海がみえると

 

どうして

 

こんなに

 

氣分があがるんだろう

 

海がみえると

 

どうして

 

はやあし

 

かけあしになって

 

海に近づきたくなるんだろう

 

さっさと靴を脱ぎ捨て

 

海に足をつける

 

海の水は

 

まだまだひゃっこい

 

でも

 

すぐに慣れて

 

波とたわむれる

 

波が引くときの力が

 

思ったよりも大きくて

 

海の方へ引き寄せられる

 

サーフィンや

 

ウィンドサーフィンを

 

楽しむ人たちとともに

 

ゆっくりと

 

海にかまってもらう

 

砂浜のカラスも

 

練り歩き

 

落ちていた

 

餌をみつけて

 

飛び立つ

 

子どもたちは

 

もう水着で

 

砂遊び

 

雨明けの

 

優しい海

 

 

 

 

 

一本の木から

 

神仏像を彫り出す

 

その作業は

 

神様仏様との

 

共同創造

 

その精緻さ

 

まるで目の前に

 

いらっしゃる

 

お姿に

 

圧倒される

 

どの像にも

 

魂がこもっていて

 

何百年も

 

何千年も

 

そのまま

 

輝きが

 

維持されるどころか

 

増していく

 

祈りもこめられ

 

さらに積もっていく

 

 

 

 

まだうす暗い

 

夜明けのころ

 

鳥の声で

 

目覚める

 

まだまだ

 

朝はひんやりとして

 

布団の中で

 

聴き入る

 

ウグイスの合唱と

 

カラスのモーニングコールと

 

おそらくコジュケイのうた声

 

ヒヒョヒヒヒョヒ

 

までで

 

わたしの

 

鳥の声聴き分け能力は

 

尽きる

 

あれ

 

今朝はホウホウって

 

くぐもった声が

 

きこえる氣がする

 

もしかしたら

 

フクロウ

 

ずっと会いたかった

 

フクロウ

 

でも

 

確信が持てないまま

 

耳を傾けているうちに

 

またうとうとと

 

眠ってしまう

 

夜明けが

 

だいぶ早くなったから

 

うまれた

 

贅沢な

 

時間

 

夢かうつつか

 

うつつか夢か

 

 

 

 

 

 

太陽が

 

まぶしく輝く

 

世界が

 

それだけで

 

ハッピーになる

 

洗濯物が

 

きれいに乾き

 

鳥たちも

 

うれしそうに

 

さえずる

 

リスたちも

 

木々の間を活発に

 

跳びまわり

 

わさわさと

 

枝がしなる

 

新緑が

 

色を増し

 

山全体が

 

にっこりと

 

ほほえむ

 

そんなこの時を

 

ただただ

 

あじわう

 

 

 

 

 

きみはいつも

 

不機嫌そうだね

 

でもそれは

 

不機嫌なのを隠して

 

ご機嫌なふりをしたり

 

いつも

 

いい子でいるより

 

よっぽどいい

 

自分を

 

少しでも

 

良く見せようと

 

ふるまっていたら

 

ますます

 

ご機嫌ナナメに

 

なっていくから

 

そして

 

少しでも

 

自分の

 

機嫌をとるように

 

あちこち

 

出かけていっては

 

食べてみたり

 

するけれど

 

自分との

 

付き合い方を

 

学んでいく

 

途中だから

 

それは

 

勉強代だね

 

本当はなにがしたいか

 

わからないまま

 

器用に

 

あれこれこなすより

 

暗い顔をした

 

自分と

 

とことん

 

向き合った方がいい

 

それは

 

贅沢な時間