Ψ(さい)のつづり -9ページ目
わたしたちは
日本語を
書いたり
読んだり
話したり
することができる
なんだか
当たり前のことのように
こんなにも
難しくて
奥が深くて
美しい言語を
使うことができる
たまたま
日本に
ご縁があったから
と思えるけれど
それはたまたまではなくて
わたしたちが
強く
強く
望んだから
他の言語も
素敵だし
使えたら
カッコいいけれど
まずは
ご縁の深い
自分の使うことばを
きちんとしてみよう
話していて
美しくないことばは
使わない
きいていて
耳にやさしくない
ことばは
いらない
本を読んで
馴染みのないことばにも
触れてみたり
意味を調べたり
手で丁寧に
書いてみる
手元に何もないように
思えても
こんなにも
美しい
ことばが
身近にあるのは
本当にありがたいこと
そのことばから
何かを
生み出せたら
もっとうれしい

自分の物語を
書く
自分を投影した
物語を書く
誰かにみせるとか
世界に
発信するとか
考えず
とにかく
書いてみる
いっぺんに
書けなくてもいい
それが癒しになるかもしれない
ならないかもしれない
目的あってのことではなくて
結果を求めてのことでもなくて
ただ
純粋に
書けたら
少なくとも
整理や
区切りには
なるかもしれない
いま
このときに
こんな風に
感じていたということを
のちの自分に
知らせることは
できるだろう
特殊効果や
サスペンスは
いらない
フランス映画のように
淡々と
深く深く
真っすぐに

白黒
つけようじゃないか
はっきり
くっきりとな
そうなったら
闘いモードになってしまうから
清濁併せ呑む
あなたのように
なりたいわ
だって
白黒は
はっきり
くっきりと
しているけれど
混ぜてグレーにしないで
どちらのよさも
活かしている
世界には
白も
黒も
どっちも
必要なのだから
それを
極限までの
かわいさに
昇華している
ツワモノ
そんな
あなたを見たら
誰しも
すっかり
お手上げで
にっこり笑って
降参です
そして
うれしくて
幸せな氣持ちに
なれるんです
ありがとう
それは
あなたのことです
パンダさん

秋が深まり
イチョウは色づき
どんぐりは
盛んに
実を落とす
踏まれたり
拾われたり
いろいろあるけれど
どれかは
うまく地面に入り込み
芽を出し
成長をはじめる
でも
その前に
ちょっと
ちょっかいを
出してみよう
あの人間に
それっ
がつん
おでこに
当たったのは
最初
どんぐりだと
わからないくらいの
衝撃で
びっくりするくらいの
痛みが走った
思わず地面を見ると
どんぐりころころ
そして見上げると
命中~
うふふ
上手でしょ
木が
笑っている
氣がした
やられました
でも
それは
きっと
愛の鞭ですね
第三の目を
ひらくため
ありがとうございます

天と地の間に梯子がかかる
天は限りなく美しいけれど
さらに輝きを増し
天を見上げる心を持つ者には
美しさを分け与える
刻一刻と変化していく
壮大な絵文様に
とめどなく
溢れる涙を
どうすることもできない
地は
天を映した
美しさ
のはずなのに
わたしたちが
自分たちのことしか考えず
目先のことで
手いっぱいになると
どうしようもなく
混沌で
どうしようもなく
醜い
世界になっていきそうになる
でも
そんなことになったら
天の美しさを損なってしまう
だって
天と地は
梯子でつながっているから
天は梯子を外すことだって
できるのに
愛のために
それをしないで
見守っている
この世界で
いかされている
わたしたちが
天にも地にも
感謝して
きれいにする責任が
あることに気付き
ひとりひとりが
あたりまえに
この世界に
責任をもてるように
なるかどうか
を


