Ψ(さい)のつづり -8ページ目
版画は
プリンターみたいに
たくさん
同じものが
刷れるという
わけではなく
少しずつ
少しずつ
色を重ねていくから
一枚一枚が
とても
貴重なものですね
ゴッホも
集めていた
浮世絵は
漫画や
アニメが
世界を
席巻する
いまの時代の
予兆のようで
ちょっとした
架空のものや
奇想天外なものも
あって
真剣だけど
力が抜けている
けれど
抜かりない
まるで
武道の
立ち居振る舞いのような
江戸時代の
奥深い
粋を
感じさせる
芸術でした
地名が
入っているあたり
ポスターみたいで
いまもある地名だと
なんとなく
うれしい

おねこさまは
わけあって
十二支には
入れなかったけれど
かえって
自分が
うるさく
騒がれる年がなくて
よかったのかも
しれない
今日も
悠々自適
屋根でおひるね
夜は雨予報だもの
いまのうちに
くつろいでいてね
仲良しな
おねこさまはいるけれど
別行動が通常運転
さすがおねこさま
自立した
パートナーシップ
そして
誰にもこびない
けれど
ちゃんと
個体識別はしてる
大丈夫そうか
そうでないかの
見極めは
しっかりしている
だから
くつろげるのよ
実はね

わたしはきっと
いい人でも
わるい人でも
ないんだろう
だれもがきっと
いい人でも
わるい人でも
ないように
世界中を
しろと
くろに
色分けできないように
わたしたちは
清も濁も
併せ吞み
毒も薬にかえ
たくましく
生きぬいていく

静々と
舞殿で
はじまった
地方(じかた)の笛は
800年以上降り積もった
時と想いの
重みを
じわりじわりと
波紋として広げ
主役を迎える
道となる
場が
整った頃
静御前が
到着し
そのまま
舞が始まる
囚われの身で
舞うことへの
抵抗感
義経への想い
お腹の子への心配
それらを
見つめる
鎌倉殿と北条政子
ふたたび

黒い出目金は
朱い金魚と
白っぽいどぜうと
黒っぽいどぜうと
暮らし始めたころ
まだ小さくて
ごはんのたびに
縦横無尽に
泳ぎ回る
主のどぜうたちに
翻弄されていました
黒の出目金は
だんだん
色がうすくなり
完全にぬけて銀色になり
そこから
数年かけて
朱くなるとともに
ずんずん大きくなり
朱い金魚に
可能な限り
寄せてきました

昨年につづき
先月どぜうが
お隠れになってから
数週間で
出目金は
黒にカムバック
モヒカン出目金で
これからは
過ごしていく模様
七変化に
関心していると
今度は
朱い金魚が
少し
黒っぽくなってきて
これから
どぜうカラー流行のきざし


