA052に替えてからコーナリングスピードが異次元に突入し、ロール過多で、

タイヤとフェンプロが強干渉(激汗)

 

ロール抑制のため当初はZ1 MOTORSPORTのフロント強化スタビを検討していたのですが、

 

たまたま見かけたベストカー記事で、RZ34 NISMOのスタビが強化されている事を知りました。
兄弟車だから400Rに流用できる・・・かも?
と考え、イチかバチかで購入したところ、
ビンゴ!
レイアウト、同じでした!よしっ!
 
気になる剛性を速攻チェック。
パイプ径が太くなっていると共に、
板厚も厚くなっていました。
 
剛性は断面二次モーメントIという指標で比較する事ができ、外径と内径で計算できます。
 
400R純正はI=18,458
(学生時代の関数電卓が未だに現役なのが凄い)
 
RZ34 NISMO純正はI=26,967
 
剛性は1.46倍でした。
 
リヤスタビはFUGA用(=スカイラインNISMO用)流用で剛性が1.44倍になると書きましたが、この公式で算出しています。
 
400R比フロント1.46倍、リヤ1.44倍で一見丁度良いバランスのように感じますが、個人的には富士の高速コーナーのスタビリティー向上のためにはロール剛性はリヤ勝ちにしたいので、フロントの剛性UPに伴いリヤの剛性を更に高めたいところです。沼の底は深い・・・。
 
気になる部番とお値段は、
スタビライザー 54610-6GR0A 2万円くらい。

ゴムブッシュ 54613-6GR0A 2個で800円くらい。

これだけです。

 

スタビのクランプとナットは再利用可です。

 

交換作業は道具さえあれば初級レベルなので、雑ですが紹介します。リヤスタビ交換よりは邪魔なマフラーが無い分簡単です。

まずジャッキアップしウマにかけ、タイヤを外したほうが後々の作業がしやすいです。

 

エンジンアンダーカバーはここを抜けば外れます。

 

10mmソケットとクリップ外しが必要です。Bolt数が多いので電動ドライバは欲しいです。

 

ここを外せばスタビは取れますが・・・

 

スタビクランプはメガネが入らないので、14mmディープとスピンナハンドルが必要です。けっこう固いので、ロングスピンナハンドルがあると良いです。

 

スタビ両端は更に固い・・・。ネプロスの超ロングストレートメガネを使って左側は奮闘の末に外れたものの、右側は血管切れるくらい目一杯力を入れてもビクともせず。

400mmもある17×19mmの超ロングだよ!?

力みすぎてんぅ と思わず奇声が漏れ恐妻が様子見にくる始末。

と・こ・ろ・が!

インパクトで瞬殺(笑)

あっさり外れました・・・。

 

外した逆の順序で組んでいきます。

ブッシュは内側にグリスが塗ってありました。

 

スタビ本体、ブッシュの向きはこうです。

 

ち・な・み・に、

両端の板はブレーキ冷却用の導風板です。

この件は後日、改めてレポートします。

リンク先はこちら

 

車両取付を1人で作業する場合、

1.スタビ両端を仮締め、

2.スタビ中央をジャッキで保持しながら、

3.クランプを仮締め。

の順で作業すると1人でも楽にできます。

 

最後はタイヤをつけ、ジャッキを降ろし1Gで本締めですが、この作業が狭くて大変で、

本日2回目のんぅ出ました。

 

締結トルクはスタビ両端のM12は84N・m、クランプのM10は51N・mです。

最後にアンダーカバーを着けて完成!

2時間ほどの作業でしたがDIY楽しすぎます。

 

そのうちサーキット実走レビューをお届けします。

しかし今日は寒かった!

 

2025年3月8日 なかしん

 

---3月9日追記---

恐妻を乗せて買物に行ったところ、家から50mで

「乗心地悪くなってない!?」

鋭い指摘(激汗)

例えば左輪だけマンホールの凹を通過するような走行シーンで、スタビを強化すると左輪だけ単独で上下しにくくなり、車全体が左右に揺さぶられやすくなってしまいました。

操安性能 vs 快適性は永遠のジレンマです。